異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

ダンジョン崩壊 2

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 その後、大きな問題なく順調に進み、10階層のフロアボスを難なく倒す。
 そして11階層まで到着する。

「一旦休憩しよう」
「ありがとう……ございます……」

 俺やルナさんは体力的に問題ないが、カナデに疲れが見えたため休憩を挟む。
 ちなみに各階層には絶対魔物が近づかないエリアというものが存在するため、そこで休憩を取っている。

「すみません、私のせいで」
「気にしなくていい。急ぐことも大事だけど1番は万全の状態を作ること。でないと勝てる魔物も勝てない」
「ルナさんの言う通りだ。ほら、これ飲んで休憩しろ」
「ありがとう、お兄ちゃん」

 俺は異空間ボックスから飲み物を取り出してカナデに渡す。

「ここまでの魔物は私たちにとって大した敵ではなかった。でもここからは難易度が跳ね上がると思う」
「賢者さんも罠の数が倍以上に増えると言ってます。慎重に動いた方がいいですね。幸い、ダンジョンのランクアップまであと1日弱はありますので、時間に余裕はあります」
「ん。だからカナデ、ゆっくり休んで」
「何なら俺の太ももで休んでいいぞ」
「ほんと!?ありがと~!」

 遠慮なく俺の太ももに頭を乗せるカナデ。
 そんなカナデに笑みをこぼしつつ、俺はカナデの頭を撫でる。
 すると俺のことを“ジトーっ”とした目でルナさんが見てきた。

「ど、どかしましたか?」
「ううん。さすがアキトたち。何処でもイチャイチャできる兄妹だと感心しただけ」
「い、イチャイチャはしてませんよ。これは兄妹のスキンシップですから」
「兄妹のスキンシップにも程がある。普通の兄妹はこんなことしない。成人した兄妹であれば尚更」
「………え?ほんとですか?」
「ん。少なくとも私は見たことない」
「………俺、カナデから『お兄ちゃんは何歳になっても妹を甘やかす存在!特に頭ナデナデは一生するように!』と言われてるのですが……」

 そう言ってカナデを見る。
 そこには幸せそうな顔で「すぅ…すぅ…」と寝息を立てるカナデがいた。

「アキトは妹をダメにする製造機らしい。これは妹属性を持ってるランリンは危ないかもしれない。あの娘、シャンリンの妹だしカナデと同い年だから……ブツブツ……」
「……?」

 などと訳の分からないことを言いながら考え事をするルナさん。
 すると脳内で賢者さんが語りかけてきた。

『さすがシスコンマスターですね』

(おい、それだと俺がシスコンについてマスターしてるプロみたいになるじゃないか)

『……?違うのですか?』

(当たり前だ!)

 俺は脳内で話しかけてくる賢者さんにツッコミつつ、カナデの頭を撫で続けた。



 数時間後。

「ありがとうございます!おかげで復活しました!」
「ん。では先に進む。また15階層で休憩を取るからそこまで頑張ろう」
「はーい!」

 カナデが復活し、探索を再開する。

「賢者さんによれば11階層からはケルベロスやワイバーンなどの魔物が出るみたいですよ」

 ケルベロスやワイバーンはA級ダンジョンのボスとして出現する魔物だ。
 しかし現在俺たちが挑んでいるダンジョンはS級なのでケルベロスやワイバーンクラスの魔物が何体も出現し、行手を阻む。

「さすがS級ダンジョン。ケルベロスは問題ないけど、ワイバーンは飛んでるから少し苦手」
「ならワイバーンの相手は私に任せてください!」

 そんな会話をしていると、「「「グァァァっ!」」」と3体のワイバーンが姿を現す。

「カナデ!」
「うんっ!サンダーボールっ!」

 カナデが〈業魔の杖〉をかざしてワイバーンに雷属性の攻撃を行う。

「「「グォォォォっ……」」」

 正確無比な魔法がワイバーンに当たり、フラフラしながら落下する。

「もう一回!サンダーボールっ!」

 再び同じ魔法をワイバーン3体に向けて放つと、「「「グォォ……」」」との声をあげて魔石となる。

「さすがカナデっ!」
「ん、ダンジョン崩壊で強化されたワイバーンを二撃で倒すのはすごい」
「えへへ~、魔物にとっての弱点魔法を勉強した甲斐がありましたっ!」

 カナデは空き時間があれば魔法操作の練習と魔物についての勉強をしており、本当に頼もしい。

「このペースなら予定よりもはやく15階層まで行けると思う」
「ですね……お、今度はケルベロスが3体来ましたよ」
「顔が9つもあるって変な感じだね」
「ん。ケルベロスを3体同時に見たのは初めて」

 ケルベロスが現れ、各々が感想を述べる。

「左は私に任せて」
「俺は右を。カナデは真ん中をお願い」
「りょーかいっ!」

 各々が1体を担当する形で相手をする。

「シャイニングレイ~3連~」

 まずはルナさんが聖属性魔法を剣に付与した状態で渾身の突き攻撃を行う。
 3つの顔目掛けてピンポイントに突き攻撃を行い、3つの顔全てが消滅する。

(速い。あのスピードを維持しながら正確に狙った場所へ攻撃してる)

 俺の動体視力でギリギリ視認できる速さでの攻撃を行っており、Sランク冒険者は伊達じゃないと思う。

(っと、見惚れてる場合じゃないな)

 俺がルナさんの攻撃を見ている間にカナデもケルベロスへ攻撃していたようで、中央にいたケルベロス1体が魔石となっていた。

「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉~三連~」

 俺も弱点である顔目掛けて飛ぶ斬撃を3撃見舞う。
 熟練者でも視認できないほどのスピードで剣を振ったことでケルベロスは斬撃を視認することができず、あっという間に魔石となる。

「さすが2人とも」
「ルナさんもさすがです」
「お兄ちゃんの言う通りです!ルナさんもカッコよかったですよ!」
「ん。ありがと」

 俺たちの褒め言葉に少しだけ口角を上げる。

「じゃあ先に進もう」

 とのことで俺たちは15階層まで目指した。
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