ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿

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ジブチ共和国 日本人村 第1次調査派遣

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第14話

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主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「ここか。随分と汚いな」
そう言いながらヘリ輸送機から降りるなり国藤は呟いた。
「今、民間人の輸送やってるんすね」
横にいた坂浦に言われ国藤は輸送機前に集まる工事作業員らを見た。
「この輸送機で多分、車両も人も運べんだろ。にしてもなんか空気が臭くねーか?」
「そうすか?笑」
そう言うと坂浦は後ろにいた隊員らに目をやった。
「にしてもあの若造に指揮できるんすかね」
「あー、皇山だっけか?」
そう言うと国藤は皇山に目をやった。
「増援に来た部隊そして、元々いる部隊の指揮を任されたんだろ?」
国藤が言った。
「何でも、幕僚総監の伝令をそのまま素早く通すには秘書室の人間を送るのがベストだろって、急遽派遣されたみたいっすよ」
「総監の思いつきって事か。そんなのに振り回されて可哀想だよな笑」
国藤が話していると、皇山が声を上げた。
「総員、集まれ」
「行くか」
「はい」
国藤に言われ坂浦は走り出した。
国藤らを含め日本から送られてきた増援部隊は陸上科、特殊科、衛生科隊員ら400名が隊庭に集められた。
「随分と集まったな」
横にいた藤浦に言われ皇山は軽く頭を下げた。
「はい。警務隊さんからも部隊を出して頂いて心から感謝してます」
「ま、それで何故か俺まで派遣される形になったけど」
「すいません。まだお子さん幼かったですよね?」
「やっとの思いで授かった子供だったからな。妻には最初ボロクソ言われたよ笑」
「そ、そうだったんすね」
「まーけど、何とか納得してもらってな。それで、今に至るって感じだ」
そう言いながら藤浦は皇山の1個後ろに下がった。
「指揮官はお前だ。もし何かあれば俺に頼ってくれたらいいからな笑」
「はい。ありがとうございます」
そう言いながら皇山は並んでいる隊員らに目をやった。
「日本人村への調査を本任務とし、日本への生還はもとより、日本人村襲撃犯の迅速な発見と速やかな制圧。これが実施計画です。これまでに質問ある方は?」
「駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 の国藤 1尉です。何も計画なく集めたという訳では無いですよね?我々、巡回機動連絡部隊は主に世界中に駐屯する駐屯科隊員の日常などを調査し何かあれば速やかに日本本部に通信する。それが俺たちの仕事です。本来の仕事を活かせるんですか?」
「面倒臭いな。とりあえず、調査結果をまずは聞かないと部隊運用などできん。だからまだ計画は無いと説明しろ」
藤浦に言われ皇山は軽く頭を下げた後、口を開けた。
「まずは第1次調査の結果を聞かなければこれからの部隊運用はできません。そのため、今の段階で計画は無いと判断して貰えれば問題無いかと」
「計画が無い?なんだ?それ。笑えるな」
国藤が叫ぶと横にいた坂浦がすかさず止めに入った。
「どしたんすか?国藤さん。やめてくださいよ」
「うるせー。年齢も階級も隊員歴も全てが俺より下のあいつに指揮されてんのがムカつくんだわ」
そう怒鳴りながら国藤は目の前にいる隊員らを押しのけた。
「落ち着いてください」
そう言ってやってきたのは浅木だった。
「あ、浅木」
そう言うと国藤は浅木を睨んだ。
「駐屯科幹部らは、ほとんどが警務隊によって処分されたと聞きました。なのにまだあなたみたいな方が残ってらっしゃったとは」
「あ?何が言いたいんだ?貴様は?」
「とにかく、第1次調査の結果を報告したいので早くこの集会ですか?を終わらせてもらってもいいですか?」
「あ、あー。分かりました」
そう言いながら皇山は集会を解散させ浅木のもとに駆け寄った。
「第2秘書室の皇山です」
「ジブチ警戒遊撃班 管理官の浅木です。よろしくお願いします。ではこれから結果をご報告しますのでどうぞ」
「ありがとうございます」
浅木に連れられ皇山はその場から歩き出した。
「なんなんだよ。あいつ生意気過ぎんだろ」
国藤が言うと坂浦は国藤の肩を軽く叩いた。
「ムキになりすぎっすよ。どしたんすか?」
「うるせぇー。とにかくあいつに舐められねーようにやんぞ」
そう言うと国藤は軽く口を鳴らした。
その頃
皇山は浅木からこれまでの報告を聞き軽くメモにまとめていた。
「なるほど。それで、淳くんと哲太くんは今どちらに?」
「隊舎でしばらく泊まってもらうことになりました。重要参考人というのもありますが未成年ですのでこれからのと言いますか、」
「そうですよね。未成年だから親はもういないんでしたっけ?」
「そうですね。襲撃された時に親もやられたみたいで」
「なるほど」
そう言いながら皇山はホワイトボードに目をやった。
「つまり、日本人村には村の防衛をするための人達がいた。だが襲撃によりその人達は半数以上がやられてしまい、唯一残っていたのはこの未成年の2人という訳ですね。難しいですね。今、日本人村の警備は?」
「交代交代でうちの隊員で何とか回してるって感じです」
「うちの隊員というのは、駐屯科の?」
「あ、すいません。増援が来る前の部隊総出でって感じで」
「あ、なるほど。総監からの伝達なんですけど」
「はい」
「今、特に何も来てなくて。随時来るみたいなので、来たらまたお伝えします」
「わかりました。それで、これからの動きは?どういった感じで」
「そうですね」
そう言いながら皇山は窓の景色に目をやった。
「とりあえず、襲撃集団を見つけるのが我々の仕事です。ですので彼らが姿を現さない限り、何も始まらない仕事でもあります」
「ま、まーそれは分かりますが、」
「ですので、表立った警備は今日以降、中止で行きましょう」
「分かりました」
「ですので、えーっとこの駐屯地に高台のようなものは?」
「高台はありませんが、これがあります」
そう言いながら吉瀬が駐屯地の地図を持ちながら部屋に入ってきた。
「彼は?」
皇山が聞くと吉瀬は軽く頭を下げた。
「近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長の吉瀬です」
「よろしくお願いします。それでその地図は?」
「ここの駐屯地の地図です。これを見ると、」
そう言いながら吉瀬は地図をその場に広げた。
「これを見てください。高台という程では無いんですが、日本人村への監視はこの敷地内ではここが1番有利だと私は考えてます」
「敷地内、ですか。なるほど」
そう言いながら皇山は駐屯地の横にある建物に目をやった。
「この建物は?何が?」
「小学校ですね。ルシウト小学校。生徒数は480人程の学校です」
浅木が言うと皇山は軽く頷いた。
「なら、そこを使いましょう。最上階の教室なら監視はできるはずでしょ」
その日の夜
皇山の指示に基づき、部隊は日本人村から撤収しジブチ駐屯地に集まった。
「本当に大丈夫なんだろうな?日本人村は日本の領土だ。下手すれば最悪の事態もある。405000人の全警衛官のプライドも守れるほどの自信があるのか?」
籐洲に聞かれ皇山は軽く頷きながら答えた。
「大丈夫です。やれます」
「わかった。お前からまた増援の要請があれば俺は惜しみ無く出してやる。使いたいだけ使え」
そう言うと籐洲はそのまま電話を切った。
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