異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

文字の大きさ
16 / 100
1章 異世界へ

ギルドマスターからの依頼

しおりを挟む
「「Sランク冒険者!?」」
「ん、よろしく」

 ルナさんが表情を変えず、淡々と応える。
 Sランク冒険者はS級の魔物を1人で討伐できることが絶対条件となっており、世界で6人しかいない。

「そ、そういえば、この街にはルナというSランク冒険者が居るって言ってたな」
「うん。まさかルナさんがこんなに可愛い女の子とは思わなかったよ」

 改めてルナと呼ばれた美少女を見る。
 青い髪を腰まで伸ばした美少女。
 スラッとしたスタイルと綺麗な顔立ちをしており、表情の変化が乏しいため、お人形のような美しさを感じる。
 確か年齢は俺の1つ上の21歳だ。

「そして私が王都支部ギルドマスターのフィリアだ。よろしくな」

 ルナさんの母親でギルドマスターであるフィリアさんが自己紹介をする。
 ルナさんの母親ということが納得なくらいの美女だが、見た目はルナさんを産んだとは思えないくらい若い。

「さて早速だが本題に入ろうか」

 そう言って俺たちをソファーに促す。

「では今回のダンジョン崩壊について知っていることを全て話してくれ」
「分かりました」

 俺たちは知っている情報を全て話す。

「ふむ、オーガクラスが何体も徘徊していたか」

 そう呟いて考え事をするフィリアさん。

「なぁ、ルナ。アキトたちと崩壊したダンジョンの調査に行ってくれないか?」
「ん、任せて」
「えっ!俺たち、同行するんですか!?」
「あぁ。これを機に2人の実力を把握しておきたいからな。大丈夫、どんなダンジョンであろうとルナがいるから死ぬことはない」
「ん、2人は私が守るから」

 あくまで崩壊したダンジョンが何級かの調査ということで無理はしないため、ルナさんへの同行をお願いされる。

「徘徊している魔物はダンジョン内にいた頃よりも強化されている。そんな状況でもオーガクラスの魔物を怪我なく何体も討伐している点から、ルナに迷惑をかけることはないだろう。もちろん、報酬は弾むぞ」

 俺はカナデを見る。

「私は引き受けたい。ココナツ村の近くのダンジョンが崩壊したとなれば村も危険だからね」
「だな。その依頼、引き受けます」
「ありがとう」

 こうして俺たちはルナさんとともに、崩壊したダンジョンへ行くこととなった。



 フィリアさんからの依頼を引き受けた翌日。
 村の安全を確保するため一刻も早く向かいたかった俺たちは、翌日出発することにした。

「ミナミちゃん!またよろしくね!」
「はいっ!今回も皆さんを安全にお連れしますね!」

 そのためミナミの馬車を再び借りることとなり、俺たちはミナミの運転で『ココナツ村』を目指す。

「ごめん。私、馬車の運転ができないから」
「大丈夫ですよ。俺たちも運転できませんから」

 Sランク冒険者にもなれば馬車の運転くらい出来ると思っていたが、ルナさんはできないらしい。
 ちなみに野営時の家事スキルも皆無だと薄い胸を張って堂々と言っていた。

「遠方の依頼を引き受けた時、どうやって移動してたんですか?」
「基本的に全てシャンリンとランリンが運転してた。私は何もしてない」

 シャンリンさん、ランリンさんとはルナさんのパーティーメンバーでA級上位の実力者。
 2人は姉妹らしく、顔がすごく似ているらしい。

「シャンリンとランリンはすごい。可愛くて家事全般ができる。しかも私の身の回りのお世話までしてくれる優れ者」

 話を聞く限り、ルナさんは戦闘力に全振りしたため生活スキルは皆無らしく、フィリアさんやシャンリンさん、ランリンさんが身の回りのお世話をしているようだ。

「シャンリンさんとランリンさんは今、どちらへ?」
「今は実家に帰ってる。だから今は1人で着替えないといけないから大変」
「………」

(シャンリンさんとランリンさん。ルナさんを甘やかしすぎでは?)

 そんなことを思うが口には出さない。

「そんなことより私はアキトのことが気になる」

 そう言って俺の身体にルナさんが近づく。
 馬車に乗ってるため椅子などはなく背もたれに寄りかって話していたため、俺の左肩にルナさんの右肩が触れ合う。

「っ!」

 そのため“ドキッ”としたが、ルナさんは気にする様子なく話を続ける。

「アキトからは不思議な気配を感じる。もちろん、カナデからも。多分、私と同じかそれ以上に2人は強い」
「そ、そんなことはありませんよ」
「ううん、私のスキルは当たる。2人は強くてシャンリン、ランリン並みに良い人」

 何らかのスキルで俺たちが強いことを確信しているようだ。
 良い人判定をどのようにしたかは不明だが。

「だから今日の旅は楽しみだった。もちろん、実力を秘密にしているなら私も秘密にする。この聖剣に誓って」

 この世界では武器に誓うという言葉は、自身の命を賭けることと同じくらい重たい誓約だ。
 そんな誓約を行うということは本気で俺たちの秘密を守るのだろう。

(賢者さんにお願いしてルナさんを調べたら良い人だという結果が出た。だからといって異世界からの転移者であることは伝えない方がいいだろう)

「スキルや称号は秘密にしてますが、実力を秘密にしているわけではありません。なので今回の依頼は本気を出しますよ」

 これはカナデと決めたこと。
 俺たちが1番守らなければならないことは自身の実力ではなく村の人たち。

 余計な行動をして村を危険に晒すわけにはいかないので、全力でいく予定だ。

「ん。期待してる」

 そう言ってほんの少しだけ口角を上げる。

(もう少し笑顔が増えれば可愛い女の子になるんだろうなぁ)

 そんなことを思いながらルナさんの笑顔に見惚れた。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~

名無し
ファンタジー
 主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活

怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。 スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。 何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。

処理中です...