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ヤミイ

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 育ちの良さそうな柚葉の扱きは、もどかしいくらいに緩かった。
 でも、激しい刺激に晒され過ぎた僕の仮性包茎の性器には、今はその程度がちょうどいい。
 おかげで先生の躰を思う存分弄れるからだ。
 先生は腰だけを机に乗せて、万歳するような姿勢で、躰を反らしている。
 両腕と頭が左側に下がり、太腿から先が右側の空きスペースに垂れ下がる格好だ。
 だから机の下から両手を伸ばすと、左手で乳首を、右手で下半身を虐めることができるのだ。
 指で乳首をつまみ、紙でこよりを作るようによじってやる。
 先生の乳首は弄るとすぐにトキトキに尖り、先が丸く膨らんでくる。
 その丸い乳頭に爪を立てながらぐりぐり回すと、
「はふっ」
 先生が鼻息を荒くして、割れた亀頭の先からカルピスを新たなカルピスを滲ませた。
 その間も、僕の右手は先生の陰嚢を揉み、中の精嚢をこね回す。
 一説によると、このコリコリした精嚢の内部では休みなく精液がつくられており、完全に空になることはまずないのだという。
 ただ、満タンになるには常人の場合、三日ほどかかるとのことだった。
 けれど、僕や先生は、現在、非日常の世界に生きている。
 三食ごとに精のつく料理を食べさせられ、精力剤を飲み、性感帯には媚薬ローションを塗り込まれているのだ。
 しかも、ふたりそろって大の好き者、性のことが第一優先の、アブノーマル同士ときている。
 精嚢に精液が満タンになるのに、1、2時間しかかからないに違いない。
 陰嚢を揉みながら、人差し指をずぶずぶ肛門に押し込んでいく。
 肛門汁でぬるぬるの先生の肛門は、欲情した女性のヴァギナさながらの柔らかさだ。
 人差指をぐちゅぐちゅぐちゅとつけ根まで突き刺すと、指の腹が振動するローターに触れた。
 それを更に強く奥へとぎゅうぎゅう押し込んでやる。
「あ、あ、あ、ああ、あああ、あああああっ」
 小刻みに震え出す先生。
 くちゅ。
 ゆるんだ穴から肛門汁がほとばしる。
 前立腺にローターがめり込み、造精機能を活性化させたに違いない。
「手がだるくなってきました」
 柚葉が弱音を吐いたのは、その時だった。
 僕の極太肉棒をしごき疲れたというわけだ。
「じゃあ、先生のを頼みます。両手ではさんで、枯れ木で火を起こす時の要領で、左右にこじるんです」
「こうですか?」
 身を乗り出し、柚葉が先生の肉柱を両側から手のひらではさみこむ、
「右、左、右、左、という具合に、皮を剥くような感じで、根元に向けて押さえ込むような感じでやってみて」
「はい」
 真剣な表情で、先生に手淫をする柚葉。
 まるで手術のサポートでもしているかのように、真摯なまなざしを先生の恥ずかしい亀頭に据えている。
「いい感じです。じゃ、そのリズムに、僕も合わせます」
 うなずいて、僕は左右の指の動きを加速させた。
 乳首をつねり、陰嚢を揉み、肛門を貫く。
「つっ!」
 先生が腰を突き上げた。
「あああ、ああああ、あああああ、あああああああんっ」
 ブリッジをするように、腰を高く突き出したまま、悩ましげに喘ぎ出す。
「で、出る・・・出る・・・出ちゃうぅ・・・ああんっ、くっ、あ、も、もう、だ、だめ、だめえっ! で、でりゅっ」
 次の瞬間ー。
 ちゅぱっ。
 噴水のように噴き上がった白濁液が、生真面目そのものの柚葉の顔に、驟雨のように降りかかった。
 

 

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