14 / 57
第一部
逃走します
しおりを挟む
俺は二人から気付かれないところまで行くと『わーーー』と叫びたい気持ちを何とか堪え、そこからは全速力で部屋に戻った。
頭の中でさっき聞いた二人の声が絶え間なく続いている。消し去りたいのに消えない。どんどん強くなり、距離を空けて聞いていたはずの声が、俺の体を這いつくばりながら耳元まで迫って来る怪物のように感じられる。
目に入った光景も頭の中で処理できず椅子にぶつかりよろけたが、転ぶのは何とか回避できた。
むしろ頭を打って記憶を失くした方が好都合なのかもしれないが。
這うようにして部屋の真ん中にあるアーチを潜り寝室側へ入った。そして勢いよくチェストの扉を開け、奥から最近は使う機会のなかった旅行鞄を引っ張り出す。訓練で使っている物より大きいサイズだ。
もうここにはいられない。早く自分のことを知っている人がいない所まで逃走しなければ……
自分の本当の身分を知り、ギファルド公爵家にいるのは分不相応なので遠慮して身を引く――なんて殊勝な態度ではなく、ただ単に自分の勘違いが恥ずかしいからだ。
それに何より、万が一このことが周りに露見して今まで俺に頭を下げていた使用人達と同じ立場に落ちるなんてまっぴらごめんだ!
だがこの考えが、さっきの二人の会話にあった出自の差――いや、どう転んでも俺はレオンのように謙虚になれない。そう、なれないのだから出て行くしか道はない。
気を取り直すと、鞄の中にさしあたって必要な物、着替えや衛生用品を入れていく。学園での訓練のおかげだ。普段なら使用人に任せるだけの立場の俺では、到底できなかっただろう。本当は水と食料も少し欲しいところだが、この部屋には何もなく、使用人には頼めない。
だが幸いにして俺は四大公爵家嫡男だ――だった。買い物などの会計は全て従者であるレオン任せだったが、自分で使える金もある。夜が明けて町に着いたら買えばいい。
重要なのは、誰にも気付かれずに屋敷を出て行くことだ。早くしなければ、会話を終えた二人と鉢合わせする可能性がある。それに屋敷内で俺を探しているはずのレオンが、見つからないのでこの部屋に戻って来るかもしれない。
急いで詰め込み終わると立ち上がり、扉の方へと向かう。名残惜しくなり一度部屋を振り返ると、ベッドが目に入った。レオンとの行為――をはっきりと思い出し、様々な光景が頭の中に浮かび上がった。さらさらな漆黒の髪、熱を帯びた緑色の瞳、温もりを感じるしなやかな体……
込み上げる感情に無理やり蓋をして、俺はひっそりと静まり返る廊下を進んだ。
すでに夜は深い。レオンが英雄だったということで少なからず浮き足立っていた屋敷も、今は静まり返り暗い影を落としている。音を立てないように注意しながら使用人が使う裏口まで辿り着いた。当然ながら鍵がかかっている。
仕方ない――どうせ朝になれば俺がいなくなったと分かるのは時間の問題だ。
屋敷の窓から見えないよう、背中を向け人差し指の先に小さな火を出した。 明るさで体の輪郭が浮かび上がらないよう、爪の大きさくらいだが高温の火で鍵穴をゆっくりと溶かしていく。
『ガコン』と小さな音がして鍵が外れたのを確認し、俺は生まれて初めてギファルド公爵邸の使用人専用の裏口から外に出た。
本来の身分に合っているな。俺を支えていた自尊心はいとも簡単に崩れ落ち、今までの人生で全く縁のなかった自虐すら出てくる。
俺がこっち側だったなんて、昨日までの俺が聞いたら、表面上はいつものように貴公子然とした態度で躱しても、内心は面白い冗談だと失笑するのだろうか。それとも馬鹿にするなと怒るのか……俺の性格からして多分後者だろう。
笑って現実逃避したくなるが、どう考えてもその笑いは長くて数分しか続かず、その後は現実を直視せざるを得ない。今現実を振り返ったらもう立て直せない、ここにいたら見つかってしまう。歩いて、夜が明ける前に王都を離れなくては。
今まで陽の当たる場所のみを歩いていた俺は、闇夜に紛れて田舎へ続く道を進んだ。
ギファルド公爵家子息として移動の際は常に馬車を使っていたが、幸いなことに学園での訓練で鍛えていたため、夜通し歩き続けるだけの体力はある。
だがいつもレオンを斜め後ろに従えていた習慣からか、いないと落ち着かず、何度も後ろを振り返って確かめてしまった。
『いつもと違って気配が感じられないのが気になるから!』そう自分に言い聞かせているが、今俺を追って来てくれているか、その期待が糸に紡ぎ入れられているかのように、反射的に頭を引っ張られて後ろを確認してしまう。
追いかけて来るはずがない……普通は、今まで自分を虐げていた者がいなくなったら安堵し、辛かった過去を忘れようとはすれど、寂しさなど湧きようがない。もしそうならレオンはとんだ被虐性欲の持ち主だ。
むしろ歓喜して、立場が変わったなら同じようにやり返したいと俺なら思う。
レオンやリューイ、ダッドなら自分を抑えられるだろうが、大多数の人間がこっちだろう。ラファエルとかな――いや、あいつはあれで、俺と違いずっと上の立場をなんだかんだ享受する。実際にあいつは、どれだけ出来が悪かろうと、歷とした四大公爵家ヴェルディア家の子息だ。
自尊心が高過ぎても、身分や能力が備わっていれば一目置かれるが、そうでなければただの道化者だ。
四大公爵家の実子として育てられていた子が実は血が繋がっていない平民同士の子だったとしても、今まで目立たない存在だったら周りから同情され、腫れ物に触れるような扱いをされるだけで済んだだろう。
だが俺は貴公子然とした姿で周りの注目を集め過ぎたし、血統主義的なところを見せないように振舞ってはいたが、使用人のレオンを常に従えていた。ラファエルほどではなくとも、もしかしたらそう感じさせる言動があったかもしれない。だからこそ、周りはそんな俺の転落を笑う。それに平民が好きそうな逆転劇という要素まで加えられている。
人から嘲笑されるなんて、俺から一番遠いところにあると疑いもしていなかった。
王都を抜け、整備されていない道を何かから逃れるように早足で進む。休まず歩き続け、日が昇る頃に町に着いた。ここは規模が大きく王都からも近いため、少し休んだらまた別の町に行かなければ見つかる可能性が高い。ゆっくりしていられない。食べる物を買いたいがどうやって買えば良いのかも分からないため諦め、まずは馬車乗り場を探した。
とにかく早く行ければどこでも良い。案内所で遠方の町行きの一番早い時間に出発する馬車を訊き、運良く空きがあったためそれに乗り込んだ。
今まではギファルド家の紋章付きの大きな馬車にレオンと二人で乗っていたが、この乗り合い馬車は質素な作りの上、身動きが取れないくらいまで人が積み込まれている。ずっと同じ姿勢でいるため体が辛い。周りには商人風や肉体労働系の男性の他に比較的身なりの良い老夫婦、母親と幼い子どもまでいる。何で皆、普通にしてられるんだ。
そういえば……昔だったか領地へ行くため舗装されていない道を走った時、尻が痛くなるからってレオンの膝の上に座ったこともあったな。小さい子や女じゃなく、同じような体型の男を長時間乗せるのだからレオンは相当きつかっただろうが、あいつは顔色ひとつ変えなかった。
途中何度か馬車を乗り換え、馬車が停止した時には俺はすでに廃人のようになっていた。目的地に到着したようだが、地面が揺れていて荒れた海上にいるみたいに頭の中も回っている。吐ければ少し楽になるだろうが、丸一日何も食べていないためえずきしか出てこない。
もうこれ以上動けない、俺は地面に崩れ落ちた。耳元で誰かに話しかけられているが、気持ち悪くて何も考えられない……
頭の中でさっき聞いた二人の声が絶え間なく続いている。消し去りたいのに消えない。どんどん強くなり、距離を空けて聞いていたはずの声が、俺の体を這いつくばりながら耳元まで迫って来る怪物のように感じられる。
目に入った光景も頭の中で処理できず椅子にぶつかりよろけたが、転ぶのは何とか回避できた。
むしろ頭を打って記憶を失くした方が好都合なのかもしれないが。
這うようにして部屋の真ん中にあるアーチを潜り寝室側へ入った。そして勢いよくチェストの扉を開け、奥から最近は使う機会のなかった旅行鞄を引っ張り出す。訓練で使っている物より大きいサイズだ。
もうここにはいられない。早く自分のことを知っている人がいない所まで逃走しなければ……
自分の本当の身分を知り、ギファルド公爵家にいるのは分不相応なので遠慮して身を引く――なんて殊勝な態度ではなく、ただ単に自分の勘違いが恥ずかしいからだ。
それに何より、万が一このことが周りに露見して今まで俺に頭を下げていた使用人達と同じ立場に落ちるなんてまっぴらごめんだ!
だがこの考えが、さっきの二人の会話にあった出自の差――いや、どう転んでも俺はレオンのように謙虚になれない。そう、なれないのだから出て行くしか道はない。
気を取り直すと、鞄の中にさしあたって必要な物、着替えや衛生用品を入れていく。学園での訓練のおかげだ。普段なら使用人に任せるだけの立場の俺では、到底できなかっただろう。本当は水と食料も少し欲しいところだが、この部屋には何もなく、使用人には頼めない。
だが幸いにして俺は四大公爵家嫡男だ――だった。買い物などの会計は全て従者であるレオン任せだったが、自分で使える金もある。夜が明けて町に着いたら買えばいい。
重要なのは、誰にも気付かれずに屋敷を出て行くことだ。早くしなければ、会話を終えた二人と鉢合わせする可能性がある。それに屋敷内で俺を探しているはずのレオンが、見つからないのでこの部屋に戻って来るかもしれない。
急いで詰め込み終わると立ち上がり、扉の方へと向かう。名残惜しくなり一度部屋を振り返ると、ベッドが目に入った。レオンとの行為――をはっきりと思い出し、様々な光景が頭の中に浮かび上がった。さらさらな漆黒の髪、熱を帯びた緑色の瞳、温もりを感じるしなやかな体……
込み上げる感情に無理やり蓋をして、俺はひっそりと静まり返る廊下を進んだ。
すでに夜は深い。レオンが英雄だったということで少なからず浮き足立っていた屋敷も、今は静まり返り暗い影を落としている。音を立てないように注意しながら使用人が使う裏口まで辿り着いた。当然ながら鍵がかかっている。
仕方ない――どうせ朝になれば俺がいなくなったと分かるのは時間の問題だ。
屋敷の窓から見えないよう、背中を向け人差し指の先に小さな火を出した。 明るさで体の輪郭が浮かび上がらないよう、爪の大きさくらいだが高温の火で鍵穴をゆっくりと溶かしていく。
『ガコン』と小さな音がして鍵が外れたのを確認し、俺は生まれて初めてギファルド公爵邸の使用人専用の裏口から外に出た。
本来の身分に合っているな。俺を支えていた自尊心はいとも簡単に崩れ落ち、今までの人生で全く縁のなかった自虐すら出てくる。
俺がこっち側だったなんて、昨日までの俺が聞いたら、表面上はいつものように貴公子然とした態度で躱しても、内心は面白い冗談だと失笑するのだろうか。それとも馬鹿にするなと怒るのか……俺の性格からして多分後者だろう。
笑って現実逃避したくなるが、どう考えてもその笑いは長くて数分しか続かず、その後は現実を直視せざるを得ない。今現実を振り返ったらもう立て直せない、ここにいたら見つかってしまう。歩いて、夜が明ける前に王都を離れなくては。
今まで陽の当たる場所のみを歩いていた俺は、闇夜に紛れて田舎へ続く道を進んだ。
ギファルド公爵家子息として移動の際は常に馬車を使っていたが、幸いなことに学園での訓練で鍛えていたため、夜通し歩き続けるだけの体力はある。
だがいつもレオンを斜め後ろに従えていた習慣からか、いないと落ち着かず、何度も後ろを振り返って確かめてしまった。
『いつもと違って気配が感じられないのが気になるから!』そう自分に言い聞かせているが、今俺を追って来てくれているか、その期待が糸に紡ぎ入れられているかのように、反射的に頭を引っ張られて後ろを確認してしまう。
追いかけて来るはずがない……普通は、今まで自分を虐げていた者がいなくなったら安堵し、辛かった過去を忘れようとはすれど、寂しさなど湧きようがない。もしそうならレオンはとんだ被虐性欲の持ち主だ。
むしろ歓喜して、立場が変わったなら同じようにやり返したいと俺なら思う。
レオンやリューイ、ダッドなら自分を抑えられるだろうが、大多数の人間がこっちだろう。ラファエルとかな――いや、あいつはあれで、俺と違いずっと上の立場をなんだかんだ享受する。実際にあいつは、どれだけ出来が悪かろうと、歷とした四大公爵家ヴェルディア家の子息だ。
自尊心が高過ぎても、身分や能力が備わっていれば一目置かれるが、そうでなければただの道化者だ。
四大公爵家の実子として育てられていた子が実は血が繋がっていない平民同士の子だったとしても、今まで目立たない存在だったら周りから同情され、腫れ物に触れるような扱いをされるだけで済んだだろう。
だが俺は貴公子然とした姿で周りの注目を集め過ぎたし、血統主義的なところを見せないように振舞ってはいたが、使用人のレオンを常に従えていた。ラファエルほどではなくとも、もしかしたらそう感じさせる言動があったかもしれない。だからこそ、周りはそんな俺の転落を笑う。それに平民が好きそうな逆転劇という要素まで加えられている。
人から嘲笑されるなんて、俺から一番遠いところにあると疑いもしていなかった。
王都を抜け、整備されていない道を何かから逃れるように早足で進む。休まず歩き続け、日が昇る頃に町に着いた。ここは規模が大きく王都からも近いため、少し休んだらまた別の町に行かなければ見つかる可能性が高い。ゆっくりしていられない。食べる物を買いたいがどうやって買えば良いのかも分からないため諦め、まずは馬車乗り場を探した。
とにかく早く行ければどこでも良い。案内所で遠方の町行きの一番早い時間に出発する馬車を訊き、運良く空きがあったためそれに乗り込んだ。
今まではギファルド家の紋章付きの大きな馬車にレオンと二人で乗っていたが、この乗り合い馬車は質素な作りの上、身動きが取れないくらいまで人が積み込まれている。ずっと同じ姿勢でいるため体が辛い。周りには商人風や肉体労働系の男性の他に比較的身なりの良い老夫婦、母親と幼い子どもまでいる。何で皆、普通にしてられるんだ。
そういえば……昔だったか領地へ行くため舗装されていない道を走った時、尻が痛くなるからってレオンの膝の上に座ったこともあったな。小さい子や女じゃなく、同じような体型の男を長時間乗せるのだからレオンは相当きつかっただろうが、あいつは顔色ひとつ変えなかった。
途中何度か馬車を乗り換え、馬車が停止した時には俺はすでに廃人のようになっていた。目的地に到着したようだが、地面が揺れていて荒れた海上にいるみたいに頭の中も回っている。吐ければ少し楽になるだろうが、丸一日何も食べていないためえずきしか出てこない。
もうこれ以上動けない、俺は地面に崩れ落ちた。耳元で誰かに話しかけられているが、気持ち悪くて何も考えられない……
153
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた
k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。
言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。
小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。
しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。
湊の生活は以前のような日に戻った。
一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。
ただ、明らかに成長スピードが早い。
どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。
弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。
お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。
あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。
後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。
気づけば少年の住む異世界に来ていた。
二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。
序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。
白い結婚だと思っていたら、(溺愛)夫にガブガブされて、番になっていたようです
まんまる
BL
フレア王国の第3王子シルティ(18歳.Ω)は、王宮騎士団の団長を務める、キーファ侯爵家現当主のアリウス(29歳.α)に、ずっと片想いをしている。
そんなシルティは、Ωの成人王族の務めとして、自分は隣国のαの王族に輿入れするのだろうと、人生を半ば諦めていた。
だが、ある日突然、父である国王から、アリウスとの婚姻を勧められる。
二つ返事でアリウスとの婚姻を受けたシルティだったが、何もできない自分の事を、アリウスは迷惑に思っていないだろうかと心配になる。
─が、そんなシルティの心配をよそに、アリウスは天にも登る気持ち(無表情)で、いそいそと婚姻の準備を進めていた。
受けを好きすぎて、発情期にしか触れる事ができない攻めと、発情期の記憶が一切ない受けのお話です。
拗らせ両片想いの大人の恋(?)
オメガバースの設定をお借りしています。ぼんやり設定です。
Rシーンは※つけます。
1話1,000~2,000字程度です。
守ってあげます、旦那さま!〜筋肉が正義の家系で育った僕が冷徹公爵に嫁ぐことになりました〜
松沢ナツオ
BL
アイハレク帝国の守護神と呼ばれるベニトア辺境伯の三男オリヴィンは、筋肉の一族の中でただ一人、絶世の美女である母の容姿を受け継いで溺愛されている。
本人は父や兄達と違うほっそりした体型にコンプレックスを持ち、必死で鍛えてきた。
努力を続け一人前の騎士と父の認められたばかりなのに、皇帝の命により将来有望と呼び声高い若き公爵リオネルと結婚することになってしまった。
皇位継承権のあるリオネルに不満を持つ皇后が、実子の王太子の地位を守るため形骸化していた同性での結婚を持ち出したのである。
当然、辺境伯である父は激怒。家族も憤慨していたが、皇帝の命令には逆らえない。オリヴィンは首都レージュヌに向かい、初めてリオネルに会う。
そこにいたのは、家族とは全く違う冷徹な雰囲気の青年で……?
愛されすぎて美的感覚がバグっているオリヴィンと、両親を事故で失った挙句命を狙われる孤独なリオネル。
正反対の二人が出会って認め合い、やがて愛し合う。そんなドタバタラブストーリーです。
贖罪公爵長男とのんきな俺
侑希
BL
異世界転生したら子爵家に生まれたけれど自分以外一家全滅という惨事に見舞われたレオン。
貴族生活に恐れ慄いたレオンは自分を死んだことにして平民のリオとして生きることにした。
一方公爵家の長男であるフレドリックは当時流行っていた児童小説の影響で、公爵家に身を寄せていたレオンにひどい言葉をぶつけてしまう。その後すぐにレオンが死んだと知らされたフレドリックは、以降十年、ひたすらそのことを悔いて生活していた。
そして十年後、二人はフレドリックとリオとして再会することになる。
・フレドリック視点は重め、レオン及びリオ視点は軽め
・異世界転生がちょいちょい発生する世界。色々な世界の色々な時代からの転生者の影響で文明が若干ちぐはぐ。
・世界観ふんわり 細かいことは気にしないで読んでください。
・CP固定・ご都合主義・ハピエン
・他サイト掲載予定あり
クールな義兄の愛が重すぎる ~有能なおにいさまに次期当主の座を譲ったら、求婚されてしまいました~
槿 資紀
BL
イェント公爵令息のリエル・シャイデンは、生まれたときから虚弱体質を抱えていた。
公爵家の当主を継ぐ日まで生きていられるか分からないと、どの医師も口を揃えて言うほどだった。
そのため、リエルの代わりに当主を継ぐべく、分家筋から養子をとることになった。そうしてリエルの前に表れたのがアウレールだった。
アウレールはリエルに献身的に寄り添い、懸命の看病にあたった。
その甲斐あって、リエルは奇跡の回復を果たした。
そして、リエルは、誰よりも自分の生存を諦めなかった義兄の虜になった。
義兄は容姿も能力も完全無欠で、公爵家の次期当主として文句のつけようがない逸材だった。
そんな義兄に憧れ、その後を追って、難関の王立学院に合格を果たしたリエルだったが、入学直前のある日、現公爵の父に「跡継ぎをアウレールからお前に戻す」と告げられ――――。
完璧な義兄×虚弱受け すれ違いラブロマンス
ハッピーライフのために地味で根暗な僕がチャラ男会計になるために
ミカン
BL
地味で根暗な北斗が上手く生きていくために王道学園でチャラ男会計になる話
※主人公へのいじめ描写ありのため苦手な方は閲覧ご注意下さい。
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる