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ヤミイ

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「行きます」
 小声で柚葉が言った。
 勃起した乳頭のくぼみに爪が食い込み、僕はあっと声を上げた。
 その一瞬の遅れに、すかさず先生が攻撃をしかけてきた。
 シコシコシコ。
 すごい勢いで、僕の勃起シシカバブを扱いてきた。 
 包皮が上下し、カウパー腺液でクチュクチュクチュ音を出す。
 カテーテルが尿道を姦通しているせいで、陰茎はあり得ないほどトキントキンに尖ってしまっている。
 青バナナのように勢いよく反り返ることも許されず、ただ定規のようにまっすぐに勃起しているのだ。
 その筋肉で覆われた長い肉の取っ手を、先生が扱きまくる。
「あ、あ、だ、だめ」
 僕は先生の陰茎を握ったまま、お尻を思わず浮かせてしまう。
 カテーテル手淫の場合、快感が外と中とで倍になる。
 ペニス自体を扱かれるいつもの気持ち良さに、尿道の内側をチューブでこすられる快感が加わるのだ。
 尿道の根元は前立腺に包まれている。
 だから、尿道を刺激されるということは、前立腺を刺激されることにもなるというわけだ。
 しかも、僕は、先生同様、直腸の奥にアナルローターを埋め込んでいる。
 つまり僕の前立腺は、ローターとカテーテルの両方に挟まれて、激しい愛撫を受けているということになるー。
「あう、はっ、ぐふっ、きゅんっ」
 机をガタガタ揺らして悶える僕。
 ああ、気持ちよすぎて、じっとしていられない。
 ぴょこぴょこ顔を出すモグラたたきのもぐらみたいな亀頭の真ん中に刺さった透明チューブ。
 そのチューブの中に、早くも白濁した液体が溢れてきた。
「負けてますよ」
 恍惚とした表情の僕を見て、柚葉が言う。
「一方的にやられるばかりで、いいんですか?」
「い、いや、よくない」
 僕は身を起こした。
 右手に力を込め、先生のコックを握り直す。
 雁首の真下の窪みを潰れんばかりに握ってやり、親指と人差し指以外の三本の指で亀頭を撫で回す。
 撫で回しながら力いっぱい上下に扱きにかかる。
「あふ」
 先生の握力が緩んだ。
 僕は空いたほうの手を伸ばすと、先生の鈴口から突き出たカテーテルをつかんだ。
 こうなったら、荒療治だ。
「逝っちゃえ」
 吐き捨てるように言って、僕は右手で勃起ペニスを扱きながら、左手でチューブを入れたり出したりし始めた。
「ぎゅあ」
 先生がのけぞった。
 平らな下腹がびくびく波打ち、ギリシャ彫刻みたいに六つに割れた腹筋が、その下から克明に浮かび上がってきた。
  

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