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第2章
五代目 芳沢杜若
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五代目芳沢杜若は先代の相模屋、十二代目紋司郎の高弟である。九州の方の興行で子役をしていたのを先代の紋司郎に見初められ、弟子入りした。
門閥外の彼が、芳沢杜若の名を継ぐことができたのは、相模屋の力添えももちろんあるが、厳しく自分を律し、芸を磨いてきた彼自身の努力の結果である。
彼は、自分にも厳しいが、他人にも厳しい人である。先輩に対しては怖めず臆せず、後輩に対してもはっきり意見する人で、どちらかと言うと近寄りがたいタイプと言える。
綾之助もなんとなく杜若は苦手に思っていた。だから、個人的にはあまり付き合いがない。ただ、役者としての杜若は非常に好きだった。特に花車方を演じる杜若には、なんとも言えずねっとりした上方の濃さがあって、綾之助はお庄をやるのであれば、どうしても杜若のあのお庄を教えてもらいたいと思ったのだ。映像を見て研究することもできるが、すぐそばに本人がいるのだから、直接指導してもらいたいと思った。
紋司郎のこしらえが終わり、紋司郎が舞台へ上がったところで綾之助は杜若の楽屋へと向かった。本家筋の紋司郎の口添えがあれば、多分否やはなかったと思うが、綾之助のお願いを聞いてくれるかは分からない。
「失礼します」
楽屋にかかった暖簾の前で声を掛け、覚悟を決めて中に入った。
中には杜若と、向かい合わせでお菓子をいただいている井筒知八がいた。
「あれ、綾や。めずらしな」
暢気に笑いかける知八と目が合って、綾之助は拍子抜けした。
「あら、綾之助さん。なにかご用ですか」
杜若の方はいっそ無愛想といってもいいほどの無感情で言った。綾之助の方は見もしないで、知八にお茶のおかわりを注いでやっている。
綾之助は要件を切り出した。
「実は、来月の蓮十郎さんの舞台で『河庄』のお庄をやることになりまして、できましたら杜若さんに役を教えてもらえたらと思って、お願いに参りました」
「あなたがお庄をやるの」
「はい」
杜若はしばらく何やら考えていたが、おもむろに口を開いた。
「あなたには、まだ無理とちゃうか」
あまり乗り気でない様子に心が折れそうになるが、ここで引き下がってしまってはダメだと、綾之助はもうひと押しする。
「自分がまだ未熟なのは重々承知しております。このお庄という役は、上方の伝統をよく受け継ぎ、経験を積んだ役者でないと出来ないと思います。まだ私には難しいかもしれませんが、やるからには精一杯やりたい。私は杜若さんのお庄を学びたいんです」
一生懸命自分の思いの丈を杜若に語った。
「私はそれほど立派な役者ではありません」
ぴしゃりと杜若は言った。
「教えるほどのものも持ってへん。演出は幸弥さんがやらはるんでしょう。難しい役やとは思うけど、幸弥さんの言わはる通りやらはったらよろしいと思うよ」
きっぱりと断られた。
確かに幸弥から学ぶことは出来るだろうと思う。しかし幸弥は御曹司で、基本的に演じるのは芯になる役が多い。脇ができないわけではないが、滋味のある脇役という意味では、やはり杜若には及ばないのだ。
「あのねえ、おじさま。僕は今回、小春をやるはずやったんやけど、出られへんようになりました」
「まあ! そうなの?」
杜若が心底驚いた声を出した。綾之助は焦った。主家筋の御曹司で、かわいがっている知八が役を下ろされたと知っては、杜若は余計にこの役を教えてはくれなくなるだろう。
「小春は誰がやりはるんですか」
「三也さんです」
「へえ……」
複雑な色を載せて、杜若は眉をひそめた。
「せやから、綾にはええお庄をやってほしいんです。このお庄が見られたからしゃあないな、って思わせて欲しいんや。せやから、僕からも頼みます。僕は杜若おじさまのお庄が好きです。その芸の一端でも綾之助が継いでくれたら、そらうれしいと思います。小春を譲った甲斐があったって思えます」
杜若は渋い顔をした。
「まあ、知八さんがそこまで言うなら……」
杜若は綾之助の情熱というよりも、知八の思いに折れた。たまたまその場に知八がいてくれたからこその幸運といえよう。
「ほんまに、ぼんには最近お世話になってばっかりですね」
杜若の楽屋を出て歩きながら、綾之助は知八に礼を言った。
「なんや、やっと僕のありがた味に気づいたん?」
偉そうに胸を張って知八が答える。
「ありがとうございます」
「綾のお庄、楽しみにしてるからな」
「はい。しっかり自分のものにして、いつかぼんが治兵衛をやるときは、ええお庄をやってみせますから」
「あほやな、綾は。僕が治兵衛をやるときは、綾は小春やで」
「まあ! また、すごいこと言わはりますね」
知八がどう考えてもありえないことを言うので、綾之助は目を瞠った。
「また本気にしてへんやろ、お前は」
「ぼんは、最近ようそういう冗談言わはりますね」
「冗談やないの!」
地団駄を踏まんばかりにして知八はお怒りだ。
「僕はホンマに言うてるんや! 僕はお前と河庄をやりたい。六段目がやりたい。梅川忠兵衛をやりたい! そやからお前にも本気になってもらわなあかんねや。今が正念場やろ。人気が出て、実力もついたら、綾にもチャンスが来る。血筋じゃなく芸風を継いでいく役者を好んで贔屓にする知識人は多いねんで。そやのにお前がそこそこで満足してたら、ホンマにそこそこで終わってまうやろ! お前は僕と一時代を作るんや! そう思って稽古してくれ!」
思わぬ知八のことばに綾之助は圧倒された。こんなに感情を表に出す知八は珍しい。
「はい、目が覚めました。一生懸命やらせてもらいます」
いつの間にか忘れていたけれど、綾之助だってこの世界に入った時には芯を演りたいという夢を抱いていたのだ。いつの間にか無理だと思って諦めていたその夢を、実現できるかも知れないチャンスなんだ、と初めて気づいた。
それからの綾之助の毎日は忙しさを増した。端役とは言え舞台にも出ているし、師匠のお世話もある。もちろん杜若の方も出番があるし、お庄の稽古ができるのは自分の出番の終わった夜八時以降のことであった。
杜若は妥協を知らない人である。
綾之助の熱意が杜若に伝わり、杜若を本気にさせたようだった。最初こそ知八に言われて仕方なしに綾之助の相手をしていた杜若も、一月が終わる頃には、当初の無関心さが嘘のように熱心な指導を行うようになっていた。
熱のこもった稽古が連日深夜まで続いた。綾之助もしんどいが、すでに七〇歳を超える杜若は疲れた素振りも見せなかった。
綾之助はがむしゃらに稽古した。完璧とは言わないまでも、杜若の持つお庄の色気、やさしさ、柔らかさを表現したかった。
稽古の最終日、杜若は「まぁ、大丈夫ですやろ」と、控えめに、だが満足げに綾之助の出来を評価した。二月、杜若は東京での興行に出るので、明日には旅立たねばならない。実際の出来が観られないのは少し不安に思っているようだ。
「杜若さんにお教えいただいたこと、無駄にせんよう、精一杯勤めます」
綾之助の言葉に杜若は大きく頷いた。こうして即席の師弟は東と西とに別れていった。
門閥外の彼が、芳沢杜若の名を継ぐことができたのは、相模屋の力添えももちろんあるが、厳しく自分を律し、芸を磨いてきた彼自身の努力の結果である。
彼は、自分にも厳しいが、他人にも厳しい人である。先輩に対しては怖めず臆せず、後輩に対してもはっきり意見する人で、どちらかと言うと近寄りがたいタイプと言える。
綾之助もなんとなく杜若は苦手に思っていた。だから、個人的にはあまり付き合いがない。ただ、役者としての杜若は非常に好きだった。特に花車方を演じる杜若には、なんとも言えずねっとりした上方の濃さがあって、綾之助はお庄をやるのであれば、どうしても杜若のあのお庄を教えてもらいたいと思ったのだ。映像を見て研究することもできるが、すぐそばに本人がいるのだから、直接指導してもらいたいと思った。
紋司郎のこしらえが終わり、紋司郎が舞台へ上がったところで綾之助は杜若の楽屋へと向かった。本家筋の紋司郎の口添えがあれば、多分否やはなかったと思うが、綾之助のお願いを聞いてくれるかは分からない。
「失礼します」
楽屋にかかった暖簾の前で声を掛け、覚悟を決めて中に入った。
中には杜若と、向かい合わせでお菓子をいただいている井筒知八がいた。
「あれ、綾や。めずらしな」
暢気に笑いかける知八と目が合って、綾之助は拍子抜けした。
「あら、綾之助さん。なにかご用ですか」
杜若の方はいっそ無愛想といってもいいほどの無感情で言った。綾之助の方は見もしないで、知八にお茶のおかわりを注いでやっている。
綾之助は要件を切り出した。
「実は、来月の蓮十郎さんの舞台で『河庄』のお庄をやることになりまして、できましたら杜若さんに役を教えてもらえたらと思って、お願いに参りました」
「あなたがお庄をやるの」
「はい」
杜若はしばらく何やら考えていたが、おもむろに口を開いた。
「あなたには、まだ無理とちゃうか」
あまり乗り気でない様子に心が折れそうになるが、ここで引き下がってしまってはダメだと、綾之助はもうひと押しする。
「自分がまだ未熟なのは重々承知しております。このお庄という役は、上方の伝統をよく受け継ぎ、経験を積んだ役者でないと出来ないと思います。まだ私には難しいかもしれませんが、やるからには精一杯やりたい。私は杜若さんのお庄を学びたいんです」
一生懸命自分の思いの丈を杜若に語った。
「私はそれほど立派な役者ではありません」
ぴしゃりと杜若は言った。
「教えるほどのものも持ってへん。演出は幸弥さんがやらはるんでしょう。難しい役やとは思うけど、幸弥さんの言わはる通りやらはったらよろしいと思うよ」
きっぱりと断られた。
確かに幸弥から学ぶことは出来るだろうと思う。しかし幸弥は御曹司で、基本的に演じるのは芯になる役が多い。脇ができないわけではないが、滋味のある脇役という意味では、やはり杜若には及ばないのだ。
「あのねえ、おじさま。僕は今回、小春をやるはずやったんやけど、出られへんようになりました」
「まあ! そうなの?」
杜若が心底驚いた声を出した。綾之助は焦った。主家筋の御曹司で、かわいがっている知八が役を下ろされたと知っては、杜若は余計にこの役を教えてはくれなくなるだろう。
「小春は誰がやりはるんですか」
「三也さんです」
「へえ……」
複雑な色を載せて、杜若は眉をひそめた。
「せやから、綾にはええお庄をやってほしいんです。このお庄が見られたからしゃあないな、って思わせて欲しいんや。せやから、僕からも頼みます。僕は杜若おじさまのお庄が好きです。その芸の一端でも綾之助が継いでくれたら、そらうれしいと思います。小春を譲った甲斐があったって思えます」
杜若は渋い顔をした。
「まあ、知八さんがそこまで言うなら……」
杜若は綾之助の情熱というよりも、知八の思いに折れた。たまたまその場に知八がいてくれたからこその幸運といえよう。
「ほんまに、ぼんには最近お世話になってばっかりですね」
杜若の楽屋を出て歩きながら、綾之助は知八に礼を言った。
「なんや、やっと僕のありがた味に気づいたん?」
偉そうに胸を張って知八が答える。
「ありがとうございます」
「綾のお庄、楽しみにしてるからな」
「はい。しっかり自分のものにして、いつかぼんが治兵衛をやるときは、ええお庄をやってみせますから」
「あほやな、綾は。僕が治兵衛をやるときは、綾は小春やで」
「まあ! また、すごいこと言わはりますね」
知八がどう考えてもありえないことを言うので、綾之助は目を瞠った。
「また本気にしてへんやろ、お前は」
「ぼんは、最近ようそういう冗談言わはりますね」
「冗談やないの!」
地団駄を踏まんばかりにして知八はお怒りだ。
「僕はホンマに言うてるんや! 僕はお前と河庄をやりたい。六段目がやりたい。梅川忠兵衛をやりたい! そやからお前にも本気になってもらわなあかんねや。今が正念場やろ。人気が出て、実力もついたら、綾にもチャンスが来る。血筋じゃなく芸風を継いでいく役者を好んで贔屓にする知識人は多いねんで。そやのにお前がそこそこで満足してたら、ホンマにそこそこで終わってまうやろ! お前は僕と一時代を作るんや! そう思って稽古してくれ!」
思わぬ知八のことばに綾之助は圧倒された。こんなに感情を表に出す知八は珍しい。
「はい、目が覚めました。一生懸命やらせてもらいます」
いつの間にか忘れていたけれど、綾之助だってこの世界に入った時には芯を演りたいという夢を抱いていたのだ。いつの間にか無理だと思って諦めていたその夢を、実現できるかも知れないチャンスなんだ、と初めて気づいた。
それからの綾之助の毎日は忙しさを増した。端役とは言え舞台にも出ているし、師匠のお世話もある。もちろん杜若の方も出番があるし、お庄の稽古ができるのは自分の出番の終わった夜八時以降のことであった。
杜若は妥協を知らない人である。
綾之助の熱意が杜若に伝わり、杜若を本気にさせたようだった。最初こそ知八に言われて仕方なしに綾之助の相手をしていた杜若も、一月が終わる頃には、当初の無関心さが嘘のように熱心な指導を行うようになっていた。
熱のこもった稽古が連日深夜まで続いた。綾之助もしんどいが、すでに七〇歳を超える杜若は疲れた素振りも見せなかった。
綾之助はがむしゃらに稽古した。完璧とは言わないまでも、杜若の持つお庄の色気、やさしさ、柔らかさを表現したかった。
稽古の最終日、杜若は「まぁ、大丈夫ですやろ」と、控えめに、だが満足げに綾之助の出来を評価した。二月、杜若は東京での興行に出るので、明日には旅立たねばならない。実際の出来が観られないのは少し不安に思っているようだ。
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