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ヤミイ

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 ソファとテーブルの間にはまり込むように倒れ、僕は近づく母を見た。
 小柄な僕と違い、母は身長170センチを超える立派な体格をしている。
 僕より上背は10センチ以上高いし、体重も10キロは多いに違いない。
 その母が、今、下着姿になって僕のほうに迫ってくる。
 母は、その豊満な躰に、いつもと違い、妙に煽情的な下着をつけていた。
 砲弾のように飛び出た双丘の下半分だけを辛うじて覆う半透明のブラジャー。
 両サイドが紐になった、前がレースのTバックパンティ。
 色は両方とも薄紫色で、いわゆる”勝負下着”といった雰囲気である。
 その勝負下着をひと目見て、僕は、これは計画的だったのだ、と悟らざるをえなかった。
 合宿を目前にしたきょう、母は僕を骨抜きにしようと待ちかまえていたのである。
 何にも気づいていないふりをして、土壇場で僕を嵌めるために・・・。
 困ったことになった、と思う。
 このままでは、先生に会う前に、僕は精力を母に根こそぎ奪われてしまうことになる。
 現に、短い時間に僕はすでに二度、射精させられてしまっている。
 僕のオナニーの嗜好までをも知り尽くした母は、かなりの強敵といえそうだった。
「どう・・・? この下着?」
 母がしなをつくって僕に訊く。
「恥ずかしかったけど、あなたのためを思って、思い切って買ってみたの」
 もうすぐアラフォーの母の肉体は、あちこちにぜい肉がつき、グラビアアイドルなどとはく比べぶべくもない。
 けれど、乳房は熟れた果実のように大きく、腰にはかろうじてくびれが刻まれ、ヒップの形も悪くなかった。
 母が身体を動かすたびに、小さな布切れに支えられた乳房がゆさゆさ揺れる。
 強烈な女の匂いが、ほとんど物質と化して母のほうから色濃く吹きつけてくる。
 半裸の母はおそろしくセクシーな熟女であり、小柄な僕にとっては抵抗し難いアマゾネスだった。
「す、素敵だよ。よ、よく、似合ってる」
 僕は母から逃げようと、床を這った。が、二度の射精で足に力が入らない。
「逃げなくていいのよ。18歳なら、あなたももう、十分大人でしょ」
 母が僕の目の前に立った。
 なぜか両手に、紐状に撚ったパンティストッキングを握っている。
「ど、どうする気?」
 青ざめた僕に、薄く笑って母が命じた。
「そのままうつ伏せになりなさい。これで身動きできないように、しっかり緊縛してあげるから」

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