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その263.「X’mas」で「クリスマス」は間違い?
しおりを挟むクリスマスの雑学。
ケーキ屋さんや、プレゼント商戦のおもちゃコーナーなどで掲げられている「Merry Xmas(メリー・クリスマス)」という英語表記を目にした人は多いと思います。
クリスマスは英語で書くと「Christmas」。
「Christ」はキリスト、「mas」はミサ、つまりは祭礼。
ふたつを合わせて「キリスト様の祭礼」というわけです。
「Xmas」でも誤りではありません。
「X」はギリシャ語でキリストを意味する単語の頭文字。
「Christ」=「X」と略することができる、とされていたのです。
現代では「キリスト様をXという一文字で省略するのは失礼ではないか?」という風潮になってきて、ひと昔前よりは「Xmas」の表記が減り、正式に「Christmas」と書くことが増えているそうです。
たまに、省略を意味する「’(アポストロフィー)」がついている「X’mas」という表記の場合もあります。
「Christ」を「X」に短縮しているのだから、「I am」を「I'm」と短縮するのと同じように、「’」をつけるべきだ、という人が多かったのかもしれませんが、これは英語圏ではほぼ見かけない書き方で、正式な表記ではないそうです……というのが、ちょっと前の時代までの雑学。
「Xmasは正解だけどX’masは誤りなんだよ!」と以前の私は胸を張って雑学を披露していましたが、真相は「どちらでも良い」そうです。
なんでも、17~18世紀の英語圏の記録には、クリスマスを「Xmas」と表現しているのもあれば、「X’mas」となっているのもあったんだそうです。
つまり、「両方の書き方が存在した」ということです。
そういう書き方が英語圏で廃れていった頃に、日本に部分的に伝わってきて、「Xmas」だったり「X’mas」が広まった、と。
そして「Xmas」の方が一般化されて、「X’mas」が誤り、と見なされたらしいんですね。
英語圏では「ほぼ見かけない書き方」なのは事実ですが、「古い書き方」なので現代では使われていない、という方が真実かと。
「Christmas」と書いておいた方が間違いないかもしれません。
「’」があっても無くても構わないので、余談ですが、カタカナ混じりで「Xマス」だったり「X’マス」という表記だと、ちょっと違和感を抱いてしまいます。
混在していて不統一だと気になってしまうので、カタカナを入れるなら「クリスマス」って全部統一してほしいなあ、と個人的感想。
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