侯爵令息セドリックの憂鬱な日

めちゅう

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 だけど一つだけ気になる事がある、ほんっとうに小さな事だから聞くことも少し憚られるのだけどこの際だっ聞いてしまおう。

「あ、あのリヴ?こんな事を聞くのはなんだけどどうして僕に先に教えてくれなかったの?………先に僕に言ってくれたら、……昨日あんなに泣かなかったのに…」

 少し恥ずかしくてモニョモニョ話していると心なしかリヴが嬉しそうにしている。

「ああなるほどな、セディ目元をこんなに腫らしていたのは私のせいだったんだね。だけどごめんねセディその質問は僕だけでは答えられない。」

 どうしてだろう、家同士の問題とかあるのだろうか。僕は何も知らないから話せないこともあるのだろうな。

「ただ、一つだけ言えるとしたら先にセディに伝えるのはフェアじゃないと思ったんだ。」

「フェアじゃない?」

 どういうことなんだろう。僕が険しい顔をしているのを見てふっとリヴが吹き出した。

「少し悩むかもしれないけどセディには聞かせてあげたいし、伝えさせてあげたい。今日は休むとして明日時間を設けようか、セディもそれでいいかい?」

「?え、えぇ僕は構いませんが。」

「では、侯爵家まで送らせる。また明日ねセディ。」

 詳しい説明はしてくれなかった。まぁ明日説明してくれる様だしいいかな。


 それにしてもセシリオ様はどうなるんだろうそれが少し気がかりだ。セシリオ様はいつだって僕にも優しかった兄の様に思っていたんだだからどうかセシリオ様にとって少しでも良い結果が来る事を願っている。



 家に帰ると両親と弟のカイトにとてつもなく心配された。僕自身何か怪我をしたわけではないから少し戸惑う。両親はすでに僕が婚約者に内定した事を知っていたらしい、殿下が直接伝えるからと黙っていたのだ。カイトは複雑な顔をしている、僕がいうのもなんだけどちょっとブラコン気味だったから僕が婚約者に内定した事が少し面白くないんだろう。

 あと、カイトは気付かれていないと思っているだろうけどセシリオ様をお慕いしているのだ。だから嬉しい気持ちの方が大きいだろうな。


 翌日学園に着くとすぐに昨日の部屋へ通された。




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