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ヤミイ

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 水車がゆるゆると一回転すると、お湯の中から再び先生が現れた。
 躰を水車の車輪の円周上にはりつけにされた先生は、壊れそうなほどのけ反り、乳首をびんびんに尖らせている。
 その乳首に向かって、僕らは手にしたシャワーのノズルから、一斉にお湯を吹きつけた。
「ああ、あああ」
 びしょ濡れになった先生が、前髪を額に貼りつかせて、浅ましく喘いだ。
 喘いでいるうちにも水車は回転し、湯面から待ちかまえていた”あれ”を吐き出した。
 湯面を割って出現した先生の勃起ペニスは、さながら水中から現れた巨大戦艦の主砲のようだった。
 禍々しいぐらいに反り返り、雫を滴らせながら、先端の亀頭を怒りの握り拳のように膨らませているのだ。
「ああ、あああ、ああああっ!」
 水車の回転に合わせ、トキトキに尖った肉棒が棒らの眼前を上昇していく。
 お湯を滴らせながら先生がのけぞり、ペニスだけを僕らに突きつけてきた。
「今よ」
 ジュリの声に、僕らは一斉にシャワーの噴射を開始する。
 それぞれ角度を変えて、先生の勃起ペニスを水流でもてあそぶ。
「く、くう、い、いいっ!」
 頭を下にし、股間を持ち上げながら、淫乱美青年が啼く。
 僕はその様子を食い入るように見つめながら、右手でシャワーのノズルを操り、左手で自身の性器を扱く。
 我慢できなかった。
 このシャワー責めの気持ち良さは、僕もよく知っている。
 なぜならこれは、風呂に入るたびに、僕自身、毎日のように耽っていた行事のひとつでもあるからだ。
 躰を洗った後、全裸のまま片脚を浴槽のへりにかけ、ペニスが思いきり露出するよう、股間を突き出す。
 そこに、体温ほどの熱さに調節したお湯を、マックスの水流でかけるのだ。
 お湯をかけながら、包皮を少しずつ剥いていき、亀頭を露わにする。
 この生亀頭に激しくお湯が当たる感触が、ほんと、思わず陶然となるほど、気持ちいい。
 指で触られるより痛くないし、何よりも、自分が露出したペニスだけになったかのような、あの感じが堪らない。
 そしてその後、僕はたまらなくなり、最後の仕上げに両手で怒張した性器を握りしめ、白濁液を噴出するまで、その熱く硬い筋肉の棒を扱きまくるー。
 今、先生は、その感覚を、何十倍にも増幅した快感を味わっているに違いなかった。
「お湯をかけるだけでは、物足りない?」
 自分の股間を狂おしく扱き続ける僕に、たまりかねたように、ジュリが言った。
「いいわ。次、兄貴のチンポが現れたら、少年、あんたの好きにしてごらん」
「え? いいんですか?」
 せ、先生のおチンポを?
 あの、あこがれの生殖器官を自由に?
「ほ、本当なんですね?」
 僕は天にも昇らん心地で、訊き返した。
 ちょうど僕も、ある方法を、思いついたところだったからだ。 

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