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ヤミイ

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「見ててあげるから、好きなようにしなさい。助清たちの手を借りたければ、いつでも言って」
「ありがとうございます」
 ジュリに促され、僕はマットレスの上に這い上った。
 中央に仰臥する先生のそばまで行くとその場に跪き、開いた股の間を覗き込んだ。
 ふわっと、先生の体温が匂った。
 ボディソープの香りの中に、発情したオス特有の、鰹出汁に似た先走り汁の匂いがかすかに混じっている。
 30センチ近い長さでそそり立つ筋肉の棒の裏側が見え、そのつけ根にまん丸に膨らんだ睾丸があった。
 頼もしいことに、先生の睾丸はすでに新たな精子の生産を終えたらしく、表面の皺が伸びてゴルフボール大のサイズになっている。
 触れてみると、真ん中で二つに分かれた袋の中に、アーモンド形の精巣が収まっているのが触感でわかった。
 睾丸の下には無毛でつるすべの会陰部が続き、その奥に菊の花のような肛門が息づいている。
 先生の肛門は周囲の括約筋をひくひく蠢かせ、あたかも独自に呼吸しているかのようだ。
 ああ…。
 なんていやらしい穴なんだろうー。
 そのあからさまな誘いに、僕はすぐにでも舌を差し込み、中を思いっきりぐちゃぐちゃに掻き回したくなった。
 ゆるんだ肛門の穴からは半透明の袋状のものの一部が覗いているが、これが脱肛した直腸に違いない。
 膝頭に両手をかけ、更に足を押し開く。
 筋肉の割れた滑らかな下腹と、流線形のへそのくぼみが現れた。
 無駄な贅肉の一切ない美しい肉体に、僕は一瞬、見とれてしまう。
 着痩せするたちなのか、心持ち逆三角形を形づくる上半身は、意外に胸が厚く、ずるいくらいにたくましい。
 そしてその胸板の二か所に咲いた大きめの乳輪と、ソラマメ大に勃起したピンク色の乳首。
 男にしては大きすぎるその部分は、まるで早く嬲ってくれといわんばかりにひそかに息づいている。
 無意識の変態性欲がそうさせるのか、何も命令していないのに先生は両手を頭上に伸ばし、無毛の腋の下を曝け出している。
 その姿勢で全身を少しくねらせたまま寝そべるその姿は、愛撫を待つ褥の上の新婚の新妻のようだ。
「僕を試そうとでも?」
 先生の下半身を、上半身の上に折り畳むように折り曲げながら、太腿の間に覗く美しい顔に向かって僕は訊いた。
 先生は答えない。
 熱に浮かされたようなまなざしで、じっと僕を見上げているだけだ。
 僕はガチガチに勃起させたペニスの先を、先生の肛門にそっと押し当ててみた。
 案の定、そこはねっとりと湿り、火傷するほどの熱を放っていた。
 その刹那。
 -来てー
 先生の唇がそう動いた気がして、僕は全身がカーっと熱くなるのを感じないではいられなかった。
 

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