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1章 異世界へ
vs『黒の騎士』 4
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「うらぁぁぁぁっ!」
俺は気合いで立ち上がる。
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉~3連~」
そしてすぐさま闘気を込めて斬撃を飛ばす。
「っ!」
俺の攻撃に反応した騎士が後方へジャンプし回避する。
その隙に俺はカナデの下へ駆け寄る。
「お兄ちゃん……」
「ありがとう、カナデ。カナデの勇気に助けられたよ」
「うん。お兄ちゃんが死んじゃうかもって……あ、待ってて!すぐに回復するから!パーフェクトヒール!」
カナデが回復魔法を発動。
しかし…
「うぅ、ごめんなさい、お兄ちゃん。上手く使えなくて」
魔法は精神状態が大きく関わってくるため、今のカナデでは俺の傷口を完全に回復させることができず、流血を止めるだけとなった。
そのため泣きそうになってるカナデに対し、俺は手を伸ばしてカナデの手を握る。
「俺はカナデが生きてることを実感できるだけで戦える。だから、しばらく手を握ってもいいか?」
「っ!う、うん!私もお兄ちゃんが近くにいたら元気が出るよ!」
幸い、騎士は俺たちの様子を伺うだけで攻撃を仕掛けてくる様子はない。
「カナデ。一つだけ頼みがある」
「うん。どうしたの?」
「カナデには……」
と、俺が考えた作戦をカナデに伝える。
「待って、賢者さんに相談してみる」
とのことで返事を待つ。
「うん。多分だけど今の私でも大丈夫だよ」
「ありがとう。ならタイミングは任せるよ。準備ができたら教えてくれ。カナデの合図とともに俺が攻撃を仕掛けるから」
「分かった!」
そう元気に答えると、「すーはー」と何度も深呼吸をする。
(さっきよりも震えが止まってる。これなら普段通りとはいかなくても良い成果を見せてくれそうだ)
こんな時だが、少しずつ成長しているカナデに嬉しさを感じる。
(全身、傷だらけでアドレナリンが出てなければ痛みで動けないくらいだな)
『黒の騎士』から喰らった蹴りをガード無しで腹部に受けたため、おそらくだが肋骨が何本か折れている。
(カナデとルナさんを守るという使命が俺を奮い立たせてる。もう少しだけ頑張ってくれよ、俺の身体)
そう願いつつカナデの合図を待つ。
「いいよ!」
「よし!頼んだぞ!カナデ!」
俺は繋いでたカナデの手を放し、特効する。
そんな俺を迎え討とうと騎士が剣を構えたと同時に【透明化】を使用する。
「雷雲よ!落ちて!サンダーボルトっ!」
そのタイミングで騎士がいた場所の真上に雷雲が生成され、稲妻が落ちる。
「まだだよ!サンダーボルトっ!」
カナデが騎士の居そうなところへ雷を落とす。
約30もの雷が適当に降り注いでいるが、カナデには騎士の回避コースを一カ所に絞るよう指示しており、とある一カ所だけポッカリと回避コースが出現している。
「賢者さん!」
『解、この攻撃から回避可能なルートはカナデ様が誘導した場所のみ。つまりここです』
俺の視界上に赤い点で示してくれる。
(さすがカナデだ。後でお兄ちゃんが何でもお願いを聞いてやろう)
俺の依頼通りに攻撃してくれたカナデに感謝しつつ、一直線に赤い点へ向かう。
すると賢者さんの予測通り、【透明化】の切れた目の前に騎士が現れた。
「っ!」
「どうした?驚いてるようだな」
【透明化】が切れた瞬間に俺がいるとは思わなかったのか、騎士の行動が一瞬遅れる。
「いまっ!『水瀬神明流』五の型〈砕破〉」
騎士の持つ剣目掛けて攻撃を放つ。
“キィーンっ!”という金属音が響き渡った後、騎士の黒い剣にヒビが入る。
「!?」
突如、剣にヒビが入ったことに困惑する騎士。
俺が発動した『水瀬神明流』五の型〈砕破〉とは、相手の武器を破壊することに特化した技だ。
原理としては〈日本刀〉を通じて騎士の剣に衝撃を送り、内部破壊を促している。
ただしこの技には制約があり、相手が剣を振るタイミングで攻撃しなければならないため、俺自身にタイミングを合わせる余裕がなければ使えない。
俺は困惑している騎士に追撃をする。
「まだまだーっ!「『水瀬神明流』五の型〈砕破〉」
困惑していることで隙だらけの騎士に対し、俺は再び五の型〈砕破〉を使用する。
すると“パリンッ!”と騎士の剣が粉々に砕け散る。
「!?」
「もらった!」
剣を失い、盾のみとなった騎士の動きが一瞬止まる。
その隙を逃すはずもなく、俺はトドメを刺しに行く。
「『水瀬神明流』六の型〈螺旋剣舞〉~六連~」
『水瀬神明流』の中でも肉体にかかる負担が大きく、連発して使用することができないほどだが、威力は『水瀬神明流』七の型に次いで2番目の威力を誇る技。
騎士の攻撃によりダメージを負っている中、使用後は全身の筋肉が悲鳴を上げる六の型〈螺旋剣舞〉を使うことで使用後は動けなくなるだろうが、このタイミングを逃すわけにはいかないので全力で剣を振る。
「うぉぉぉぉっ!!!」
全身の筋肉が悲鳴をあげているのを実感しながら、身体に鞭を打って連撃を与える。
「まだまだぁぁぁぁーっ!」
カナデに止血してもらった傷も開き、全身から血が出ているが、ここで攻撃の手を止めるわけにはいかない。
「おぉぉっ!ラストぉぉっ!」
“ドゴっ!”という音と共に最後の一撃を騎士の懐に喰らわせ、騎士を吹っ飛ばす。
「はぁはぁ……」
俺はその場で膝をつき、騎士の様子を確認する。
そこには胴体に穴を開けた騎士が立っていた。
「……見事だ」
そんな声が聞こえた後、騎士の姿が消滅し魔石となる。
そして『新たに称号を獲得しました』という脳内アナウンスを聞く。
「はぁ……はぁ……終わっ……た」
騎士から喰らったダメージと六の型〈螺旋剣舞〉の反動で“パタっ”とその場に倒れ、意識を失う。
その際、脳内で『マスター、お疲れ様でした』という労いの言葉と、何かを言ってるカナデの声が聞こえた。
俺は気合いで立ち上がる。
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉~3連~」
そしてすぐさま闘気を込めて斬撃を飛ばす。
「っ!」
俺の攻撃に反応した騎士が後方へジャンプし回避する。
その隙に俺はカナデの下へ駆け寄る。
「お兄ちゃん……」
「ありがとう、カナデ。カナデの勇気に助けられたよ」
「うん。お兄ちゃんが死んじゃうかもって……あ、待ってて!すぐに回復するから!パーフェクトヒール!」
カナデが回復魔法を発動。
しかし…
「うぅ、ごめんなさい、お兄ちゃん。上手く使えなくて」
魔法は精神状態が大きく関わってくるため、今のカナデでは俺の傷口を完全に回復させることができず、流血を止めるだけとなった。
そのため泣きそうになってるカナデに対し、俺は手を伸ばしてカナデの手を握る。
「俺はカナデが生きてることを実感できるだけで戦える。だから、しばらく手を握ってもいいか?」
「っ!う、うん!私もお兄ちゃんが近くにいたら元気が出るよ!」
幸い、騎士は俺たちの様子を伺うだけで攻撃を仕掛けてくる様子はない。
「カナデ。一つだけ頼みがある」
「うん。どうしたの?」
「カナデには……」
と、俺が考えた作戦をカナデに伝える。
「待って、賢者さんに相談してみる」
とのことで返事を待つ。
「うん。多分だけど今の私でも大丈夫だよ」
「ありがとう。ならタイミングは任せるよ。準備ができたら教えてくれ。カナデの合図とともに俺が攻撃を仕掛けるから」
「分かった!」
そう元気に答えると、「すーはー」と何度も深呼吸をする。
(さっきよりも震えが止まってる。これなら普段通りとはいかなくても良い成果を見せてくれそうだ)
こんな時だが、少しずつ成長しているカナデに嬉しさを感じる。
(全身、傷だらけでアドレナリンが出てなければ痛みで動けないくらいだな)
『黒の騎士』から喰らった蹴りをガード無しで腹部に受けたため、おそらくだが肋骨が何本か折れている。
(カナデとルナさんを守るという使命が俺を奮い立たせてる。もう少しだけ頑張ってくれよ、俺の身体)
そう願いつつカナデの合図を待つ。
「いいよ!」
「よし!頼んだぞ!カナデ!」
俺は繋いでたカナデの手を放し、特効する。
そんな俺を迎え討とうと騎士が剣を構えたと同時に【透明化】を使用する。
「雷雲よ!落ちて!サンダーボルトっ!」
そのタイミングで騎士がいた場所の真上に雷雲が生成され、稲妻が落ちる。
「まだだよ!サンダーボルトっ!」
カナデが騎士の居そうなところへ雷を落とす。
約30もの雷が適当に降り注いでいるが、カナデには騎士の回避コースを一カ所に絞るよう指示しており、とある一カ所だけポッカリと回避コースが出現している。
「賢者さん!」
『解、この攻撃から回避可能なルートはカナデ様が誘導した場所のみ。つまりここです』
俺の視界上に赤い点で示してくれる。
(さすがカナデだ。後でお兄ちゃんが何でもお願いを聞いてやろう)
俺の依頼通りに攻撃してくれたカナデに感謝しつつ、一直線に赤い点へ向かう。
すると賢者さんの予測通り、【透明化】の切れた目の前に騎士が現れた。
「っ!」
「どうした?驚いてるようだな」
【透明化】が切れた瞬間に俺がいるとは思わなかったのか、騎士の行動が一瞬遅れる。
「いまっ!『水瀬神明流』五の型〈砕破〉」
騎士の持つ剣目掛けて攻撃を放つ。
“キィーンっ!”という金属音が響き渡った後、騎士の黒い剣にヒビが入る。
「!?」
突如、剣にヒビが入ったことに困惑する騎士。
俺が発動した『水瀬神明流』五の型〈砕破〉とは、相手の武器を破壊することに特化した技だ。
原理としては〈日本刀〉を通じて騎士の剣に衝撃を送り、内部破壊を促している。
ただしこの技には制約があり、相手が剣を振るタイミングで攻撃しなければならないため、俺自身にタイミングを合わせる余裕がなければ使えない。
俺は困惑している騎士に追撃をする。
「まだまだーっ!「『水瀬神明流』五の型〈砕破〉」
困惑していることで隙だらけの騎士に対し、俺は再び五の型〈砕破〉を使用する。
すると“パリンッ!”と騎士の剣が粉々に砕け散る。
「!?」
「もらった!」
剣を失い、盾のみとなった騎士の動きが一瞬止まる。
その隙を逃すはずもなく、俺はトドメを刺しに行く。
「『水瀬神明流』六の型〈螺旋剣舞〉~六連~」
『水瀬神明流』の中でも肉体にかかる負担が大きく、連発して使用することができないほどだが、威力は『水瀬神明流』七の型に次いで2番目の威力を誇る技。
騎士の攻撃によりダメージを負っている中、使用後は全身の筋肉が悲鳴を上げる六の型〈螺旋剣舞〉を使うことで使用後は動けなくなるだろうが、このタイミングを逃すわけにはいかないので全力で剣を振る。
「うぉぉぉぉっ!!!」
全身の筋肉が悲鳴をあげているのを実感しながら、身体に鞭を打って連撃を与える。
「まだまだぁぁぁぁーっ!」
カナデに止血してもらった傷も開き、全身から血が出ているが、ここで攻撃の手を止めるわけにはいかない。
「おぉぉっ!ラストぉぉっ!」
“ドゴっ!”という音と共に最後の一撃を騎士の懐に喰らわせ、騎士を吹っ飛ばす。
「はぁはぁ……」
俺はその場で膝をつき、騎士の様子を確認する。
そこには胴体に穴を開けた騎士が立っていた。
「……見事だ」
そんな声が聞こえた後、騎士の姿が消滅し魔石となる。
そして『新たに称号を獲得しました』という脳内アナウンスを聞く。
「はぁ……はぁ……終わっ……た」
騎士から喰らったダメージと六の型〈螺旋剣舞〉の反動で“パタっ”とその場に倒れ、意識を失う。
その際、脳内で『マスター、お疲れ様でした』という労いの言葉と、何かを言ってるカナデの声が聞こえた。
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