130 / 343
Ⅰ-130 ラインの領主
しおりを挟む
■ライン領 マイヤーの町
ライン領の領主が住んでいる町は領主と同じマイヤーと言う名前だった。俺達は町には入らずに領主館が建っている丘の裏側にある森の中へ入った。森の中に来たのは、オッドの話を聞いて領主の館を偵察するためだったが、聞いた話は耳を疑う内容だった。
領主は昔から女好きで気に入った若い女をみつけると、連れ去って慰み者にする典型的な悪代官だったようだ。それでも、昔は娘の親に金を渡すなどをして奉公人の体裁を整えて連れて行っていたらしいのだが、風の国の先王-領主の兄が無くなってからは、そういった体裁をとることも無い単なる人さらいに成り下がっていた。
そして、そのたちの悪い領主には双子の息子、キーンとギーンと言うのが居る。そいつらも父親を見て育ったせいか、娘は攫うものだと思っているらしく、領内に可愛い娘が居ると聞くと、二人で手勢を連れて押しかけて行くらしい。さらに息子達は若い女の情報に金も払っていた。領民の中にも領主たちへ近所の娘を渡そうとする奴がいると言う事だ。
だが、最近の息子達は女を弄ぶだけでは満足できなくなってきたらしい。女に飽きると森へ連れ出して・・・、狩るのだ・・・娘を。運よく、血まみれで逃げ帰って来られた娘の話では、服も着せずに館の裏の森へ追い出して、弓をもって二人で追いかけるということだった。
- 人間を狩りの対象にする・・・、狂っている。
不思議だったのは、こんな鬼畜領主の元で暮らしている領民がいまだにたくさんいると言う事実だが、ハンスやリンネの話を聞いて納得した。この国では住むところは自由ではないのだ。現世の日本のように自由に引っ越せるわけではない。住む場所を変わるためには身分証と許可証を持って移る必要がある。身分証や許可証を出すのはもちろん鬼畜領主だから、出す訳がない。
もっとも、無許可でゲイルに移住する不法滞在者のような人間も居るから、トレスの町のようにどんどん人間が減っていくのだろう。反対にライン領の中は入市税のようなものは一切取られなかった。入って来る人間はウェルカムなのだ。
森から見える丘の上の領主館は豪華な作りだった。装飾が施された大きな柱で支えられた3階建ての建物で中央部分に尖塔がある。周囲は高い壁に囲まれて中は見えないが、庭も広いのだろう。俺達は、ひょっとすると息子達が森の中に出てこないかと待っているが、そうはいかないようだ。
出てこないなら直ぐにでも押しかけて、領主達をボコボコにしたいのだが、一つ問題が残っていた。ハンスの探しているショーイと言う男とは戦わずに話がしたいのだ。単純に突っ込むと戦いは避けられないだろう、何といっても用心棒なのだから。
ショーイを先に呼び出す方法を考える必要があった。
「リンネ、お前の死人使いって犬とかでも大丈夫なの?」
「死んだ犬も私のいう事は聞いてくれるよ。それがどうかしたのかい?」
「ああ、他の動物でお使いを頼みたいんだよ」
俺はA3の紙にマジックで-『ショーイ、森で待つ。来なければ領主を殺す』-と大きな字で書いて、プラスチックケースの中に紙を入れた。ドリルで小さい穴をケース開けて首から下げる紐を通した。
「それは、どうされるのですか?」
「ハンス、ショーイは強い剣士なんだね?」
「ええ、私が知っている中では最も速く、最も強い剣士です」
- それなら、逃げずに来てくれるかもしれない。
「リンネ、こいつを・・・、操ってくれよ」
俺はストレージの『獲物の部屋』から、アサルトライフルで倒したデスハンターの死体を地面に取り出した。
「な、なんだい! この気持ちの悪いのは!」
「これは、らぷ・・、デスハンターっていう魔獣だよ。首にこいつをぶら下げるから、あの屋敷に行って、走り回ってくるように命令してよ」
「あんた、犬だって言わなかったかい?」
「犬とか、だよ。同じ生き物だから行けるんじゃないの?」
俺の予想では走り回るぐらいの指示は聞いてくれるはずだ。そして、このメッセージを見た誰かが領主に伝えれば、ショーイに森へ行くように必ず指示を出すだろう。問題はショーイが逃げずに来るかどうかだが、ハンスの話ならなんとか出てきてくれるような気がする。
「走り回るってのはいつまで走らせればいいんだい?」
「時間の指定とかもできるの?」
「時間は無理だけど、やってほしいことは伝わると思うよ」
なるほどね、時間じゃないとすると・・・
「じゃあ、10人の人間に会うまで、屋敷の中を走り回るってことで」
「ふん、出来るかわかんないけど、頼んでみるよ。だけど、最近死んだのかい?まだ、血が流れてるじゃないか・・・」
俺がストレージの獲物の部屋に入っている間しか時は流れないから、鮮度は抜群だ。胴体はアサルトライフルで穴だらけだが、顔は無傷なので人間の識別ができることを期待しよう。
リンネは地面に横たわるデスハンターの横に膝をついて、首の付け根にそっと手を置いた。驚いたことに、俺達が治療をするときと同じような暖かい空気がリンネの手から流れて行くのが感じられた。
-治療と同じような魔法なのか?
「ワッ!」
離れて所で見ていたサリナが声を上げたが、横たわっていたデスハンターはしっぽと手を使ってゆっくりと立ち上がろうとしている。リンネも首に手を当てたまま、一緒に立ち上がった。
「わるいけど、あたしのお願いを頼むよ」
デスハンターは頷くことも無く銅像のように動かなくなった。
「その手紙を早くぶら下げなよ、そしたらこの子は走り出すからさ」
俺は自分の頭が入る大きな口とその中の鋭利な歯を横目に見ながら、頭からメッセージボードを掛けてやった。
「じゃあ、行っておいで」
リンネが優しく声を掛けると、いきなり前傾姿勢になって屋敷に向かって走って行った。
世界初、死竜メッセンジャーの誕生だ。
ライン領の領主が住んでいる町は領主と同じマイヤーと言う名前だった。俺達は町には入らずに領主館が建っている丘の裏側にある森の中へ入った。森の中に来たのは、オッドの話を聞いて領主の館を偵察するためだったが、聞いた話は耳を疑う内容だった。
領主は昔から女好きで気に入った若い女をみつけると、連れ去って慰み者にする典型的な悪代官だったようだ。それでも、昔は娘の親に金を渡すなどをして奉公人の体裁を整えて連れて行っていたらしいのだが、風の国の先王-領主の兄が無くなってからは、そういった体裁をとることも無い単なる人さらいに成り下がっていた。
そして、そのたちの悪い領主には双子の息子、キーンとギーンと言うのが居る。そいつらも父親を見て育ったせいか、娘は攫うものだと思っているらしく、領内に可愛い娘が居ると聞くと、二人で手勢を連れて押しかけて行くらしい。さらに息子達は若い女の情報に金も払っていた。領民の中にも領主たちへ近所の娘を渡そうとする奴がいると言う事だ。
だが、最近の息子達は女を弄ぶだけでは満足できなくなってきたらしい。女に飽きると森へ連れ出して・・・、狩るのだ・・・娘を。運よく、血まみれで逃げ帰って来られた娘の話では、服も着せずに館の裏の森へ追い出して、弓をもって二人で追いかけるということだった。
- 人間を狩りの対象にする・・・、狂っている。
不思議だったのは、こんな鬼畜領主の元で暮らしている領民がいまだにたくさんいると言う事実だが、ハンスやリンネの話を聞いて納得した。この国では住むところは自由ではないのだ。現世の日本のように自由に引っ越せるわけではない。住む場所を変わるためには身分証と許可証を持って移る必要がある。身分証や許可証を出すのはもちろん鬼畜領主だから、出す訳がない。
もっとも、無許可でゲイルに移住する不法滞在者のような人間も居るから、トレスの町のようにどんどん人間が減っていくのだろう。反対にライン領の中は入市税のようなものは一切取られなかった。入って来る人間はウェルカムなのだ。
森から見える丘の上の領主館は豪華な作りだった。装飾が施された大きな柱で支えられた3階建ての建物で中央部分に尖塔がある。周囲は高い壁に囲まれて中は見えないが、庭も広いのだろう。俺達は、ひょっとすると息子達が森の中に出てこないかと待っているが、そうはいかないようだ。
出てこないなら直ぐにでも押しかけて、領主達をボコボコにしたいのだが、一つ問題が残っていた。ハンスの探しているショーイと言う男とは戦わずに話がしたいのだ。単純に突っ込むと戦いは避けられないだろう、何といっても用心棒なのだから。
ショーイを先に呼び出す方法を考える必要があった。
「リンネ、お前の死人使いって犬とかでも大丈夫なの?」
「死んだ犬も私のいう事は聞いてくれるよ。それがどうかしたのかい?」
「ああ、他の動物でお使いを頼みたいんだよ」
俺はA3の紙にマジックで-『ショーイ、森で待つ。来なければ領主を殺す』-と大きな字で書いて、プラスチックケースの中に紙を入れた。ドリルで小さい穴をケース開けて首から下げる紐を通した。
「それは、どうされるのですか?」
「ハンス、ショーイは強い剣士なんだね?」
「ええ、私が知っている中では最も速く、最も強い剣士です」
- それなら、逃げずに来てくれるかもしれない。
「リンネ、こいつを・・・、操ってくれよ」
俺はストレージの『獲物の部屋』から、アサルトライフルで倒したデスハンターの死体を地面に取り出した。
「な、なんだい! この気持ちの悪いのは!」
「これは、らぷ・・、デスハンターっていう魔獣だよ。首にこいつをぶら下げるから、あの屋敷に行って、走り回ってくるように命令してよ」
「あんた、犬だって言わなかったかい?」
「犬とか、だよ。同じ生き物だから行けるんじゃないの?」
俺の予想では走り回るぐらいの指示は聞いてくれるはずだ。そして、このメッセージを見た誰かが領主に伝えれば、ショーイに森へ行くように必ず指示を出すだろう。問題はショーイが逃げずに来るかどうかだが、ハンスの話ならなんとか出てきてくれるような気がする。
「走り回るってのはいつまで走らせればいいんだい?」
「時間の指定とかもできるの?」
「時間は無理だけど、やってほしいことは伝わると思うよ」
なるほどね、時間じゃないとすると・・・
「じゃあ、10人の人間に会うまで、屋敷の中を走り回るってことで」
「ふん、出来るかわかんないけど、頼んでみるよ。だけど、最近死んだのかい?まだ、血が流れてるじゃないか・・・」
俺がストレージの獲物の部屋に入っている間しか時は流れないから、鮮度は抜群だ。胴体はアサルトライフルで穴だらけだが、顔は無傷なので人間の識別ができることを期待しよう。
リンネは地面に横たわるデスハンターの横に膝をついて、首の付け根にそっと手を置いた。驚いたことに、俺達が治療をするときと同じような暖かい空気がリンネの手から流れて行くのが感じられた。
-治療と同じような魔法なのか?
「ワッ!」
離れて所で見ていたサリナが声を上げたが、横たわっていたデスハンターはしっぽと手を使ってゆっくりと立ち上がろうとしている。リンネも首に手を当てたまま、一緒に立ち上がった。
「わるいけど、あたしのお願いを頼むよ」
デスハンターは頷くことも無く銅像のように動かなくなった。
「その手紙を早くぶら下げなよ、そしたらこの子は走り出すからさ」
俺は自分の頭が入る大きな口とその中の鋭利な歯を横目に見ながら、頭からメッセージボードを掛けてやった。
「じゃあ、行っておいで」
リンネが優しく声を掛けると、いきなり前傾姿勢になって屋敷に向かって走って行った。
世界初、死竜メッセンジャーの誕生だ。
1
あなたにおすすめの小説
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる