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ヤミイ

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 水浸しの僕と先生の裸身を、塁がバスタオルで拭いてくれた。
 その間にも、ジュリは助清と佐平に命令して、次の準備をしているようだ。
「あなたは逝かなかったのね」
 僕の股間を拭きながら、塁が耳元でささやいてきた。
「びっくりするほどの耐久力ね。あなたが遅漏なのかしら、それとも、彼が早漏なのかしら」
 胎児のように躰を丸めて横たわる先生のほうをちらりと見て、かすかに鼻を鳴らす。
 そうなのだ。
 体格的にはずっと恵まれているのに、僕より先生のほうが漏らすのが早い。
 それも、この合宿に来て、初めて知ったことだった。
 とにかく、僕はこの三日間で、ずいぶん大人になった気がする。
 少なくとも、真正マゾヒストの先生を調教できるくらいには、性に関する知識もテクも豊富になっている。
「準備ができたようね」
 うっとりした表情で、勃起したままの僕のペニスを弄っていた塁が、ふと顔を上げて言った。
 見ると、部屋の真ん中に、いつのまに膨らませたのか、大きなゴムボールが置いてある。
 直径は、さっきのあの水車と同じくらい。
 つまり、これは…。
 助清が先生を抱え上げ、転がらないようにボールを支えている佐平のもとへと連れていく。
 そして、ボールの上に先生を仰向けに寝かせると、助清が両腕、佐平が両足を引っ張って、先生の躰を局面に沿って反り返らせ、一周回るくらいにまでぐっと引き伸ばした。
 そうしておいて、先生の右手首と右足首、左手首と左足首を結束バンドでつなぐ。
 要は、水車の時と同じ要領だ。
 だが、よく見ると、こっちのほうが更にエロい。
 ボールには幅があるので、先生は自然、大の字に近い格好で磔にされている。
 だから、両脚が大きく左右に開いて、よけいに股間がモロ出し状態になってしまっているのだ。
「や、やめろ…」
 意識を取り戻したらしく、薄眼を開いて、先生が抗議した。
 さすがに憔悴したのか、痛々しく頬がこけている。
 が、その分、凄絶なまでの悲壮感が漂い、先生の顔を更に美しく見せていた。
「転がして」
 くびれた腰に手を当て、砲弾型の乳房を突き出して、その様子を監督していたジュリが命じた。
 佐平がボールを離し、助清が蹴る。
 先生の躰が頭を下にして回転し、萎えたペニスが股間で跳ねた。
 半回転したところで、床のすき間にペニスが入り込み、そのフランクフルト状の肉棒がが扁平に潰れると、
「ああ!」
 かすれた先生の悲鳴が聞こえてきた。
 その状態のまま、助清と佐平が向かい合ってボールを抱え、下敷きになった先生の下半身をぐりぐり床に押しつける。
「ああ! ああ! だめえ!」
 先生の叫びは止まらない。
 次第に息が荒くなっていきー。
「そ、そんなこと、されたら、ああ、ま、また、勃っちゃうぅ!」
 最後は大声で淫語をわめく始末だった。

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