異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

ルナとの出会い

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 『ココナツ村』を出発してから1週間後。
 何事もなく、無事、王都に帰り着いた。

「ご飯代を出していただいた上に相場よりも高い報酬を頂きましたが、よろしいのですか?」
「気にしなくて良いよ!ミナミちゃんとの旅、とても楽しかったから!」
「カナデの言う通りだ。また機会があったらミナミに運転をお願いするよ」
「ありがとうございます!」

 ミナミへ少し多めの報酬を手渡した後、俺たちは依頼達成とダンジョン崩壊の件を伝えるため、冒険者ギルドへ向かう。

「あ、アキトさん!カナデさん!」

 ギルド内に入ると、俺たちの存在に気づいたレーネさんが声をかけてくれる。

「長旅お疲れ様でした!それで村はどうでしたか?」
「大丈夫でした。皆さん疲弊してましたが、村に被害はありませんよ」
「それなら良かったです」

 レーネさんが“ホッ”と胸を撫で下ろす。

「依頼の受注が遅くなってしまったのはギルド側の責任でもあります。なのでアキトさんたちが到着した頃には手遅れになっておらず良かったです。ほんと、引き受けていただきありがとうございました」
「いえいえ!私たちにとっても収穫のある旅でしたので!」

 大量の米に熊肉も確保できたため、当分は食費を抑えれる。

「これが依頼達成の証明書です」
「はい、確かにシャルさんのサインがありますね。ではコチラが依頼達成の報酬です。相場より安い報酬とはなりますが」
「ありがとうございます」

 俺は報酬を受け取り、簡単に依頼内容を報告する。

「熊が115頭ですか。さすがに多すぎですね」
「俺たちも同じことを思いました。なので周辺を調べてみたんです。そしたらダンジョン崩壊が発生し、魔物が熊の生息域を侵食したのが原因でした」
「ダンジョン崩壊ですか!?」

 レーネさんが声を上げる。
 そのため周囲の人たちが俺たちの方を向くが、レーネさんが即座に頭を下げて謝る。

「そ、それでダンジョン崩壊というのは本当ですか?」
「はい。森を徘徊していた魔物は全て討伐したので証拠は大量の魔石のみですが」

 そう言って魔石をレーネさんに見せる。

「いえ、アキトさんたちを疑うつもりはありません。熊115頭の討伐はシャルさんからの証明書にも書いてますから。それに魔石からオーガクラスの魔物と大量に戦ったことが証明できます。『ココナツ村』の周辺ではオーガクラスの魔物が出るダンジョンはないため、私たちの把握してないダンジョンが生まれ、崩壊したようですね」

 疑われても仕方のない案件だが、レーネさんは俺たちのことを信じてくれる。

「徘徊していた魔物はどんな魔物でしたか?」
「そうですね。ゴブリンやオーク、オーガなんかも大量にいましたね」
「オーガクラスが大量に徘徊してましたか。そうなると崩壊したダンジョンはB級以上はありそうですね」

 基本的に崩壊したダンジョンの階級は徘徊する魔物で概ね分かる。
 今回の場合、オーガが徘徊しているということは、オーガがダンジョンボスではないことが分かる。
 そのため、オーガクラス以上の魔物がダンジョンボスを務めていることとなり、自ずとダンジョンの階級も分かってくる。

「これはギルドマスターに話を通す必要がありそうです。アキトさんとカナデさん。この後、何か用事はありますか?なければ直接ギルドマスターに状況を伝えてほしいのですが」
「特に用事はないので問題ありませんよ」
「ありがとうございます。少々お待ちくださいね」

 そう言ってレーネさんが席を外す。
 そして数分後。

「お待たせしました。ギルドマスターのいらっしゃる部屋までご案内します」

 とのとこで、俺たちはレーネさんの後に続く。

「それにしてもお二人は本当に強いですね。ダンジョン崩壊で強化されたオーガクラスの魔物を倒してしまうなんて。しかも大量に」
「私たちには優秀なスキルがありますので!ねっ、お兄ちゃんっ!」
「そうですね。あれくらいの魔物なら何体居ても問題ないです」

 思ってることを正直に伝える。

「ふふっ。お二人ならAランク冒険者になってもおかしくありませんね。これは将来が楽しみです」

 そう言って笑うレーネさん。

「あ、着きました。コチラにギルドマスターがいらっしゃいます」

 レーネさんが扉の前で立ち止まり“コンコン”とノックをする。

「フィリアさん、アキトさんとカナデさんをお連れしました」
「入れ」

 中から女性の声が聞こえた後、俺たちはレーネさんに続いて部屋の中に入る。
 すると大きな机で作業している美女と、近くのソファーでくつろいでる美少女がいた。

「よく来たな。とりあえずそのソファーに座れ。おい、ルナ。お客さんが来たぞ」
「ん」

 美女からルナと呼ばれた美少女がソファーから立ち上がり、俺たちを見る。

「じーっ」

 そして俺たちのことを凝視しだした。

「「??」」

 その行動に俺たちは首を傾げる。

(ん?片眼だけ赤色に変わったぞ?)

 元々、髪色と同じ綺麗な青い瞳をしていたが、左眼だけが赤色に変化する。

(何かスキルを使ってるのか?)

 そう思うが俺の危機察知スキルが反応しないので害はなさそうだ。

「どうかしましたか?」
「ううん、何でもない。ただ、レーネが言う通り、この2人はEランク冒険者のレベルを超えてる。多分、私並みに強い」
「ほう」
「それに2人とも信頼できる。2人には邪な感情が一切ないから」
「ルナがそこまで言うのは珍しいな。っとなればダンジョン崩壊の件は信じた方がよさそうだ」

 そう言って頷きながら美女が立ち上がる。

「すまない、変な気分にさせてしまって。彼女はルナ。私の娘で、この街唯一のSランク冒険者だ」
「「Sランク冒険者!?」」

 俺たちの声が被る。

「ん、よろしく」

 ルナさんが表情を変えず、淡々と応えた。
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