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ヤミイ

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 助清が先生を下ろし、後ろから羽交い締めにした。
 ぐったりとなった先生は、それでもなぜかペニスだけ勃起させている。
 その節くれだった肉色の棒は、優に30センチはありそうだ。
 佐平が横からその肉棒を手で押し下げ、離した。
 びんと跳ね上がり、ぺちんと下腹を打つ亀頭。
 亀頭が当たったへそのすぐ下の部分に、あの粘つく液が付着した。
「あふ」
 前のめりになり、先生がうめく。
 ただそれだけのことで、もう、感じてしまったのだろう。
 むろん、僕らに見られているということも、先生を欲情させる要因のひとつになっているに違いない。
 助清が乱暴に先生を抱え上げ、洗車機に近づいていく。
 洗車機のトンネルの中は、緑や青、赤や黄といった、原色の巨大なタワシに埋め尽くされている。
 その、左右の壁に設置されたタワシの間に、助清が先生の裸体を押し込んだ。
「な、何をする! や、やめろ!」
 抗議の声が小さくなり、すぐに先生の躰が見えなくなると、助清が一歩下がり、代わりに佐平が機械に取りついた。
「いいわ。やって」
 ジュリの命令に、佐平が側壁のボタンを太い指で押す。
 ギュイーン。
 と、間髪を入れず、洗車機のトンネルの中で、極彩色のタワシが回転を始めた。
 同時に、天井と床から轟々と水流がほとばしる。
 両サイドのタワシはそれぞれ別方向に回転するようにできているらしく、やがて間に挟まった先生が見えてきた。
 剛毛の束に裸身を挟まれ、先生はほぼ宙吊りになってしまっている。
 全裸の先生を挟み込んだまま、両側の巨大タワシが回転する。
 カチコチに勃起したぺニスが時々タワシの間から現れては、もみくちゃにされ、また見えなくなる。
「ああっー! ああっー!」
 途切れと切れに先生の悲鳴が聞こえてくる。
「や、やめろ、ああ、あああーっ!」
 最初は苦しそうだったその声が、だんだんお馴染みのあの嬌声に変わっていく。
 その悩ましい声を聞きながら、僕はジュリの言葉を思い出していた。
 先生は、痛みを感じない。
 痛みをすべて快楽として受け止める、そんな究極の変態性欲者であることを。
 自然、右手に力がこもった。
 僕も、悲しいほど硬くなっていた。
 ああ…、先生…。
 あんな姿を見せられたら―。
 もう、自分で自分を、無茶苦茶に扱かずにはいられなかった。
  

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