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ヤミイ

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 ぐちゅう。
 いやらしい音とともに、右手に熱い液体が降りかかった。
 僕は二本の男根から手を放し、濡れそぼった手を口元まで持ち上げた。
 長い舌を出して、したたる精液をぞろりとすくい取る。
 ほろ苦い風味と、かすかな甘さが口の中に広がった。
 鼻孔を刺激するあの青臭い匂いに、僕はまたぞろ激しく欲情する。
 僕が陰茎を解放したため、先生はずるずるずり下がり、床にお尻をつけて股を開き、僕を見上げている。
 ハアハアハアハア・・・。
 しきりに喘ぎながら僕に向けてくるその目は、まるで虐待される小動物のそれだ。
 突然、言い知れぬ衝動が沸き起こり、僕はケダモノのように先生の上にのしかかった。
 両脚を開かせ、まだ射精していないカチコチの僕の勃起肉刀で、萎えかけた先生の男根を打ち据える。
 右に左に薙ぎ払い、亀頭の先に僕の包皮でガードされた未熟亀頭を突き立てる。
 包皮でできた”噴火口”に先生の亀頭ずっぽりはめ込んで、内部で鈴口同士を密着させ、腰を振ってぐりぐりぐりぐりこじってやった。
「ああん、ああんっ」
 股の間に僕の下半身を受け容れ、腰を振りたくって仔猫のように先生が鳴く。
 その時になって、僕は、書架の入口辺りがざわめき始めていることに気づいた。
 人が集まってきている。
 さっきの女性が、係員を呼んだのだろうか。
 そろそろ、場所を変える時かもしれない。
 僕は先生の裸身をコートで隠すと、腋の下に両手を入れて、そのぐったりした身体をゆっくりと持ち上げた。

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