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ヤミイ

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 先生がまた逝った。
 今度は塁も一緒だった。
 婚約破棄した女に犯されて逝ってしまった先生は、クズにふさわしい浅ましい乱れ方だった。
 大声を上げてすすり泣きながら、烈しい射精を繰り返し、どくどくと熱い精液を溢れ出させた。
 尿道スティックの中を逆流してくるそのエキスを、僕は口いっぱいに溜めて味わった。
 しばらく口の中でくちゅくちゅしてから、少しずつ食道に送り込んでいく。
 握った右手の中で先生のソーセージがだんだんと柔らかくなっていくのがわかった。
 左手でつかんだ睾丸もそうだった。
 中に溜まっていた精液をすべて吐き出して、イチヂクの皮みたいにしぼんでしまっている。 
 僕は先生のペニスから尿道スティックを抜き去った。
 これにはほかに使い道がある。
 先生が果ててしまった今となっては、そろそろそっちにとりかかるべきだろう。
 僕から解放された先生は、床にくずおれた塁の上に折り重なるようにして、倒れている。
 その尻の肉の間から双頭バイブを抜き去ると、僕は背後を振り向いた。
 予想通り、ベッドの上では、ジュリがアキラを射止めていた。
「いいよ」
 アキラの肩越しに僕を見るなり、ジュリが言った。
「今なら意識朦朧としてるから、やりたい放題だよ」
 なるほど、ふたりは見るからに複雑な体位で絡み合っていた。
 アキラはジュリを腰の上に乗せ、そのアナルに怒張したペニスを突き立てている。
 それだけでなく、右手を手首まで、ジュリの性器の中にめり込ませているのだ。
 アナルとヴァギナを同時に犯されているというのに、ジュリは顔色ひとつ変えていない。
 しかもヴァギナはフィストファックまでされているのだから、普通の女性なら失神してしかるべきだろう。
 なのに当のジュリは平気そうで、むしろ犯す側のアキラのほうが、愉悦に恍惚となってしまっているようだ。
「あたし、嫌いな男に何されても感じないから」
 僕の心の中を読んだかのように、ジュリが言った。 
「それより、今よ。こいつが二度とあたしたちの邪魔しないように、片づけておこう」
「でも、どうやって?」
 僕が訊くと、ジュリは小悪魔めいた微笑を口元に浮かべ、
「その隠し棚の中の引き出しを開けてみて。中に非合法の催淫剤が入ってる。習慣性が強くて、警察に見つかるとちょっとやばいやつ。それをバイブに塗って、こいつのアナルにぶち込んでやりなさい」
「そんなことして、いいのかい?」
「海外経験が長いから、どうせこいつ、ヤクのひとつぐらいやってると思う。だから何を今更って感じじゃない?」

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