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ヤミイ

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「感じちゃ、だめっ!」
 気がつくと、僕はそう叫んでいた。
 前のめりになって女たちの輪に中に割って入ろうとしたところを、強い力で引き戻された。
 見ると、あのキリンみたいに背の高い女が、僕を羽交い絞めにしている。
「大人しくここで見ていなさい」
 ”キリン”が僕の耳元でささやいた。
「あなたの恋人が、凌辱されて快楽のあまりすすり泣くさまを」
 ひどく芝居がかった言い方だったけど、その言葉は僕の心をえくるのに十分な力を持っていた。
 地下街の隅で、見知らぬ女の集団に”ちんぐり返し”の恰好で押さえ込まれ、あちこちを愛撫され尽くしたあげく、すすり泣きながら射精してしまう先生・・・。
 そんなの、佐平と助清に弄ばれた時以上にいやらしい・・・。
「や、やめて・・・」
 手を伸ばす僕を、”厚化粧”が振り向いた。
 彼女の右手には、先生の勃起ペニスがしっかりと握られている。
 アナル責めに転じた”女教師”から譲り受けたのだ。
「悪く思わないでね。もともと、先に仕掛けてきたのはあなたたちのほうでしょ。あたしもさ、仲間たちがこう発情しちゃうと、もう後には引けないんだよ。みんな新年を迎えると成人式でさ、処女捨てたくてうずうずしてるとこだったの」
「あああ…」
 先生がうめき声を上げ、お尻をくねくねうごめかせる。
 肛門から出たり入ったりする”女教師”の人差し指は、もうびしょ濡れだ。
「出したくなったら正直に言いなさい」
 ”女教師”が、先生に言い聞かせている。
「みんな、オトコが逝く時の顔、見たがってるから」
 


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