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両手首を縛られ、天井のレールから吊された先生は、まるで中世の殉教者のようだ。
違うのは、両脚を開いたまま、それぞれロープでベッドの脚に繋がれていることだ。
照明に輝く、汗とローションにまみれたヌルヌルの躰。
男としての絶頂期を迎えた、完璧な肉体があまりにも無防備に、僕らの目の前に晒されている。
どこからでも触ってください。
そんな淫らな感じがたまらない。
塁が、跪いた。
そうして無言で屹立する先生の幹に手を添える。
「こっちに来て」
塁が僕を手招きした。
近寄ると、
「少年、彼のペニスにあなたのペニスを添わせて」
そう言って、片手を伸ばしてきた。
「兜合わせ? 手伝ってくれるの?」
「そう。初めて見た時、兜合わせって、すごくいやらしいって実感したの。間近でじっくり堪能したいのよ」
「いいけど」
僕は向かい合わせに立ち、先生の勃起ペニスの横に、互い違いにおのれの勃起ペニスをくっつけた。
「いい勝負ね。あなた、まだ未成年のくせに、ここだけ大人すぎる」
二本のペニスを束にして、両手で捏ね始めながら、感じ入ったように塁が言う。
その間にジュリは先生の背後に回り、尻肉を両手で広げて斜め下からペニスを肛門に突き立てようとしている。
先生はそんな僕らにされるがままで、何かを味わうように目を閉じ、時折かすかに首を振るばかりだ。
「さあ、おいらはどうするかな? そうだ。ジュリ、おまえのおまんこでも、ちょっくら貸してもらおうか」
下品な笑いを口もとに浮かべ、先生にまとわりついた僕らを眺めながら、アキラが言った。
と、ジュリの眼が光った。
先生の肛門にぐさりと槍型ペニスを突っこんで距離を縮めると、その脇から首を突き出して僕に囁きかけてきた。
「ふたりとも、ちょっと手伝って」
「ん?」
「え?」
ペニス同士が擦れ合う快感に恍惚となりかけていた僕は、その切羽詰まった口調にはっと気を取り直した。
「あのうざい男を、葬るのよ」
横目でジュリがアキラを睨む。
「あくまで兄貴はあたしたちのもの。なんとかして、取り返さなきゃ」
「ああ」
僕はうなずいた。
アキラにほしいままにされる先生を見ているのは、はっきり言って、苦痛になりかけていた。
最初はその野獣のような凌辱シーンに興奮したけど、これじゃない、という感が強くなっている。
先生に、こんな下品なやつは似合わない。
先生の心を、もう一度、こっちに引き戻すのだ。
「わかった」
僕はうなずいた。
「で、どうすればいい?」
「まずは見てて」
ジュリが唇の端を微かに上げた。
「あたしがあいつを動けなくしてやるから」
違うのは、両脚を開いたまま、それぞれロープでベッドの脚に繋がれていることだ。
照明に輝く、汗とローションにまみれたヌルヌルの躰。
男としての絶頂期を迎えた、完璧な肉体があまりにも無防備に、僕らの目の前に晒されている。
どこからでも触ってください。
そんな淫らな感じがたまらない。
塁が、跪いた。
そうして無言で屹立する先生の幹に手を添える。
「こっちに来て」
塁が僕を手招きした。
近寄ると、
「少年、彼のペニスにあなたのペニスを添わせて」
そう言って、片手を伸ばしてきた。
「兜合わせ? 手伝ってくれるの?」
「そう。初めて見た時、兜合わせって、すごくいやらしいって実感したの。間近でじっくり堪能したいのよ」
「いいけど」
僕は向かい合わせに立ち、先生の勃起ペニスの横に、互い違いにおのれの勃起ペニスをくっつけた。
「いい勝負ね。あなた、まだ未成年のくせに、ここだけ大人すぎる」
二本のペニスを束にして、両手で捏ね始めながら、感じ入ったように塁が言う。
その間にジュリは先生の背後に回り、尻肉を両手で広げて斜め下からペニスを肛門に突き立てようとしている。
先生はそんな僕らにされるがままで、何かを味わうように目を閉じ、時折かすかに首を振るばかりだ。
「さあ、おいらはどうするかな? そうだ。ジュリ、おまえのおまんこでも、ちょっくら貸してもらおうか」
下品な笑いを口もとに浮かべ、先生にまとわりついた僕らを眺めながら、アキラが言った。
と、ジュリの眼が光った。
先生の肛門にぐさりと槍型ペニスを突っこんで距離を縮めると、その脇から首を突き出して僕に囁きかけてきた。
「ふたりとも、ちょっと手伝って」
「ん?」
「え?」
ペニス同士が擦れ合う快感に恍惚となりかけていた僕は、その切羽詰まった口調にはっと気を取り直した。
「あのうざい男を、葬るのよ」
横目でジュリがアキラを睨む。
「あくまで兄貴はあたしたちのもの。なんとかして、取り返さなきゃ」
「ああ」
僕はうなずいた。
アキラにほしいままにされる先生を見ているのは、はっきり言って、苦痛になりかけていた。
最初はその野獣のような凌辱シーンに興奮したけど、これじゃない、という感が強くなっている。
先生に、こんな下品なやつは似合わない。
先生の心を、もう一度、こっちに引き戻すのだ。
「わかった」
僕はうなずいた。
「で、どうすればいい?」
「まずは見てて」
ジュリが唇の端を微かに上げた。
「あたしがあいつを動けなくしてやるから」
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