277 / 343
Ⅱ-116 タロウさん?
しおりを挟む
■森の国 北東の山地
翌朝と言っても、日が昇る前に俺達はエルフの里を出発した。嫌がるママさんと抽選で選ばれたエルフ美女-サビーナとエリーサが一緒だった。ノルドは父親を捜しに行くのに、エルフの人手を貸すと言ってくれたので、里の広場で同行者を募集したのだが・・・、危うくケンカになるところだった。ミーシャが言っていた通り、俺はこの里では人気者のようで、見える範囲のエルフは全員行きたがった。だが、ここから森を抜ける為には4人乗りのバギーしか乗れないので、同行者は二人までとなってしまう。その二人の座を争って議論し始めたのだが、かなり激しい議論の末にくじ引き以外では怪我人が出るという結論になった。
と言うことで、バギーの後部座席にはめでたく当選した2名が目を輝かせてシートに座っている。反対にママさんは自分の席をエルフに譲っても良いと言う態度だった。相変わらず、我が子の心配よりも父親と会いたくない気持ちが勝っているらしい。
-ひどい母親だ・・・と思う。
そんなママさんも横に乗せて俺はエルフの里がある森を後にした。森を北に抜けると平坦な草原地帯が広がったのでバギーの速度を一気に上げた。サリナ達が洞窟に閉じ込められてから既に40時間ぐらい経過しているのだから、かなり焦っている。
「凄い! 凄いな! サビーナ。 これなら馬よりも速い!」
「ああ、凄い! うん、ついて来て良かった! ありがとう、サトル!」
喜ぶエルフをしり目にママさんはやさぐれた感じでサングラスをかけてシートにもたれかかっている。全くやる気は感じられないが、俺はノルドから聞いた情報だけを頼りにバギーを走らせ続けた。ノルドの説明によると北にある一番高い山よりも東側のどこかにママさんの父親-タロウがいると言う。
-本当にタロウが名前なのか?
先の勇者は日本人だったようだから、その一族が和名でもおかしくは無いが、ママさんはマリアンヌなのに・・・。
「あの辺りのどこかですね」
「ああ、そうだ。あの山地で木が薄くなっているあたりじゃないかな?」
2時間以上走り続けるとサビーナは遥か遠くに見える山を指さして俺に方向を示した。
「どうしてですか?」
「あの辺りには川がありそうだからな、水を汲むにも魚を獲るにも都合が良いだろう」
「なるほど、そういうことですか。ありがとうございます、サビーナさん」
「役に立ったなら嬉しいな。なんでも相談してくれ。長老からもお前たちのために命を捧げよと言われている」
「ありがとうございます。お気持ちだけで・・・」
命を捧げるなどとミーシャと同じ物騒なことを言っているが、サビーナ達は真剣なまなざしでバギーの行く先を見つめている。この真剣さをママさんにも見習ってほしいものだと思いながら起伏のある丘を回り込んで進むと、木の数が増えてきて地面の凹凸も大きくなってきた。少し先からは森になっていて山地全体は木で覆われているが、サビーナの言っていた通りに木が薄くなっている山裾あたりから川が流れてきているのも見えた。
「あの先からは分かれて探しに行きましょう。二人は西側と東側から探してください。私たちはこのまま川に沿って北側に進みます」
「わかった。見つけたときはどうするのだ?」
「それは後で説明しますよ」
バギーを森の入り口に止めて、ストレージからサビーネ達の装備を取り出した。すでにストレージ能力については隠すのをやめていて、里のはずれで二人を前にストレージからバギーを取り出している。突然現れたバギーに二人は興奮してテンションマックスの歓声を上げてくれた。ここで取り出したのはタクティカルベストと軽量リュック、グロック17、ペットボトルのドリンクと軽食そして発煙弾等だった。
「まず、この銃の取り扱いを説明します・・・」
俺は最初にグロックの使い方を教えて、危険なので人には銃口を向けないように念を押した。二人ともすぐに使い方を理解して、少し離れたところにある木へ正確に命中させていた。
「これは・・・、凄すぎるな! これなら近くの獲物など何匹でも倒せるじゃないか!」
「お二人ならそうでしょうね。でも、危険な時だけ使ってください。それと大きな音がしますから、タロウさんを見つけたら空に向けて3発撃ってください」
「3発だな? よし、わかった」
「それと、この発煙弾の輪を引いて・・・、地面に投げてください」
「うわっ!? なんだ、赤い色が出てきたぞ! 燃えているのか?」
「いえ、これも目印ですよ。銃声が3発聞こえたら煙が上がっている方向に集まると言うことにしましょう。2つ渡しておきますから、一つ目の煙が止まったら2つ目を使ってください」
俺は煙を出し続ける発煙弾をストレージに戻して、タクティカルベストと無線をサビーナとエリーサに装着させた。
「無線で二人の声が離れても聞こえています。こちらの声も耳の中に聞こえてきますからね」
「ああ、耳が何だか変な感じだが・・・、わかった。よし、じゃあ行こう!」
「お願いします」
エルフの二人は笑顔を見せて東西に分かれて森の中に走って行ったのを見送り、俺達はバギーで木をかわしながらゆっくりと北の方へと向かっていく。横のママさんは相変わらず無言だった。
「ところで、マリアンヌさんのお母さんはどうされているんですか?」
「母はいません」
「いない・・・と言うのは亡くなったのですか?」
「いえ、父の説明では私には母はいない。私を産んだ後に居なくなったと聞いています」
「・・・」
-あかん! 無茶苦茶や!
ママさんのお母さんも変人なのだろうか?それともタロウと言う人がおかしいのだろうか?この家族ではサリナが一番ましというかちゃんとしているような気がしてきた。ママさんからはそれ以上の説明はなかったので、会話もそこで止まってしまった。そのうち木が密集してきてバギーでも走りにくくなったので、バギーを降りて徒歩で木々の間から見える山の頂とコンパスを頼りに速足で北を目指した。
川に沿って30分ほど歩いた時に西の方角から3発の銃声が聞こえてきた。
〔サトル! 聞こえるか? 馬の足跡を見つけたから、こっちに来てくれ! 何度も通った跡がある〕
「判りました。すぐに行きます。・・・エリーサが何か見つけたようですね」
無線からエリーサの声が聞こえて、手掛かりが見つかったと言うのにママさんは皺を鼻の上に浮かべて不機嫌そうに頷いた。建設的な意見は聞けそうになかったので、俺は黙って西の方角に向かって急ぎ足で進み始めた。後ろにはだらだらと歩く人がついて来ている。俺が思ったよりもかなり離れた場所からピンク色の煙がたなびくのが見えたところで、サビーナが追いついてきた。
「おおー! あんな風に見えるのだな! いやぁ、やはりサトルの魔法は良いな!」
サビーナは目を輝かせてサトルを横から見つめてくれる。非常事態の最中でも思わずドキドキする綺麗な緑色の目がすぐそばで輝いている。それにしても、エルフの二人は森の中を走るのが速すぎる。まだ遠くに見えるエリーサの煙までの距離と同じぐらいをサビーナも逆方向に走っていたはずなのに、既に俺達に追いついて来ている。
サビーナが俺達に追いついてから5分ほど歩いて、ようやく発煙弾が上がっている場所にたどり着いた。エリーサは手を振りながら俺達を笑顔で待っていた。
「ほら、見てくれ! ここからあの方向に何度も馬が通った跡があるだろ!?」
嬉しそうなエリーサが指さす地面には確かに草が踏みしだかれて、馬のひづめの跡が続いている場所があった。
「そうですね、ありがとうございます。じゃあ、この跡を追いかけましょう」
「うん、そうなんだが・・・、サビーナ、何か先の方にいると思わないか?」
「やっぱりそうか、私も大きなのが動いているのを感じた」
エルフの二人には何かがいるのを感じたようだが、当然ながら俺には何のことかさっぱりだった。
-敵? 黒い死人がこんなところに居るはずはないけど・・・、それとも魔獣か?
翌朝と言っても、日が昇る前に俺達はエルフの里を出発した。嫌がるママさんと抽選で選ばれたエルフ美女-サビーナとエリーサが一緒だった。ノルドは父親を捜しに行くのに、エルフの人手を貸すと言ってくれたので、里の広場で同行者を募集したのだが・・・、危うくケンカになるところだった。ミーシャが言っていた通り、俺はこの里では人気者のようで、見える範囲のエルフは全員行きたがった。だが、ここから森を抜ける為には4人乗りのバギーしか乗れないので、同行者は二人までとなってしまう。その二人の座を争って議論し始めたのだが、かなり激しい議論の末にくじ引き以外では怪我人が出るという結論になった。
と言うことで、バギーの後部座席にはめでたく当選した2名が目を輝かせてシートに座っている。反対にママさんは自分の席をエルフに譲っても良いと言う態度だった。相変わらず、我が子の心配よりも父親と会いたくない気持ちが勝っているらしい。
-ひどい母親だ・・・と思う。
そんなママさんも横に乗せて俺はエルフの里がある森を後にした。森を北に抜けると平坦な草原地帯が広がったのでバギーの速度を一気に上げた。サリナ達が洞窟に閉じ込められてから既に40時間ぐらい経過しているのだから、かなり焦っている。
「凄い! 凄いな! サビーナ。 これなら馬よりも速い!」
「ああ、凄い! うん、ついて来て良かった! ありがとう、サトル!」
喜ぶエルフをしり目にママさんはやさぐれた感じでサングラスをかけてシートにもたれかかっている。全くやる気は感じられないが、俺はノルドから聞いた情報だけを頼りにバギーを走らせ続けた。ノルドの説明によると北にある一番高い山よりも東側のどこかにママさんの父親-タロウがいると言う。
-本当にタロウが名前なのか?
先の勇者は日本人だったようだから、その一族が和名でもおかしくは無いが、ママさんはマリアンヌなのに・・・。
「あの辺りのどこかですね」
「ああ、そうだ。あの山地で木が薄くなっているあたりじゃないかな?」
2時間以上走り続けるとサビーナは遥か遠くに見える山を指さして俺に方向を示した。
「どうしてですか?」
「あの辺りには川がありそうだからな、水を汲むにも魚を獲るにも都合が良いだろう」
「なるほど、そういうことですか。ありがとうございます、サビーナさん」
「役に立ったなら嬉しいな。なんでも相談してくれ。長老からもお前たちのために命を捧げよと言われている」
「ありがとうございます。お気持ちだけで・・・」
命を捧げるなどとミーシャと同じ物騒なことを言っているが、サビーナ達は真剣なまなざしでバギーの行く先を見つめている。この真剣さをママさんにも見習ってほしいものだと思いながら起伏のある丘を回り込んで進むと、木の数が増えてきて地面の凹凸も大きくなってきた。少し先からは森になっていて山地全体は木で覆われているが、サビーナの言っていた通りに木が薄くなっている山裾あたりから川が流れてきているのも見えた。
「あの先からは分かれて探しに行きましょう。二人は西側と東側から探してください。私たちはこのまま川に沿って北側に進みます」
「わかった。見つけたときはどうするのだ?」
「それは後で説明しますよ」
バギーを森の入り口に止めて、ストレージからサビーネ達の装備を取り出した。すでにストレージ能力については隠すのをやめていて、里のはずれで二人を前にストレージからバギーを取り出している。突然現れたバギーに二人は興奮してテンションマックスの歓声を上げてくれた。ここで取り出したのはタクティカルベストと軽量リュック、グロック17、ペットボトルのドリンクと軽食そして発煙弾等だった。
「まず、この銃の取り扱いを説明します・・・」
俺は最初にグロックの使い方を教えて、危険なので人には銃口を向けないように念を押した。二人ともすぐに使い方を理解して、少し離れたところにある木へ正確に命中させていた。
「これは・・・、凄すぎるな! これなら近くの獲物など何匹でも倒せるじゃないか!」
「お二人ならそうでしょうね。でも、危険な時だけ使ってください。それと大きな音がしますから、タロウさんを見つけたら空に向けて3発撃ってください」
「3発だな? よし、わかった」
「それと、この発煙弾の輪を引いて・・・、地面に投げてください」
「うわっ!? なんだ、赤い色が出てきたぞ! 燃えているのか?」
「いえ、これも目印ですよ。銃声が3発聞こえたら煙が上がっている方向に集まると言うことにしましょう。2つ渡しておきますから、一つ目の煙が止まったら2つ目を使ってください」
俺は煙を出し続ける発煙弾をストレージに戻して、タクティカルベストと無線をサビーナとエリーサに装着させた。
「無線で二人の声が離れても聞こえています。こちらの声も耳の中に聞こえてきますからね」
「ああ、耳が何だか変な感じだが・・・、わかった。よし、じゃあ行こう!」
「お願いします」
エルフの二人は笑顔を見せて東西に分かれて森の中に走って行ったのを見送り、俺達はバギーで木をかわしながらゆっくりと北の方へと向かっていく。横のママさんは相変わらず無言だった。
「ところで、マリアンヌさんのお母さんはどうされているんですか?」
「母はいません」
「いない・・・と言うのは亡くなったのですか?」
「いえ、父の説明では私には母はいない。私を産んだ後に居なくなったと聞いています」
「・・・」
-あかん! 無茶苦茶や!
ママさんのお母さんも変人なのだろうか?それともタロウと言う人がおかしいのだろうか?この家族ではサリナが一番ましというかちゃんとしているような気がしてきた。ママさんからはそれ以上の説明はなかったので、会話もそこで止まってしまった。そのうち木が密集してきてバギーでも走りにくくなったので、バギーを降りて徒歩で木々の間から見える山の頂とコンパスを頼りに速足で北を目指した。
川に沿って30分ほど歩いた時に西の方角から3発の銃声が聞こえてきた。
〔サトル! 聞こえるか? 馬の足跡を見つけたから、こっちに来てくれ! 何度も通った跡がある〕
「判りました。すぐに行きます。・・・エリーサが何か見つけたようですね」
無線からエリーサの声が聞こえて、手掛かりが見つかったと言うのにママさんは皺を鼻の上に浮かべて不機嫌そうに頷いた。建設的な意見は聞けそうになかったので、俺は黙って西の方角に向かって急ぎ足で進み始めた。後ろにはだらだらと歩く人がついて来ている。俺が思ったよりもかなり離れた場所からピンク色の煙がたなびくのが見えたところで、サビーナが追いついてきた。
「おおー! あんな風に見えるのだな! いやぁ、やはりサトルの魔法は良いな!」
サビーナは目を輝かせてサトルを横から見つめてくれる。非常事態の最中でも思わずドキドキする綺麗な緑色の目がすぐそばで輝いている。それにしても、エルフの二人は森の中を走るのが速すぎる。まだ遠くに見えるエリーサの煙までの距離と同じぐらいをサビーナも逆方向に走っていたはずなのに、既に俺達に追いついて来ている。
サビーナが俺達に追いついてから5分ほど歩いて、ようやく発煙弾が上がっている場所にたどり着いた。エリーサは手を振りながら俺達を笑顔で待っていた。
「ほら、見てくれ! ここからあの方向に何度も馬が通った跡があるだろ!?」
嬉しそうなエリーサが指さす地面には確かに草が踏みしだかれて、馬のひづめの跡が続いている場所があった。
「そうですね、ありがとうございます。じゃあ、この跡を追いかけましょう」
「うん、そうなんだが・・・、サビーナ、何か先の方にいると思わないか?」
「やっぱりそうか、私も大きなのが動いているのを感じた」
エルフの二人には何かがいるのを感じたようだが、当然ながら俺には何のことかさっぱりだった。
-敵? 黒い死人がこんなところに居るはずはないけど・・・、それとも魔獣か?
0
あなたにおすすめの小説
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる