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1章 異世界へ
チートステータス
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門を出て王都を出発する。
レーネさんが教えてくれた場所までは歩いて約1時間ほど。
俺たちは周囲を警戒しつつ駄弁りながら草原を歩く。
「そういえば私って一度も魔法を使ってないね」
「確かに。どんな魔法が使えるんだ?」
「んーっと……基本的には全部使えるみたいだよ」
カナデは全属性適正Lv.MAXというチートスキルがあるため、全ての魔法が使えるようだ。
それに加え、魔法攻撃で最も重要な魔力、知力はランクSS。
完全に魔法特化型だ。
ちなみに魔力は魔法を発動するために必要となり、知力は魔法攻撃の威力に関わってくる。
「一度も使ったことないけど魔法知識Lv.MAXのおかげで、どんな魔法か理解してるんだよね。だから使ったことはないけど習得している魔法の熟練度はMAXって感じかな」
「なら試しに何か魔法を使ってみたらどうだ?俺も魔法というものに興味あるからな。あの木に向かって何か魔法を放ってくれ」
「任せてっ!ファイヤーボールっ!」
そう呟いた後、〈業魔の杖〉を遠くに見える木に向ける。
すると杖の先にサッカーボール程度の火の玉が出来上がり、木に向けて放たれる。
そして数秒後、「ドカーンっ!」という地響きとともに突風が吹き荒れる。
まるで大規模な爆発でも起きたかのような勢いで燃え続ける草原。
「「………」」
その様子に絶句する俺たち。
「おいっ!誰が辺り一面を跡形もなく燃やせと言った!」
「わっ、私じゃないよ!?いや、私だけど私じゃないよ!?」
訳の分からないことを言いながら犯人を逃れようとする妹。
「だ、だって初球魔法のファイヤーボールだよ!?あんなに小さな玉だよ!?まさかこんなことになるなんて思わないよ!」
「これが知力SSと〈業魔の杖〉の力か……」
「しょ、証拠隠滅っ!草原よ!新たに生まれて!」
何の魔法を使ったかは分からないが、先程まで草一つなかった焼け野原があっという間に草原に変わる。
「ふぅ、これでセーフ」
カナデが額を拭い、一呼吸する。
「女神様からとんでもない力をいただいたようだな」
「だね。じゃあ次はお兄ちゃんっ!」
先程のことはなかったことにしたいようで、俺に技の披露を促す。
「あのでっかい岩を斬って!」
「いや流石にこれは無理だろ……」
カナデが指差したのは俺の背丈の4倍以上はある大きな岩。
「〈日本刀〉が絶対に折れないか検証するチャンスだよ!」
「……それもそうか」
もし折れた場合、武器を失うことになるが、女神様からいただいた武器の強度は気になっていたため、カナデのお願い通り、岩に向かって剣を構える。
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
この技は闘気を込めて斬撃を飛ばすという技で、遠距離攻撃を手に入れたかった俺の祖先が編み出した技の一つ。
ちなみに『水瀬神明流』の剣技は全部で7つあり、六の型と七の型は身体への負担が大きいため、滅多に使用しない。
俺は闘気込めて下から上に〈日本刀〉を振り上げる。
すると岩が真っ二つに割れ、岩の奥にあった木々も伐採してしまう。
「「………」」
その様子に絶句する2人。
「お兄ちゃん!やり過ぎだよ!誰が後ろの木々も斬ってって言ったの!?」
「待て!俺じゃない!いや、俺がやったけど俺じゃない!」
カナデの言い訳を咄嗟に真似て弁明する。
「これじゃあ森林破壊だよ!」
「お前も似たようなことしてただろ!ってか速く証拠隠滅しないと!」
「あ、そうだった!木よ、もう一度伸びて!」
またしてもどんな魔法を使ったかは分からないが、俺に斬られた木が次々と伸びていく。
「ふぅ、これで隠蔽完了だ」
「だね。それより、〈旋空〉ってあんな威力だっけ?」
「そんなことはない。あの岩なら半分程度しか斬れないはずだ」
「あ、半分は斬れちゃうんだね」
そんなツッコミを受けつつ俺たちは自分の能力を整理する。
「思った以上にチートだったね」
「ヤバい力を手に入れたみたいだ」
そんなことを話しつつ俺たちは薬草採取に向かった。
レーネさんから教えられた薬草採取場所へ到着する。
「おい、どれが薬草か見分けがつかないぞ」
「私もだよ。辺り一面の雑草が全て薬草に見えるよ」
「地球でも四つ葉のクローバーを探すのに苦労するんだ。この世界でも苦労は変わらんな」
ということで、どうやら薬草採取は面倒な依頼らしい。
その事実に頭を抱えていると「大丈夫だよ!お兄ちゃんっ!」と妹が言う。
「私たちには賢者さんがいるからね!」
「確かに!賢者さんだとこの状況を打破できそうだ!」
「うんうん!ねー、賢者さん!」
賢者さんの声は聞こえないが、カナデが満面の笑みを浮かべているので良い方法があるようだ。
「ふむふむなるほど……うんっ!これなら簡単だね!サーチっ!」
カナデが魔法を発動し、周囲を探知する。
「あった!マーキングっ!」
そして別の種類の魔法を発動。
するとチラホラと草むらから光が見えるようになった。
「光ってる草が薬草だよ!ほら!」
光っていた場所に移動したカナデが光っている草をむしる。
「おぉ、本当に薬草だ」
その手には四つ葉のクローバーがあり、薬草のみを光らせることに成功したようだ。
「これが賢者さんと私の魔法を組み合わせたコンビネーションだよ!どう!?お兄ちゃんっ!」
「あぁ、さすがカナデだ」
そう言って頭を撫でると「えへへ~」と嬉しそうに笑う。
その後、30分ほどかけて2人で薬草を採取し、約100本ほどの薬草を手に入れることができた。
レーネさんが教えてくれた場所までは歩いて約1時間ほど。
俺たちは周囲を警戒しつつ駄弁りながら草原を歩く。
「そういえば私って一度も魔法を使ってないね」
「確かに。どんな魔法が使えるんだ?」
「んーっと……基本的には全部使えるみたいだよ」
カナデは全属性適正Lv.MAXというチートスキルがあるため、全ての魔法が使えるようだ。
それに加え、魔法攻撃で最も重要な魔力、知力はランクSS。
完全に魔法特化型だ。
ちなみに魔力は魔法を発動するために必要となり、知力は魔法攻撃の威力に関わってくる。
「一度も使ったことないけど魔法知識Lv.MAXのおかげで、どんな魔法か理解してるんだよね。だから使ったことはないけど習得している魔法の熟練度はMAXって感じかな」
「なら試しに何か魔法を使ってみたらどうだ?俺も魔法というものに興味あるからな。あの木に向かって何か魔法を放ってくれ」
「任せてっ!ファイヤーボールっ!」
そう呟いた後、〈業魔の杖〉を遠くに見える木に向ける。
すると杖の先にサッカーボール程度の火の玉が出来上がり、木に向けて放たれる。
そして数秒後、「ドカーンっ!」という地響きとともに突風が吹き荒れる。
まるで大規模な爆発でも起きたかのような勢いで燃え続ける草原。
「「………」」
その様子に絶句する俺たち。
「おいっ!誰が辺り一面を跡形もなく燃やせと言った!」
「わっ、私じゃないよ!?いや、私だけど私じゃないよ!?」
訳の分からないことを言いながら犯人を逃れようとする妹。
「だ、だって初球魔法のファイヤーボールだよ!?あんなに小さな玉だよ!?まさかこんなことになるなんて思わないよ!」
「これが知力SSと〈業魔の杖〉の力か……」
「しょ、証拠隠滅っ!草原よ!新たに生まれて!」
何の魔法を使ったかは分からないが、先程まで草一つなかった焼け野原があっという間に草原に変わる。
「ふぅ、これでセーフ」
カナデが額を拭い、一呼吸する。
「女神様からとんでもない力をいただいたようだな」
「だね。じゃあ次はお兄ちゃんっ!」
先程のことはなかったことにしたいようで、俺に技の披露を促す。
「あのでっかい岩を斬って!」
「いや流石にこれは無理だろ……」
カナデが指差したのは俺の背丈の4倍以上はある大きな岩。
「〈日本刀〉が絶対に折れないか検証するチャンスだよ!」
「……それもそうか」
もし折れた場合、武器を失うことになるが、女神様からいただいた武器の強度は気になっていたため、カナデのお願い通り、岩に向かって剣を構える。
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
この技は闘気を込めて斬撃を飛ばすという技で、遠距離攻撃を手に入れたかった俺の祖先が編み出した技の一つ。
ちなみに『水瀬神明流』の剣技は全部で7つあり、六の型と七の型は身体への負担が大きいため、滅多に使用しない。
俺は闘気込めて下から上に〈日本刀〉を振り上げる。
すると岩が真っ二つに割れ、岩の奥にあった木々も伐採してしまう。
「「………」」
その様子に絶句する2人。
「お兄ちゃん!やり過ぎだよ!誰が後ろの木々も斬ってって言ったの!?」
「待て!俺じゃない!いや、俺がやったけど俺じゃない!」
カナデの言い訳を咄嗟に真似て弁明する。
「これじゃあ森林破壊だよ!」
「お前も似たようなことしてただろ!ってか速く証拠隠滅しないと!」
「あ、そうだった!木よ、もう一度伸びて!」
またしてもどんな魔法を使ったかは分からないが、俺に斬られた木が次々と伸びていく。
「ふぅ、これで隠蔽完了だ」
「だね。それより、〈旋空〉ってあんな威力だっけ?」
「そんなことはない。あの岩なら半分程度しか斬れないはずだ」
「あ、半分は斬れちゃうんだね」
そんなツッコミを受けつつ俺たちは自分の能力を整理する。
「思った以上にチートだったね」
「ヤバい力を手に入れたみたいだ」
そんなことを話しつつ俺たちは薬草採取に向かった。
レーネさんから教えられた薬草採取場所へ到着する。
「おい、どれが薬草か見分けがつかないぞ」
「私もだよ。辺り一面の雑草が全て薬草に見えるよ」
「地球でも四つ葉のクローバーを探すのに苦労するんだ。この世界でも苦労は変わらんな」
ということで、どうやら薬草採取は面倒な依頼らしい。
その事実に頭を抱えていると「大丈夫だよ!お兄ちゃんっ!」と妹が言う。
「私たちには賢者さんがいるからね!」
「確かに!賢者さんだとこの状況を打破できそうだ!」
「うんうん!ねー、賢者さん!」
賢者さんの声は聞こえないが、カナデが満面の笑みを浮かべているので良い方法があるようだ。
「ふむふむなるほど……うんっ!これなら簡単だね!サーチっ!」
カナデが魔法を発動し、周囲を探知する。
「あった!マーキングっ!」
そして別の種類の魔法を発動。
するとチラホラと草むらから光が見えるようになった。
「光ってる草が薬草だよ!ほら!」
光っていた場所に移動したカナデが光っている草をむしる。
「おぉ、本当に薬草だ」
その手には四つ葉のクローバーがあり、薬草のみを光らせることに成功したようだ。
「これが賢者さんと私の魔法を組み合わせたコンビネーションだよ!どう!?お兄ちゃんっ!」
「あぁ、さすがカナデだ」
そう言って頭を撫でると「えへへ~」と嬉しそうに笑う。
その後、30分ほどかけて2人で薬草を採取し、約100本ほどの薬草を手に入れることができた。
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