異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

『ココナツ村』へ帰還

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 報酬部屋を出たら外は真っ暗だった。

「俺、どれくらい寝てましたか?」
「んー、3時間くらいかな?」
「結構寝てたなぁ」

 そりゃ外が真っ暗になるのも頷ける。

「お腹ぺこぺこだよ」
「ん。はやく帰ってお米が食べたい」
「そうですね」

 俺の身体は歩くのが限界なレベルでズタボロなので、皆んなが俺の歩くスピードに合わせてくれる。

「おっと……」

 そんな俺は歩き疲れた影響か足がもつれ、つまづいてしまう。
 何とか転けずに済んだが、2人が心配して俺に駆け寄る。

「大丈夫?お兄ちゃん?」
「ん。少し休憩する?」
「いえ、これくらい問題ありません」

 そうは言うが、森の中を歩くということもあり、上手く歩けない。

「お兄ちゃん。私の肩使う?」
「アキト、私も手伝う」
「い、いえ!そんなこと……」
「いいから!」
「ん。遠慮なんて要らない」

 俺の言葉を無視して2人が無理やり肩を貸してくれる。

「汗臭さかったらごめんね?」
「私もごめん。でもアキトからは良い匂いがする」
「そうですよね!だから私、お兄ちゃんに抱きつくの好きなんです!」
「カナデはズルい。妹という利点を存分に使ってる」
「これからはルナさんにもお兄ちゃんを分けますので安心してください!」
「ならよし」

 そんなことを言いながら2人が俺の歩きを手伝う。

(匂いを嗅がれるのは恥ずかしいけど……2人の匂いにクラクラしそうになってるのは俺も同じだから2人を注意できない)

 そんな心境を表情に出さず、3人で村へ戻った。



「お!帰ってきたぞ!」
「皆んなに知らせろ!3人が帰ってきたぞ!」
「無事で良かったぁ」

 俺たちが村に到着すると、何故かたくさんの村人たちが出迎えてくれた。

「おい、大丈夫か!アキトさん!」
「歩けないほどの傷を負ったのかい!?」
「いえ、歩けないほどではないですよ。ただ、動きすぎると身体が悲鳴をあげますね」

 2人の助けを借りて歩いていた俺は真っ先に心配される。
 そんな村人たちの行動に心が温まる。

「それより皆さんどうしたのですか?もう深夜過ぎてますよ?」
「私たちのせいです」

 すると俺の質問に答えるように涙を流しながらミナミとシャルさんが現れる。

「ウチ、皆んなが死んじゃったんじゃないかって」
「中々帰ってきませんので心配してしまい」

 どうやら心配になって入り口で待っていたら村人たちも俺たちが心配になり、たくさんの人たちが集まったようだ。

「ご心配をおかけしました。今は動けませんが命に別状はありませんので安心してください。それとダンジョン崩壊を止めてきました。これで村に魔物が現れる心配はなくなりました」
「本当かい!?」
「よっしゃぁぁぁっ!」
「ありがとう!3人とも!」

 俺の言葉を聞き、村が安全だと分かった者たちが騒ぎ出す。

「またしてもアキトさんたちに助けていただきましたね」

 涙を拭いながらシャルさんが俺たちに頭を下げる。

「村を救っていただき、ありがとうございます」
「いえいえ。これくらい大したことではありませんよ」
「ん。冒険者として当然のこと」
「お兄ちゃんとルナさんの言う通りです!」

 そんなシャルさんへ俺たちは笑顔で答えた。



 その後、真夜中にも関わらず、お腹の空いた俺たちへ豪勢な料理を振る舞ってくれた。

「美味しかったー!」
「やっぱり米がないとダメだよな」
「ん。お米最高」

 白米に熊肉を使った料理などをシャルさんたちが作り、俺たちのお腹は満たされる。

「ミナミちゃんにも心配かけたね」
「待つだけしかできない悔しさを初めて知りました」
「ミナミにも申し訳ないことをした。だからお姉さんがヨシヨシしてあげる」
「あ、私もー!」
「わぷっ!」

 ミナミを抱きしめたカナデとルナさんがミナミの頭をヨシヨシしている。

「アキトさん。お飲み物は要りますか?」
「あ、はい。お願いします」

 近くにいたシャルさんが動けない俺を気遣ってメイドのように尽くしてくれる。
 ちなみに食べるお手伝いまで申し出たため、それは丁重に断った。

「アキトさんたちは本当に良い方です」

 飲み物を持ってきたシャルさんが俺に飲み物を渡しつつ話す。

「こんな小さな村のことを第一に考えて行動してくれました。そのことが村長としてとても嬉しいです」
「気にしないでください。俺たち、この村が大好きですから。守りたいと思うのは当然ですよ」
「そう言っていただけると村長冥利に尽きますね」

 シャルさんが笑みを見せる。

「っ!」

 その眩しい笑顔に俺の心臓が“ドキっ!”と跳ねる。

「そ、それでその……アキトさん……」

 そんな俺には気づかなかったのか、シャルさんが突然顔を赤めてモジモジしだす。

「お、お礼として今夜、わ、私の処女を………」
「すみません、声が小さくて聞こえないのですが……?」

 周りも盛り上がってることで全く聞き取れない。

「そ、その……わ、私の初めてを……って言えるわけないですーっ!」

 そしてゴニョゴニョと何かを言っていたシャルさんが突然大声を上げる。

「村の存亡がかかっても言えませんよ!」
「む、村の存亡?」

 かなりの大事のようだが、シャルさんは言うことができなかったようだ。

「村の存亡がかかってる重大なことですよね?何かあったのですか?」

 俺は心配になり、言おうとしていたことを聞いてみる。

「む、無理です!私には言えないです!ハードルが高すぎです!」
「ダメです!村の存亡がかかってるんですよ!俺が何とかしますから言ってください!」

 何故か口に出さないシャルさんへ距離を詰めて発言するよう促す。

「か、顔が近い……っ!」

 しかし顔を赤くするだけで一向に言わない。

「シャルさん!言ってください!俺にできることならやりますから!」
「あぅあぅ……っ!わ、私はえっちぃ女じゃないんですー!」
「痛っ!」

 シャルさんが俺の身体を突き飛ばして何処かへ立ち去る。
 普段の俺なら追いかけることもできたが、全身の筋肉が悲鳴をあげている今の状態では追いかけることもできず、突き飛ばされたままシャルさんの背中を見送る。

「今のはお兄ちゃんが悪いよ」
「ん。シャルが可哀想」
「シャルさんにも心の準備というものがあったんです。それをアキトさんが無理やり聞き出すから……」
「え、俺が悪いの?」
「「「うん」」」
「……さいですか」

 後で土下座でもして許してもらおうと本気で思った。
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