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「失礼致します、セドリックでございます。」
礼をして入室すると殿下と
「セディ昨日は本当に申し訳なかった。」
セシリオ様がいた。
「セシリオ様っ!、どうか謝らないでくださいませ!実際に私には危害は加えられておりませんセシリオ様のご友人方もセシリオ様を思っての行動が少し行き過ぎてしまったのでしょう、………ですので殿下。」
僕は殿下の方を向き直り言葉を続ける。
「お願いでございます、セシリオ様とそのご友人方を罪に問うのはおやめくださいませ。」
「!?セディ何を言っているんだ!」
僕の発言にセシリオ様が驚いている、そんな反応を見つつ続ける。
「セシリオ様は僕にとって兄の様な人で…いつも優しくていつも僕に寄り添ってくれていました。同じ婚約者候補でしたのに。僕にとってセシリオ様は大切な方の一人なのです、その大切な方が自身の関与していない罪に問われるのは見たくはないですしそれにご友人方がセシリオ様の為にと起こしたことで罪に問われるのは心を痛めるでしょうから。」
「セディ、しかし何もしないとなれば他に示しがつかない。ましてや今回は君がすでに私の婚約者に内定しているから次期王子妃を襲ったことになる。」
簡単にはいかないみたいだ、でもどうしてもこれは譲れない。
「そうだ、セディ君を危険な目に合わせてしまったのだそれでは私が納得できない。」
あまりこの手は使いたくなかったんだけど手段を選んでられないからな。
「で、殿下?お願いでございます。セディのわがままを叶えてはくれませんか?」
何を隠そうこの二人は僕に少しだけ甘いのだ。顎の前で両手を握り殿下を見つめる。
「っ!!セディそれは反則だっ!……分かった父と侯爵を説得してみるよ。けど、セディ完全に罪をなくすことはできないそれだけは理解して?」
「はい殿下!ありがとうございます!」
「セディ……っ」
セシリオ様が涙を流している。不謹慎だけどその姿もまた綺麗で僕もまた泣きそうになる。
セシリオ様の涙が止まると殿下が話し始めた。
「セディ、今日ここへ呼んだのは昨日のセディの質問に答えるためでもあったね。その話はセシリオから話してもらうね。」
「へ?セシリオ様からですか?」
まさかセシリオ様から答えが来るだなんて思いもしなかった僕はまたまた間抜けな声を出してしまった。
「まず、驚かないで聞いて欲しいんだが。」
そう言って少しの静寂の後にセシリオ様が息を整えて僕に伝えてくれた。
「セディ、私は幼い頃から君の事が好きだった。」
「…っ!!!!」
驚愕の告白に僕は言葉を失う。
礼をして入室すると殿下と
「セディ昨日は本当に申し訳なかった。」
セシリオ様がいた。
「セシリオ様っ!、どうか謝らないでくださいませ!実際に私には危害は加えられておりませんセシリオ様のご友人方もセシリオ様を思っての行動が少し行き過ぎてしまったのでしょう、………ですので殿下。」
僕は殿下の方を向き直り言葉を続ける。
「お願いでございます、セシリオ様とそのご友人方を罪に問うのはおやめくださいませ。」
「!?セディ何を言っているんだ!」
僕の発言にセシリオ様が驚いている、そんな反応を見つつ続ける。
「セシリオ様は僕にとって兄の様な人で…いつも優しくていつも僕に寄り添ってくれていました。同じ婚約者候補でしたのに。僕にとってセシリオ様は大切な方の一人なのです、その大切な方が自身の関与していない罪に問われるのは見たくはないですしそれにご友人方がセシリオ様の為にと起こしたことで罪に問われるのは心を痛めるでしょうから。」
「セディ、しかし何もしないとなれば他に示しがつかない。ましてや今回は君がすでに私の婚約者に内定しているから次期王子妃を襲ったことになる。」
簡単にはいかないみたいだ、でもどうしてもこれは譲れない。
「そうだ、セディ君を危険な目に合わせてしまったのだそれでは私が納得できない。」
あまりこの手は使いたくなかったんだけど手段を選んでられないからな。
「で、殿下?お願いでございます。セディのわがままを叶えてはくれませんか?」
何を隠そうこの二人は僕に少しだけ甘いのだ。顎の前で両手を握り殿下を見つめる。
「っ!!セディそれは反則だっ!……分かった父と侯爵を説得してみるよ。けど、セディ完全に罪をなくすことはできないそれだけは理解して?」
「はい殿下!ありがとうございます!」
「セディ……っ」
セシリオ様が涙を流している。不謹慎だけどその姿もまた綺麗で僕もまた泣きそうになる。
セシリオ様の涙が止まると殿下が話し始めた。
「セディ、今日ここへ呼んだのは昨日のセディの質問に答えるためでもあったね。その話はセシリオから話してもらうね。」
「へ?セシリオ様からですか?」
まさかセシリオ様から答えが来るだなんて思いもしなかった僕はまたまた間抜けな声を出してしまった。
「まず、驚かないで聞いて欲しいんだが。」
そう言って少しの静寂の後にセシリオ様が息を整えて僕に伝えてくれた。
「セディ、私は幼い頃から君の事が好きだった。」
「…っ!!!!」
驚愕の告白に僕は言葉を失う。
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