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第二部
不穏な空気
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翌朝からも同じようなローテーションで進んでいく。毎日泊まる場所は変わるが、基本的にやるべきことは変わらない。その町で一番高級な貴族向けの宿か、地方在住の貴族の屋敷がある場合にはそこを使うのだが、その手配は事務担当がすでに行っているため交渉などの必要は無い。
俺達の任務は移動中の護衛、町に到着した後は建物の間取りを覚え、町の情報を入手し、敵が侵入するならば狙うであろう箇所を予測し備えることだ。
また不本意ではあるが、味方同士のコミュニケーションの円滑さはいざという時の成果を左右する。そのためいけ好かないジュール達とも話そうと試みるが、毎回同じ結果を引き出し終了してしまう。通常ならば先輩隊員であるジュールのほうから話しやすい雰囲気を作るべきであると思うが……能力のない者に期待するだけ無駄だろう。
正直ジュールはなぜそんなにレオンと王女のことに突っかかるんだと不思議に思う。完璧な上に英雄であるレオンが気に入らないというのは理解できるが、それよりは別のところから嫉妬が来ているような感じもする。
二人の仲がどうなろうと、部外者である彼には関係ないことだ。あ、もしかして王女が好きなのか? だから王女に好かれているレオンに対して焼きもちを焼いている……
だがいくら侯爵家だといっても、この国では王族との婚姻は四大公爵家以外は認められない。まあ養子とか抜け道はないこともないが――ギファルド家は有り得ないし、ジュールのような男をわざわざ養子にしてやる四大公爵家はないだろう。
それに――もし本当にジュールが王女を好きだと仮定して、二人はどうやって知り合ったんだ?
二人が出席する夜会ならば俺も呼ばれているはずなのに、俺は王女に会った記憶がない。個人的な知り合いか? ジュールが王太子と友人とか……いや、年齢が離れているから違うだろうし、いくら王太子が聡明でないと言われていても、ジュールと仲良くなるほど頭が足りなくはないだろう。注意する側近もいるはずだし。
まあ俺的には、ジュールはなしだとしてもローズ王女が他の男とうまくいってくれた方がありがたいんだけどな。誰か身近に最適な男はいないか?
レオンを気に入っていることから推測できる彼女の好みは、眉目秀麗で長身、能力が高く結婚できる家柄…………って普通に俺だけど! だが俺は嫌われているから気に入られることはなさそうだ。ダニーも悪くないけど平民だし、エディは年も少し上だし伯爵家だ。四大公爵家では……ラファエルがいるが血が近すぎる――そもそも見た目でアウトだろう。やはりなかなか難しい。
結局のところ、完璧過ぎる俺(達)の稀少性が高すぎるんだよな。
そんなこと考える余裕があるくらい、ここ数日の任務は順調で何事もなく過ぎていった。もう少しでイリュダとの国境近くになる。開拓されていないこの近辺には大きい町がない。前夜泊まった宿から国境を越え、イリュダ国内の町までその日のうちにたどり着くには、まだ日が明けていないうちから出発して早足で進んでも深夜近くになってしまう。国王軍の隊員達だけならば可能だが、温室育ちの王女様の体力では耐えられないだろう。体調を崩されてイリュダでの視察やパーティーに支障が出てしまってはならない。
そのためいくつかの案が出たようだったが、結局この中間地点辺りにある牧場に宿泊することになったと、前日の食事中にエディが言っていた。馬を育てている牧場のため、護衛隊の馬達も放し飼いにできるので彼らにとってもストレス解消になる。それに牧場といえども併設されている牧場主の家はそこそこ立派で、敷地内にはそこで働く者達が住む寮もあるというのが選ばれた理由らしい。
森を抜け少し行くと、王都ではまず見られない、広々とした草原と遠くに見える山々の景色が目に飛び込んできた。開放感があり気持ちが良い。
一人の隊員がローズ王女殿下一行の到着を告げるために建物まで走った。
出迎えたのは、小太りで人の良さそうな中年の牧場主と精力的な数人の若者だ。エディが挨拶をし、そのまま牧場主は小隊長達を引き連れて案内をするため中へ入っていった。
すでに一通りの注意事を聞いているのだろう。数人の若者は国王軍隊員に話しかけたりせず、少し離れた場所で緊張して落ち着かない様子で待機している。
俺達他の隊員は、馬車の警護を続けている。ローズ王女は安全が確認されるまで馬車から降りることはしないし、自分の国を支えてくれている地方の平民の若者に感謝を示すようなことなど、頭の片隅にも思わないだろう。
小隊長達が戻ってくると、牧場主と数人の若者が騎馬で走り去った。国王軍のために今夜は別の場所で寝泊まりをする必要があるためだ。
エディ達からグループごとに任務の指示を受けた。家の中の点検、護衛、炊事と雑用、馬の世話で、俺達のグループは点検だ。
危ない物が置かれていないか、侵入者が潜んでいないか、危険な箇所はないかなどを確認する。
当然、牧場主や働く者達の素性、経歴などは調査済みで問題があると判断された者はいないが、王族の警護なのでやり直しは効かない。見落としのないよう、皆が集中して動く。
だが先ほどから、それぞれが自分の任務を責任を持って忠実にこなしている横で、ジュール達が嫌らしく口元を歪めて何かを話しているのが否応なしにも目に入ってくる。
何か変なことを企んでいるような――気のせいであってほしいが、こういう時の勘は願いとは裏腹に良く当たるものだ。注意深く耳を澄ませていると、「やる」とか「やりてえ」とか、「連れ出す」とかの不穏な単語までもが聞こえてきた。
今回の任務は王女殿下警護のため、国王軍の長期遠方任務時にある、娼館に寄ったり、娼婦を呼んだりすることは行程表にない。
溜まってるのか? そうだろう、国王軍に所属しているような生気みなぎる若い男達だ。この辺りは抜け出したところで発散できるような店もないから、ジュール達は今夜ここでやろうとでも考えているんだろう。
ここはいつも宿泊するような屋敷と違い、王女や隊長達の部屋とは建物自体が分かれていて、距離もある。隊員が泊まる予定の寮は、普段ここで働く若い男達のための住まいで、中は小さく区切られた二人部屋だ。一人用のベッドを二台置くと、他にほぼ空間がなくなるような極小の寝るためだけの部屋だが、当然扉を閉めてしまえば何をしているのか見られることはない。
壁は薄く音や振動は隣まで――いや、寮全体に響くだろうが、そこは自己処理をする隊員もいるだろうからお互い様だろう。
しかも今夜のローテーションでは、ジュール達のグループは護衛が夜早い時間帯で、その後は朝まで任務がない。何か行動を起こすなら今夜が最適なのは分かる。
四人組の中で済ましてくれれば問題ないが(目撃でもしたらかなり不快だが)、『連れ出す』という単語と、ああやって計画を立てているようなところを見ると、誰かを襲おうとしているのか?
ジュールと同じグループのサラが危ない。ダニーも中性的で正直普通の女性よりよっぽど綺麗だが、ジュール達よりも強いから大丈夫だろう。サラも腕はいいとはいえ……彼女の異能は体力の持続だから男性四人に力で抵抗するのは無理がある。むしろずっと相手をさせるのにちょうど良いとか思われていそうだ。
俺達のグループは未明に任務が入っているからその時間にサラが襲われたら助けられない。エディに言っても彼らは警護のため王女と同じ建物内の部屋を使っている。隊員同士でのいざこざが生じたとしても、命に関わるような問題でなければ王女の護衛が最優先だ。
さすがにジュール達も仲間に怪我をさせるようなことはしないはずだが、サラに警告するとして、アーノルドにも頼んでおくか?
だがなかなかサラ達のグループと任務外の時間に会えない。任務中でもこっそりと伝えることもできるが、残念ながらジュール達がずっと嫌らしい目で見てくるためサラに近付くこともできずにいる。
レオンはさっきからまたエディを介してローズ王女に呼ばれているし。
「なんだよまったく、イライラする」
焦りから思わず外に出た貴公子として似つかわしくない言葉は、幸い誰にも聞かれていなさそうだ。
俺達の任務は移動中の護衛、町に到着した後は建物の間取りを覚え、町の情報を入手し、敵が侵入するならば狙うであろう箇所を予測し備えることだ。
また不本意ではあるが、味方同士のコミュニケーションの円滑さはいざという時の成果を左右する。そのためいけ好かないジュール達とも話そうと試みるが、毎回同じ結果を引き出し終了してしまう。通常ならば先輩隊員であるジュールのほうから話しやすい雰囲気を作るべきであると思うが……能力のない者に期待するだけ無駄だろう。
正直ジュールはなぜそんなにレオンと王女のことに突っかかるんだと不思議に思う。完璧な上に英雄であるレオンが気に入らないというのは理解できるが、それよりは別のところから嫉妬が来ているような感じもする。
二人の仲がどうなろうと、部外者である彼には関係ないことだ。あ、もしかして王女が好きなのか? だから王女に好かれているレオンに対して焼きもちを焼いている……
だがいくら侯爵家だといっても、この国では王族との婚姻は四大公爵家以外は認められない。まあ養子とか抜け道はないこともないが――ギファルド家は有り得ないし、ジュールのような男をわざわざ養子にしてやる四大公爵家はないだろう。
それに――もし本当にジュールが王女を好きだと仮定して、二人はどうやって知り合ったんだ?
二人が出席する夜会ならば俺も呼ばれているはずなのに、俺は王女に会った記憶がない。個人的な知り合いか? ジュールが王太子と友人とか……いや、年齢が離れているから違うだろうし、いくら王太子が聡明でないと言われていても、ジュールと仲良くなるほど頭が足りなくはないだろう。注意する側近もいるはずだし。
まあ俺的には、ジュールはなしだとしてもローズ王女が他の男とうまくいってくれた方がありがたいんだけどな。誰か身近に最適な男はいないか?
レオンを気に入っていることから推測できる彼女の好みは、眉目秀麗で長身、能力が高く結婚できる家柄…………って普通に俺だけど! だが俺は嫌われているから気に入られることはなさそうだ。ダニーも悪くないけど平民だし、エディは年も少し上だし伯爵家だ。四大公爵家では……ラファエルがいるが血が近すぎる――そもそも見た目でアウトだろう。やはりなかなか難しい。
結局のところ、完璧過ぎる俺(達)の稀少性が高すぎるんだよな。
そんなこと考える余裕があるくらい、ここ数日の任務は順調で何事もなく過ぎていった。もう少しでイリュダとの国境近くになる。開拓されていないこの近辺には大きい町がない。前夜泊まった宿から国境を越え、イリュダ国内の町までその日のうちにたどり着くには、まだ日が明けていないうちから出発して早足で進んでも深夜近くになってしまう。国王軍の隊員達だけならば可能だが、温室育ちの王女様の体力では耐えられないだろう。体調を崩されてイリュダでの視察やパーティーに支障が出てしまってはならない。
そのためいくつかの案が出たようだったが、結局この中間地点辺りにある牧場に宿泊することになったと、前日の食事中にエディが言っていた。馬を育てている牧場のため、護衛隊の馬達も放し飼いにできるので彼らにとってもストレス解消になる。それに牧場といえども併設されている牧場主の家はそこそこ立派で、敷地内にはそこで働く者達が住む寮もあるというのが選ばれた理由らしい。
森を抜け少し行くと、王都ではまず見られない、広々とした草原と遠くに見える山々の景色が目に飛び込んできた。開放感があり気持ちが良い。
一人の隊員がローズ王女殿下一行の到着を告げるために建物まで走った。
出迎えたのは、小太りで人の良さそうな中年の牧場主と精力的な数人の若者だ。エディが挨拶をし、そのまま牧場主は小隊長達を引き連れて案内をするため中へ入っていった。
すでに一通りの注意事を聞いているのだろう。数人の若者は国王軍隊員に話しかけたりせず、少し離れた場所で緊張して落ち着かない様子で待機している。
俺達他の隊員は、馬車の警護を続けている。ローズ王女は安全が確認されるまで馬車から降りることはしないし、自分の国を支えてくれている地方の平民の若者に感謝を示すようなことなど、頭の片隅にも思わないだろう。
小隊長達が戻ってくると、牧場主と数人の若者が騎馬で走り去った。国王軍のために今夜は別の場所で寝泊まりをする必要があるためだ。
エディ達からグループごとに任務の指示を受けた。家の中の点検、護衛、炊事と雑用、馬の世話で、俺達のグループは点検だ。
危ない物が置かれていないか、侵入者が潜んでいないか、危険な箇所はないかなどを確認する。
当然、牧場主や働く者達の素性、経歴などは調査済みで問題があると判断された者はいないが、王族の警護なのでやり直しは効かない。見落としのないよう、皆が集中して動く。
だが先ほどから、それぞれが自分の任務を責任を持って忠実にこなしている横で、ジュール達が嫌らしく口元を歪めて何かを話しているのが否応なしにも目に入ってくる。
何か変なことを企んでいるような――気のせいであってほしいが、こういう時の勘は願いとは裏腹に良く当たるものだ。注意深く耳を澄ませていると、「やる」とか「やりてえ」とか、「連れ出す」とかの不穏な単語までもが聞こえてきた。
今回の任務は王女殿下警護のため、国王軍の長期遠方任務時にある、娼館に寄ったり、娼婦を呼んだりすることは行程表にない。
溜まってるのか? そうだろう、国王軍に所属しているような生気みなぎる若い男達だ。この辺りは抜け出したところで発散できるような店もないから、ジュール達は今夜ここでやろうとでも考えているんだろう。
ここはいつも宿泊するような屋敷と違い、王女や隊長達の部屋とは建物自体が分かれていて、距離もある。隊員が泊まる予定の寮は、普段ここで働く若い男達のための住まいで、中は小さく区切られた二人部屋だ。一人用のベッドを二台置くと、他にほぼ空間がなくなるような極小の寝るためだけの部屋だが、当然扉を閉めてしまえば何をしているのか見られることはない。
壁は薄く音や振動は隣まで――いや、寮全体に響くだろうが、そこは自己処理をする隊員もいるだろうからお互い様だろう。
しかも今夜のローテーションでは、ジュール達のグループは護衛が夜早い時間帯で、その後は朝まで任務がない。何か行動を起こすなら今夜が最適なのは分かる。
四人組の中で済ましてくれれば問題ないが(目撃でもしたらかなり不快だが)、『連れ出す』という単語と、ああやって計画を立てているようなところを見ると、誰かを襲おうとしているのか?
ジュールと同じグループのサラが危ない。ダニーも中性的で正直普通の女性よりよっぽど綺麗だが、ジュール達よりも強いから大丈夫だろう。サラも腕はいいとはいえ……彼女の異能は体力の持続だから男性四人に力で抵抗するのは無理がある。むしろずっと相手をさせるのにちょうど良いとか思われていそうだ。
俺達のグループは未明に任務が入っているからその時間にサラが襲われたら助けられない。エディに言っても彼らは警護のため王女と同じ建物内の部屋を使っている。隊員同士でのいざこざが生じたとしても、命に関わるような問題でなければ王女の護衛が最優先だ。
さすがにジュール達も仲間に怪我をさせるようなことはしないはずだが、サラに警告するとして、アーノルドにも頼んでおくか?
だがなかなかサラ達のグループと任務外の時間に会えない。任務中でもこっそりと伝えることもできるが、残念ながらジュール達がずっと嫌らしい目で見てくるためサラに近付くこともできずにいる。
レオンはさっきからまたエディを介してローズ王女に呼ばれているし。
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