ULTIMATE〜season42(2212)SECRET 邦家の秘匿

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ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第7話

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主要登場人物一覧
赤眞翔平(26)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
塩崎柊斗(24)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(33)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(25)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(36)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(34)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(39) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(52)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(34)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(51)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(31)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(41)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
中森蓮仁(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
河木涼(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(38)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(48)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(45)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(44)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(38)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(30)…警衛庁 幕僚総監 第1秘書官 2等隊尉
新濱恭吾(48)…警衛庁 16代目幕僚総監
籐洲猛靖(53)…警衛庁 幕僚官房室長 幕僚補
翠谷敦也(33)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局管
在暁舜也(28)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局員

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
日本時間 午後7時30分
ルッシュルト共和国内での捜索活動を続けながら今西は無線機を握った。
「01こちら00.」
「00こちら01.送れ」
「現在状況を報告。ポイントA.B地点クリアこれよりC地点捜索を実施する。送れ」
「00了解」
無線を送り終えると今西は横にいた高濵に目をやった。
「ちょっと休憩するか?水分取れよ」
「いいんですか?」
「こんなに荒れ果ててるんだ。街が。水分ぐらい自由に取りまくれるだろ。こんな所で窃盗しても何もならん。だろ?笑」
「警務隊の人がそんなん言っていいんすか?」
そう言いながら高濵は背負っていたリュックから水筒を取り出した。
「ちょっと休憩するか。思ったよりも広いからな」
今西が言うと後ろにいた隊員らは周囲にいる住民らを見ながらその場にリュックを下ろした。
「ちょ、塩崎来てくれるか?」
唐突に赤眞に言われ塩崎は軽く聞き返した。
「は、はい?」
「いいから。な?」
「は、はぁ」
赤眞は塩崎を連れ近くの廃ビルに入り込んだ。
廃ビル内に入ると赤眞は近くに腰掛けた。
「ほら、お前も横座れや」
「え?あー横すか」
そう言うと塩崎は赤眞の横に座った。
「どう思う?今の状況」
「今の状況ってなんすか?」
「こんなにやみくもに歩いても見つかる訳ねーよなって話だよ。無理あるように思えねーか?」
「ま、でも警衛隊の基本は行軍だって。歩いて歩いて何日も歩き続ける事が基本中の基本だって」
「んなの、過去の常識だよ」
そう言うと赤眞はポケットから小さめの旭日旗(日本国旗)がデザインされたものだった。
「お前をここに呼んだのはこれを見せるためだ」
「え、これって」
「びっくりしたか?笑」
「どこで、こんなのを」
「駐屯科って確か、こんなのを腕につけてたよな?どっちか知らねーけど」
「確か、はい。海外派遣が主ですので旭日旗は彼らにとって必要不可欠なものだと」
「任務中に故意に外すことは?」
「しないでしょう。聞いた事ないですよ」
「そうだよな笑」
そう言うと赤眞は軽く笑った。
「すぐに行きましょう。今西さんに報告しないと」
「いや、こんな美味しいのをすぐにバラすのは俺は嫌だな」
「は、はい?」
赤眞はその場に立ち上がるとそのまま廃ビルから出ていった。
廃ビルの前では、今西がこれから再出発に向け数人の隊員と打ち合わせを行っていた。
「班長、ちょっといいすか?」
赤眞に声をかけられ吉瀬は水筒の蓋を締めながら振り向いた。
「どうした?」
「これ見てもらっていいすか?」
そう言うと赤眞はさっきの旭日旗のワッペンを見せた。
「こ、これって」
「駐屯科の隊員が普段、腕に付けてるものです」
「そんなものが、どこにあったんだ?」
「ポイントB地点です」
「なら、あそこの山か」
そう言いながら吉瀬は後ろに広がる山に目をやった。
「まさか、B地点で何か見落としがあったんですかね」
塩崎が言うと吉瀬は軽く頷いた。
「このまま本隊に報告するのは俺は嫌っすね。せっかく見つけたのに。向こうの手柄なるのは何か納得行かないっていうか」
赤眞が言うと吉瀬は数秒間、腕を組んだ後そのまま今西のもとに駆け寄った。
「お疲れ様です。今西 士官長」
「ん?あーどうした?」
今西が聞くと吉瀬は軽く頭を下げた後、口を開けた。
「もう一度、我々でB地点の捜索をしたいと考えているんですが」
「なぜB地点を?」
「少し気になった事があったとうちの隊員から申告がありました。解決次第、合流します」
「小隊長、準備整いました。行きましょう」
澤田に言われ今西は軽く頷いた。
「わかった。合流する場合のためにこれを」
そう言いながら今西はスマホを吉瀬に渡した。
「俺の戦闘服にGPSがつけてある。このGPSの位置情報が随時このスマホに記録されてある。合流する時はそれを合図に来てくれ」
「わかりました」
そう言うと吉瀬は軽く一礼しスマホを手にそのまま走り出した。
「近方(近畿方面隊)集まれ」
吉瀬が怒鳴ると近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班の隊員らが集まった。
「これよりポイントB地点へ戻る。赤眞、説明してやれ」
そう言うと吉瀬は腕を組みながら軽く後ろに下がった。
「このワッペンをB地点にて確認しました。これを班長と相談した結果です」
「お前、説明の仕方下手よな。そんなんじゃ昇任できねーぞ」
そう言いながら吉瀬は赤眞に軽く目をやりながら再び前に出た。
「ま、そういう事だから。3分後に出発する。それに向け各人は準備を行うように。以上だ」
吉瀬がその場から去ると赤眞は口を鳴らしながらその場に腰掛けた。
「まじであいつ、言い方腹立つよな」
赤眞が言うと塩崎は軽く笑った。
「まー3等士官昇任する時の昇任教育で部隊誘導って科目があるんですよ。遠隔誘導ってのと2つあって、特に遠隔誘導ってのがキツくて、無線機と地図のみでやるってのがあるんですよ」
「馬鹿みたいに説明されなくても分かるよ」
そう言いながら赤眞はワッペンを軽く握りしめた。
「そろそろ行くぞ」
吉瀬が叫ぶと赤眞はため息を吐きながらその場に立ち上がった。
「塩崎、なー」
「はい。なんすか?」
「3等士官のお前と隊士長の俺が同じ副班長ってのをお前どう見てるんだ?」
「え?」
「プライドってのが無いんか?お前」
「いや、あるっちゃありますけど」
「あるっちゃある。頑張って1選抜で3等士官なったのに、その程度のプライドなら俺、昇任しねーよ」
そう言うと赤眞は塩崎の肩を軽く叩いた。
同じ頃
ジブチ駐屯地に数機のヘリがやってきた。
「またヘリ、もうどれだけ来たら気が済むんだよ」
駐屯地のヘリポートの清掃をしていた1人の隊員が上空を飛んでいる数機のヘリを見ながら呟いた。
ヘリはゆっくりと着陸すると伏垨と国藤が隊舎から出てきた。
「お疲れ様です。もう話は行ってると思いますが」
そう言いながら貴内がヘリから降りてきた。
「中央警務班の貴内 1等幹士ですよね?」
伏垨が言うと貴内は軽く一礼した。
「隊舎案内して貰えますか?」
後ろにいた椎津が言うと国藤は急いで隊員らを隊舎の中に案内した。
「椎津お前、現着連絡したんか?」
貴内に言われ椎津はスマホを手に取った。
「すいません。まだです」
「早くしとけよ。新城って奴、そこら辺うるさいぞ」
「わ、わかりました」
椎津はスマホを片手にその場から走り去っていった。
「あ、あの、ルッシュルトで起きたテロ事案の捜査とお聞きしているのですが、具体的にどういった方向でされるおつもりなんでしょうか?」
伏垨が聞くと貴内は軽く話した。
「そうですね。とりあえずまずは、隊員の命を最優先に考えるのが先決かと。まずは部隊の撤収を第一に。隊員が居なくなったのを確認し捜査派遣という名目でルッシュルトに行こうかと考えています」
「じゃあまずは、隊員の捜索が第一と」
「ま、駐屯科のお手伝いですか。それが我々の最初の仕事だと考えています」
「な、なるほど」
「いつでも頼ってください」
そう言いながら貴内はスマホに目をやった。
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