R指定

ヤミイ

文字の大きさ
97 / 855

89

しおりを挟む
 佐平がグローブのような右手を開くと、ぼろんと二本のペニスがまろび出た。
 よほど兜合わせがよかったのだろう、射精したばかりだというのに、ペニスは二本ともまだ勃起したままだ。
 ふたり分の精液が二本の竿をだらだらと伝い降りる。
 ところどころにゼリー状の固形物を含んだ多量の精液は、生卵の卵白にそっくりの様相を呈している。
 ほとんどダメージを感じさせない佐平に比して、先生はかなり脱力してしまった印象だ。
 これで終わりだろうか。
 股間の勃起ペニスを揺らし、よろめく先生を見て、僕は少し残念に思った。
 正直、もっと見ていたかった。
 先生が、プロレスラーのようなふたりの全裸マッチョに、幼女のように翻弄されるさまを・・・。
「まだやりますか」
 自分のペニスに付着した精液を素手で拭いながら、僕の心を読んだかのように、佐平が先生にたずねた。
「ああ、やってくれ」
 息を切らしながら、先生がうなずいた。
「でも、そろそろ心臓が限界に・・・」
「ニトロを舐めれば、まだ大丈夫だ」
「なぜそこまでして・・・」
 佐平が問い詰めると、先生が赤く血走った眼を僕に向けた。
「その子に見せてやりたいんだよ。この世界が、いかに官能に満ちているかってことを」
「・・・なるほど」
 しばらくしてうなずくと、佐平が先生をバックから貫いている助清に言った。
「聞いたな。助清。続けてくれ」
「ああ」
 今度は助清がうなずく番だった。
「任せな」
 先生のアナルを貫いたまま、二人三脚みたいな恰好で、助清が歩き出す。
 ベッドにたどり着くと、自分がまずシーツの上に仰臥して、次に仰向けにした先生を羽交い絞めするように抱き上げた。
「ああ・・・お、奥まで・・・入ってくる・・・」
 先生が裏返った声でうめく。
 アナルにペニスを挿入したまま、スレンダーな先生の裸身を、ベッドに寝そべった助清が下から抱きしめているのだ。
 腰を突き上げた先生の股間では、精液まみれのペニスがまた完全に勢いを取り戻している。
 その後の信じられない展開に、僕は目を見張った。
 なんだって・・・?
 まだ、やるの?
 しかも、そこまで・・・。
 興奮で射精しそうになる。
 すごい。
 こんな体位が、まだあったなんて・・・。
 できれば僕も・・・。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...