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ヤミイ

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 ふたりの男は双子のように似通った体格をしている。
 しかも首から上にはプロレスラーのようなマスクをかぶっているのだ。
 マスクの額の部分には、漢字が一文字ずつ刺繍されている。
 ひとりが「助」。もうひとりが「平」。
「助清と佐平だ。合わせて助平。むろん、リングネームみたいなものだが、面白いだろう?」
 先生が愉快そうに笑う。
 だが、僕には面白がっている心の余裕はない。
 ふたりの股間からそそり立つ凶器のような巨大ペニス。
 そして、ふたりがその手に握る電動マッサージ器から目が離せない。
 助清のほうが僕の背後に立つと、肩に手を置き、軽々と僕を立ち上がらせた。
 股の下から手を入れて来たかと思うと、僕のペニスを握り締め、尻の間から後ろに180度折り曲げた。
「あぐう・・・。くうっ」
 突然の乱暴な扱いに、倒錯的な快感が背筋を走る。
「歩け」
 と言うように、助清が握った僕のペニスを取っ手代わりに押し出して、僕を前へと歩かせた。
「本番行為以外は、なんでも許可する。初心者だし、まだ子供だから、本格的なアナル掘りにはまだ耐えられないだろうからな。だからきょうのところは、それ以外のゲイプレイの基本を、ひと通り教えてやってくれ」
 僕を連れて歩き出した助清に向かって、先生が言う。
 連れ出されたのは、アスレチックジムの一角だった。
 先に着いていた佐平が、助清から電動マッサージ器を受け取った。
 空手になった助清が、逞しい二本の腕で僕を羽交い絞めにする。
 尻のあたりに彼の凶悪な肉棒がぐりぐりと押しつけられる。
 佐平は両手に一本ずつ電動マッサージ器をかまえている。
 スイッチを入れると先端のウレタンゴムの部分が振動する、家庭でよく見かけるアレである。
 すでに二本ともコードを壁のコンセントにセット済みのようだ。
「まずは乳首から。この子は乳首責めだけで射精できるぐらい、乳首が敏感なのでね」
 いつのまにか佐平の背後に来ていた先生が指示を出した。
「乳首責めで、チンポをカチコチに勃起させてから、いよいよ兜合わせといこうか」

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