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15話 メイドとデート①
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週末の朝。
屋敷の玄関ホールで、俺は妙に落ち着かない気持ちで立っていた。
(やばい……ただのお出かけのはずなのに、完全にデート前の気分だ……)
鏡で何度もチェックした、いつもより少しきれいめな服。高校生らしいカジュアルのはずなのに、なんだか自分が別人に思えて仕方ない。
そのとき、階段を降りてくる軽やかな足音が響いた。
視線を向けると、沙耶香さんが柔らかな笑みを浮かべて現れた。
今日はいつものメイド服ではなく、淡いベージュのワンピースに薄手のカーディガンを羽織った装い。
ダークブラウンの髪は陽の光を受けて艶やかに揺れ、まとめられた耳元で小さなパールのイヤリングがきらりと光る。
シンプルなのに、ウエストのラインが自然に浮かび上がり、大人の女性らしい色気を隠しきれていなかった。
「お待たせいたしました、坊ちゃま」
その姿に、心臓が一気に跳ね上がる。
「……っ、い、いや、俺も今来たところだから」
「ふふ。どこかで聞いたことのある台詞ですね」
沙耶香さんは上品に微笑みながら、裾をつまんで軽くお辞儀をした。
その仕草すらも絵になって、余計に視線を外せない。
「では……本日は坊ちゃまがエスコートしてくださるのでしょう?」
「ま、まあ……そのつもりで」
「楽しみですね。こうして私服でご一緒するのは、本当に初めてですから」
落ち着いた声で告げる沙耶香さん。
けれど、上品さの奥に隠された大人の色香が、俺をひどく緊張させた。
(……やばい。今日、平常心でいられる気がしない……!)
玄関を出ると、都会行きの車が用意されていた。
俺がドアを開けて「どうぞ」と促すと、沙耶香さんは小さく微笑んで乗り込む。
「まぁ……すっかり紳士ですね。やはり、私の教育の賜物でしょうか」
「……っ!」
また軽くからかわれ、俺は耳まで真っ赤になるしかなかった。
こうして俺と沙耶香さんの「都会デート」は、まだ始まったばかりだった。
車に揺られて小一時間。俺と沙耶香さんは、都会の中心部にある大きな博物館へとやってきた。
荘厳な石造りの建物は、まるで時代そのものが姿を変えて立っているかのようで、普段の生活とはまるで別世界に見えた。
「まぁ……とても立派な博物館ですね」
沙耶香さんは感嘆の声を漏らし、ダークブラウンの髪が風に揺れる。
淡いベージュのワンピースが陽光を受けて映え、都会の風景の中でひときわ上品に見えた。
「さ、さあ行きましょう。チケットはもう予約してありますから」
「まぁ……準備が良いのですね、坊ちゃま」
「そ、それくらい当然ですよ!」
少し胸を張って言うと、沙耶香さんは上品に微笑んだ。
館内に足を踏み入れると、ひんやりとした空気と古い展示物の匂いが漂ってきて、自然と背筋が伸びる。
「健斗坊ちゃま。今日はどの展示を見たいのですか?」
「えっと……刀剣の展示がありますよね。あれ、ちょっと見てみたいです」
「まぁ……健斗坊ちゃまは武士の文化にもご興味があるのですね」
「興味っていうか……かっこいいじゃないですか、刀って」
そう言って歩き出すと、沙耶香さんが俺の腕に軽く触れてくる。
一瞬で体が固まり、心臓が跳ねた。
(やばい……! こんなの完全にデートだろ……!)
展示室に入ると、磨かれた刀剣がガラスケースに収められ、スポットライトに照らされていた。
白く輝く刃が静かに並ぶ光景に、思わず息を呑む。
「ご覧ください、この刃文。……昔の職人が鍛え上げたものだそうですよ」
「え、沙耶香さん、詳しいんですか?」
「ええ。少しだけ調べてまいりました。……せっかくの坊ちゃまとのお出かけですもの、予習を怠るわけにはいきませんから」
得意げに微笑む沙耶香さん。その横顔は展示よりも眩しくて、俺の目を奪った。
(……やばい。博物館に来たのに、俺が見てるのは沙耶香さんばっかりだ……)
展示室の奥には「体験コーナー」と書かれた一角があった。
そこにはレプリカの刀や短刀が並べられていて、実際に手に取ることができるようになっていた。
「まぁ……こんな風に体験できるのですね。坊ちゃ..健斗さん、せっかくですから試してみては?」
「お、おう……」
坊ちゃまではなく健斗さんといいなおした沙耶香さんにドキドキしてしまった。
俺は恐る恐る短刀を手に取り、その重みを確かめた。見た目よりずっしりしていて、思わず「おお……」と声が漏れる。
「すごいですね、本物みたいだ……」
隣で見ていた沙耶香さんも、興味深そうに一本の短刀を取った。
だが――持ち方が少し危なっかしい。
両手で抱えるように胸元に当てて、まるで胸の谷間に挟むような形になっていた。
「ほら、こうすると安定しますね……」
「っ……!」
思わず視線が釘付けになった。
淡いベージュのワンピース越しに、豊かな膨らみの間で銀色の短刀がきらりと光っている。
まるで刀そのものより、その仕草が艶やかに見えてしまう。
(や、やばい……! 無自覚にえっちすぎる……!)
俺が赤面して固まっていると、沙耶香さんが小首を傾げた。
「どうかなさいましたか、健斗さん? ……あら、顔が赤いですよ?」
「な、なんでもないです!」
慌てて目を逸らすが、視界に焼き付いた光景はなかなか消えてくれなかった。
屋敷の玄関ホールで、俺は妙に落ち着かない気持ちで立っていた。
(やばい……ただのお出かけのはずなのに、完全にデート前の気分だ……)
鏡で何度もチェックした、いつもより少しきれいめな服。高校生らしいカジュアルのはずなのに、なんだか自分が別人に思えて仕方ない。
そのとき、階段を降りてくる軽やかな足音が響いた。
視線を向けると、沙耶香さんが柔らかな笑みを浮かべて現れた。
今日はいつものメイド服ではなく、淡いベージュのワンピースに薄手のカーディガンを羽織った装い。
ダークブラウンの髪は陽の光を受けて艶やかに揺れ、まとめられた耳元で小さなパールのイヤリングがきらりと光る。
シンプルなのに、ウエストのラインが自然に浮かび上がり、大人の女性らしい色気を隠しきれていなかった。
「お待たせいたしました、坊ちゃま」
その姿に、心臓が一気に跳ね上がる。
「……っ、い、いや、俺も今来たところだから」
「ふふ。どこかで聞いたことのある台詞ですね」
沙耶香さんは上品に微笑みながら、裾をつまんで軽くお辞儀をした。
その仕草すらも絵になって、余計に視線を外せない。
「では……本日は坊ちゃまがエスコートしてくださるのでしょう?」
「ま、まあ……そのつもりで」
「楽しみですね。こうして私服でご一緒するのは、本当に初めてですから」
落ち着いた声で告げる沙耶香さん。
けれど、上品さの奥に隠された大人の色香が、俺をひどく緊張させた。
(……やばい。今日、平常心でいられる気がしない……!)
玄関を出ると、都会行きの車が用意されていた。
俺がドアを開けて「どうぞ」と促すと、沙耶香さんは小さく微笑んで乗り込む。
「まぁ……すっかり紳士ですね。やはり、私の教育の賜物でしょうか」
「……っ!」
また軽くからかわれ、俺は耳まで真っ赤になるしかなかった。
こうして俺と沙耶香さんの「都会デート」は、まだ始まったばかりだった。
車に揺られて小一時間。俺と沙耶香さんは、都会の中心部にある大きな博物館へとやってきた。
荘厳な石造りの建物は、まるで時代そのものが姿を変えて立っているかのようで、普段の生活とはまるで別世界に見えた。
「まぁ……とても立派な博物館ですね」
沙耶香さんは感嘆の声を漏らし、ダークブラウンの髪が風に揺れる。
淡いベージュのワンピースが陽光を受けて映え、都会の風景の中でひときわ上品に見えた。
「さ、さあ行きましょう。チケットはもう予約してありますから」
「まぁ……準備が良いのですね、坊ちゃま」
「そ、それくらい当然ですよ!」
少し胸を張って言うと、沙耶香さんは上品に微笑んだ。
館内に足を踏み入れると、ひんやりとした空気と古い展示物の匂いが漂ってきて、自然と背筋が伸びる。
「健斗坊ちゃま。今日はどの展示を見たいのですか?」
「えっと……刀剣の展示がありますよね。あれ、ちょっと見てみたいです」
「まぁ……健斗坊ちゃまは武士の文化にもご興味があるのですね」
「興味っていうか……かっこいいじゃないですか、刀って」
そう言って歩き出すと、沙耶香さんが俺の腕に軽く触れてくる。
一瞬で体が固まり、心臓が跳ねた。
(やばい……! こんなの完全にデートだろ……!)
展示室に入ると、磨かれた刀剣がガラスケースに収められ、スポットライトに照らされていた。
白く輝く刃が静かに並ぶ光景に、思わず息を呑む。
「ご覧ください、この刃文。……昔の職人が鍛え上げたものだそうですよ」
「え、沙耶香さん、詳しいんですか?」
「ええ。少しだけ調べてまいりました。……せっかくの坊ちゃまとのお出かけですもの、予習を怠るわけにはいきませんから」
得意げに微笑む沙耶香さん。その横顔は展示よりも眩しくて、俺の目を奪った。
(……やばい。博物館に来たのに、俺が見てるのは沙耶香さんばっかりだ……)
展示室の奥には「体験コーナー」と書かれた一角があった。
そこにはレプリカの刀や短刀が並べられていて、実際に手に取ることができるようになっていた。
「まぁ……こんな風に体験できるのですね。坊ちゃ..健斗さん、せっかくですから試してみては?」
「お、おう……」
坊ちゃまではなく健斗さんといいなおした沙耶香さんにドキドキしてしまった。
俺は恐る恐る短刀を手に取り、その重みを確かめた。見た目よりずっしりしていて、思わず「おお……」と声が漏れる。
「すごいですね、本物みたいだ……」
隣で見ていた沙耶香さんも、興味深そうに一本の短刀を取った。
だが――持ち方が少し危なっかしい。
両手で抱えるように胸元に当てて、まるで胸の谷間に挟むような形になっていた。
「ほら、こうすると安定しますね……」
「っ……!」
思わず視線が釘付けになった。
淡いベージュのワンピース越しに、豊かな膨らみの間で銀色の短刀がきらりと光っている。
まるで刀そのものより、その仕草が艶やかに見えてしまう。
(や、やばい……! 無自覚にえっちすぎる……!)
俺が赤面して固まっていると、沙耶香さんが小首を傾げた。
「どうかなさいましたか、健斗さん? ……あら、顔が赤いですよ?」
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