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ヤミイ

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「ま、待って」
 僕は手を止めた。
「またひとりで逝かないで・・・。そんなにいいなら、僕も一緒に・・・」
 先生が眼を開き、潤んだ瞳を僕に向けた。
「そうか・・・そうだな」
 つぶやいて、ベッドサイドのテーブルを見る。
「助清も言ってたでしょ? ガーゼなら、その、もう一枚あるって」
「いいだろう」
 先生が手を伸ばし、洗面器から濡れたガーゼをすくい上げた。
 が、すぐに洗面器に戻すと、命令口調で僕に言った。
「そこに座って、股を開け」
 僕は言われるまま、ベッドによじ登り、先生の前にお尻を落ちつけた。
 胡坐をかくように脚を開くと、股間から勃起肉槌が跳ね上がった。
「相変わらず、元気だな。ジュリから聞いたぞ。きのうは結局、尿瓶一杯分、射精したんだろう?」
 僕の節くれだった肉竿を眺めて、先生が苦笑する。
「先生だって・・・。きのうのあれ、とても見ちゃいられなかった・・・」
 僕は顔を赤らめ、言い返した。
 女たちに蹂躙されて悦ぶ先生を目の当たりにした時の、胸をかきむしるような嫉妬心がよみがえる。
「お互いさま、というわけか。まあ、でも、きょうはふたり水入らずだ」
 先生がシーツの上をお尻で移動して、僕の両脚の間に下半身を入れてきた。
 足を交差させ、性器同士を限りなく近づける。
「あ」
 痺れるような快感を覚え、僕は思わず声を上げた。
 僕の勃起ペニスの裏側に、先生の勃起ペニスの裏側が触れたのだ。
「これが、したくてたまらなかったんだ」
 先生が、二本のペニスを片手で一緒くたに握りしめると、うっとりとした口調でひとりごちた。
「はうっ」
 僕は喘いだ。
 気持ち、いい・・・。
 先生の肉棒はゾクゾクするほど硬く、そして熱かった。
「それに、こうすれば、ガーゼは二枚も要らないだろう?」
 
 



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