実話ベースのエッセイ短編集

雲条翔

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雪国出身者なら共感してくれる? (その6・車のワイパーの雪が気になる)

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 雪の降る地方では、駐車している車で「ワイパーを立てている」のを見かけたことがある人も多いかと思う。

 あれは、ワイパーのゴム部分が、寒さで凍結して、フロントガラスに貼り付くのを防ぐためなのだ。
 凍って貼り付いたワイパーを無理に動かそうとすると、ワイパーが故障したり、ゴムが貼り付いたまま動き出し、剥がれてしまったり。

 ただし、ワイパーを立てる場合は、車を停める位置に注意しないといけない。
 近くに高い建物がある場合、そこからまとまった雪のカタマリが落下すると、ワイパーがポッキリと折れてしまう可能性もある。
 デメリットも考慮の上、ということ。

 ま、最近では、氷を溶かす「解氷スプレー」も販売されているし、ワイパーを立てておかなくても、エンジンをかけて、しばらく暖房でフロントガラスを温めてから出発する習慣をつけておけば、凍結したワイパーも溶けるし、特に気にすることはないのかも。
 車にはデフロスタ(霜取り)機能もありますし。

 ワイパーといえば、雪の降る日に車の運転をしていて気になるのが、「ワイパーで寄せられた雪が、フロントガラスの右端にどんどん集まっていく」こと!

 左右に動くワイパーが、フロントガラスの雪をキレイにしてくれるのはいいのだが、運ばれた雪は全部右端に集まり、右のワイパーが「きゅっ、きゅっ」という音をさせて、押し固めていく。
 フロントガラスの右端には、テトリス棒みたいな縦長の雪の塊ができるのだ。

 これ、いつも気になるんだよなあ……。
 信号待ちで停車している間に、ウィンドウを開けてフロントガラスに手を伸ばして、その「白いテトリス棒」を払って落としたりするんだけど、走り出すとまた、すぐ溜まっていくのである。

 フロントガラスの話題になったので、ついでに書いておく。

 余談だが、私の知人の工事業者が、鉄塔工事の関係で近くに車を停めていた。

 高い鉄塔の上部になると、地表よりも空気が冷たく、貼り付いている雪はガチガチに凍る。

 猛吹雪の日などは、その「上の方に貼り付いている、ガチガチに凍った雪」が氷塊となって落下してくる。

 レンガのようなカタマリが、車のフロントガラスに落下し、蜘蛛の巣状にヒビが入ったこともあるという。
 間近で目撃して、ものすごい音がしたそうだ。

 落下場所が、人の頭の上じゃなくて良かったね……当たれば即死レベルだもの。


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