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1章 異世界へ
ユグノー家へ 2
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宿屋に戻って休憩した俺たちは夕方になったため、シャンリンたちの家に向かう。
その道中でルナとリナリーさんの2人と合流し、4人で訪れた。
「お待ちしておりました。皆様」
シャンリンとランリンのメイド長を務めるモネさんが到着した俺たちを出迎える。
「お嬢様、並びに旦那様と奥様がお待ちです」
とのことで、まずはシャンリンたちの下へ案内される。
モネさんが“コンコンっ”と部屋をノックすると、「入っていいわよ」との声が聞こえてくる。
その声を聞き、俺たちは部屋の中へ入る。
すると、そこには赤いドレスに身を包んだシャンリンと、水色のドレスに身を包んだランリンがいた。
「おぉー!2人とも似合ってますね!」
「だね!お姫様みたいだよ!」
「ん。よく似合ってる」
部屋に入って早々、2人のドレス姿に目を奪われ、女性陣が感想を述べる。
「そうだよね!お兄ちゃん!」
「あぁ。お世辞抜きで2人とも綺麗だよ」
「そ、そう……ありがとう」
「あ、ありがとうございます」
皆んなからの褒め言葉に2人とも顔を赤くする。
「やりましたね、お嬢様」
「そ、そうね」
「何時間もかけて選んだ甲斐がありましたわ」
モネさんの言葉に、シャンリンたちが嬉しそうに答える。
「シャンリンたち、皆んなからの言葉に照れてるぞ」
「お兄ちゃん。あれは皆んなからじゃなくてお兄ちゃんからの言葉に照れてるんだよ」
「そ、そうか?」
「絶対そうだよ。だって私たちの言葉より、お兄ちゃんからの言葉の方が喜んでたもん」
「そ、そうは見えなかったけど」
「はぁ……さすがお兄ちゃんだね」
何故かカナデから褒められる。
「皆さま、お食事のご用意ができておりますので食堂へご案内いたします」
シャンリンたちとの会話を終えたモネさんが俺たちに声をかけ、食堂まで案内する。
その道中、リナリーさんから話しかけられる。
「アキトっち」
「どうしましたか?」
「シャンリンちゃんやランリンちゃん、可愛いね」
「そうですね。本当にお姫様かと思いました」
「だね。だからその言葉はもっと本人たちへ伝えた方がいいよ。女の子は準備が大変な分、褒められるとすごく嬉しいから」
「カナデもよく言ってますね」
地球にいた頃、カナデがオシャレをした時はよく俺に感想を求めていた。
理由を聞くと、リナリーさんが言った言葉と同じことを言っていたため、女性というのはコチラの世界でも同じようだ。
そのため、早速俺は素直な感想を口にする。
「そう言えばリナリーさんに言ってませんでしたね」
「なにをー?」
「忍者装束と言えばいいですかね。その服、とてもリナリーさんに似合ってて綺麗ですよ」
「っ!」
リナリーさんの顔が“ボッ!”と一瞬で赤くなる。
「ア、アキトっち!私のことは褒めなくていいよ!褒めるならルナちゃんたちだよ!」
リナリーさんが珍しくテンパっており、顔を赤くしながら言っている。
「もちろん後でルナたちにも伝えます。でもその前にリナリーさんを褒めたかったです。とても似合ってましたから」
「~~~っ!」
俺が笑顔で伝えると、リナリーさんが先程よりも顔を赤くする。
「わ、私、攻めるのはいいけど攻められるのは弱いかも……」
何やらブツブツと呟きながら俺から顔を逸らす。
「見てください。お兄ちゃんがリナリーさんも攻略し始めましたよ。無意識のうちに」
「リナリーが羨ましい」
「アキトって天然たらしよね」
「将来、何人の女性がアキト様に振り回されるのでしょうか?」
その様子を見ていたカナデたちがコソコソと話していたが、全く聞こえなかった。
リナリーさんと話しているうちに食堂へ到着する。
「旦那様と奥様がお待ちです」
そう言ってモネさんが扉を開けると、一番奥の席に1人の男性が。その隣に1人の女性が座っていた。
俺たちはシャンリンたちに案内され、男性と女性のいるテーブルへと誘導される。
そして全員が着席すると、1番奥に座っていた男性が口を開く。
「今日は我が家に来てくれてありがとう。娘たちから話は聞いている。俺はシャンリンたちの父親でユグノー家当主、エレン=ユグノーだ。隣に座っているのが…」
「妻のミランダ=ユグノーと申します」
シャンリンたちの両親が自己紹介をする。
その後、すぐに頭を下げる。
「ランクルス家のことは娘たちから聞いた。娘たちを救ってくれてありがとう。2人の父親として心から感謝している」
貴族であるエレンさんが俺たち冒険者に頭を下げるなど滅多にないことなので、本気でシャンリンたちを想い、父親として感謝していることが伝わってくる。
「シャンリンたちは俺たちの仲間です。なので助けるのは当然のことですよ」
「アキトの言う通りです」
俺の言葉に皆んなが頷いてくれる。
「そうか。娘たちは素晴らしい仲間に囲まれてるんだな」
「そうね。自慢の仲間よ」
「はいですわ!」
シャンリンたちが笑顔で答える。
その姿を見てエレンさんとミランダさんが笑う。
「これからも娘たちを頼む」
エレンさんの言葉に俺たちは頷く。
「それとアキトくん」
「……?何でしょうか?」
突然名指しで呼ばれ、不思議に思いながら返事をする。
「娘2人がアキトくんのことを気に入ったようでね。色々と聞かせてもらったよ」
「「お、お父様!?」」
エレンさんの発言にシャンリンたちが声を上げる。
「娘たちの話を聞き、君なら安心して娘たちを任せられると思った。娘たちのことを末永くよろしく頼むよ」
「わかりました。シャンリンたちから文句が出ない限り、俺はずっとそばに居ますよ」
「頼もしい返事だ」
再びエレンさんが笑う。
「良かったな、娘たちよ。アキトくんがずっとそばに居てくれるようだぞ」
「お、お父様っ!余計なことはしないでくださいっ!」
「あぅあぅ……」
「ははっ」
「ふふっ。可愛い娘たちですね」
シャンリンたちの反応をエレンさんたちが楽しんでいる。
「ずっとなんて言ってよかったの?」
「問題はないだろ。だってこれからパーティーメンバーとして行動することが増えるからな。まぁ、いずれシャンリンたちは誰かと結婚すると思うから、それまでの間だが」
「だと思った。てっきりシャンリンさんたちへプロポーズしたのかと思ったよ」
「そっ、そんなつもりで言ってないぞ!」
そう弁明するが、カナデを始め、女性陣は納得してない様子。
「アキトは言葉足らずのところがある。私にプロポーズした時のように」
「アキトっち。あれはエレンさんへ、シャンリンちゃんたちを貰う時に言う言葉だよ」
「ま、マジかよ……」
そう言われ、訂正しようとするが家族4人で何やら盛り上がっているようなので弁明できない。
「あとで訂正しておくよ」
「私は訂正なんかせず、お兄ちゃんがシャンリンさんとランリンちゃんの2人と結婚すればいいと思うよ!もちろん、プロポーズ未遂をしたルナさんも一緒にね!」
「ん。私は一夫多妻でも構わない」
「ねぇねぇ。お姉さんにはプロポーズしないのー?」
「だから違うんですって!」
そんな感じで賑やかな食事となった。
その道中でルナとリナリーさんの2人と合流し、4人で訪れた。
「お待ちしておりました。皆様」
シャンリンとランリンのメイド長を務めるモネさんが到着した俺たちを出迎える。
「お嬢様、並びに旦那様と奥様がお待ちです」
とのことで、まずはシャンリンたちの下へ案内される。
モネさんが“コンコンっ”と部屋をノックすると、「入っていいわよ」との声が聞こえてくる。
その声を聞き、俺たちは部屋の中へ入る。
すると、そこには赤いドレスに身を包んだシャンリンと、水色のドレスに身を包んだランリンがいた。
「おぉー!2人とも似合ってますね!」
「だね!お姫様みたいだよ!」
「ん。よく似合ってる」
部屋に入って早々、2人のドレス姿に目を奪われ、女性陣が感想を述べる。
「そうだよね!お兄ちゃん!」
「あぁ。お世辞抜きで2人とも綺麗だよ」
「そ、そう……ありがとう」
「あ、ありがとうございます」
皆んなからの褒め言葉に2人とも顔を赤くする。
「やりましたね、お嬢様」
「そ、そうね」
「何時間もかけて選んだ甲斐がありましたわ」
モネさんの言葉に、シャンリンたちが嬉しそうに答える。
「シャンリンたち、皆んなからの言葉に照れてるぞ」
「お兄ちゃん。あれは皆んなからじゃなくてお兄ちゃんからの言葉に照れてるんだよ」
「そ、そうか?」
「絶対そうだよ。だって私たちの言葉より、お兄ちゃんからの言葉の方が喜んでたもん」
「そ、そうは見えなかったけど」
「はぁ……さすがお兄ちゃんだね」
何故かカナデから褒められる。
「皆さま、お食事のご用意ができておりますので食堂へご案内いたします」
シャンリンたちとの会話を終えたモネさんが俺たちに声をかけ、食堂まで案内する。
その道中、リナリーさんから話しかけられる。
「アキトっち」
「どうしましたか?」
「シャンリンちゃんやランリンちゃん、可愛いね」
「そうですね。本当にお姫様かと思いました」
「だね。だからその言葉はもっと本人たちへ伝えた方がいいよ。女の子は準備が大変な分、褒められるとすごく嬉しいから」
「カナデもよく言ってますね」
地球にいた頃、カナデがオシャレをした時はよく俺に感想を求めていた。
理由を聞くと、リナリーさんが言った言葉と同じことを言っていたため、女性というのはコチラの世界でも同じようだ。
そのため、早速俺は素直な感想を口にする。
「そう言えばリナリーさんに言ってませんでしたね」
「なにをー?」
「忍者装束と言えばいいですかね。その服、とてもリナリーさんに似合ってて綺麗ですよ」
「っ!」
リナリーさんの顔が“ボッ!”と一瞬で赤くなる。
「ア、アキトっち!私のことは褒めなくていいよ!褒めるならルナちゃんたちだよ!」
リナリーさんが珍しくテンパっており、顔を赤くしながら言っている。
「もちろん後でルナたちにも伝えます。でもその前にリナリーさんを褒めたかったです。とても似合ってましたから」
「~~~っ!」
俺が笑顔で伝えると、リナリーさんが先程よりも顔を赤くする。
「わ、私、攻めるのはいいけど攻められるのは弱いかも……」
何やらブツブツと呟きながら俺から顔を逸らす。
「見てください。お兄ちゃんがリナリーさんも攻略し始めましたよ。無意識のうちに」
「リナリーが羨ましい」
「アキトって天然たらしよね」
「将来、何人の女性がアキト様に振り回されるのでしょうか?」
その様子を見ていたカナデたちがコソコソと話していたが、全く聞こえなかった。
リナリーさんと話しているうちに食堂へ到着する。
「旦那様と奥様がお待ちです」
そう言ってモネさんが扉を開けると、一番奥の席に1人の男性が。その隣に1人の女性が座っていた。
俺たちはシャンリンたちに案内され、男性と女性のいるテーブルへと誘導される。
そして全員が着席すると、1番奥に座っていた男性が口を開く。
「今日は我が家に来てくれてありがとう。娘たちから話は聞いている。俺はシャンリンたちの父親でユグノー家当主、エレン=ユグノーだ。隣に座っているのが…」
「妻のミランダ=ユグノーと申します」
シャンリンたちの両親が自己紹介をする。
その後、すぐに頭を下げる。
「ランクルス家のことは娘たちから聞いた。娘たちを救ってくれてありがとう。2人の父親として心から感謝している」
貴族であるエレンさんが俺たち冒険者に頭を下げるなど滅多にないことなので、本気でシャンリンたちを想い、父親として感謝していることが伝わってくる。
「シャンリンたちは俺たちの仲間です。なので助けるのは当然のことですよ」
「アキトの言う通りです」
俺の言葉に皆んなが頷いてくれる。
「そうか。娘たちは素晴らしい仲間に囲まれてるんだな」
「そうね。自慢の仲間よ」
「はいですわ!」
シャンリンたちが笑顔で答える。
その姿を見てエレンさんとミランダさんが笑う。
「これからも娘たちを頼む」
エレンさんの言葉に俺たちは頷く。
「それとアキトくん」
「……?何でしょうか?」
突然名指しで呼ばれ、不思議に思いながら返事をする。
「娘2人がアキトくんのことを気に入ったようでね。色々と聞かせてもらったよ」
「「お、お父様!?」」
エレンさんの発言にシャンリンたちが声を上げる。
「娘たちの話を聞き、君なら安心して娘たちを任せられると思った。娘たちのことを末永くよろしく頼むよ」
「わかりました。シャンリンたちから文句が出ない限り、俺はずっとそばに居ますよ」
「頼もしい返事だ」
再びエレンさんが笑う。
「良かったな、娘たちよ。アキトくんがずっとそばに居てくれるようだぞ」
「お、お父様っ!余計なことはしないでくださいっ!」
「あぅあぅ……」
「ははっ」
「ふふっ。可愛い娘たちですね」
シャンリンたちの反応をエレンさんたちが楽しんでいる。
「ずっとなんて言ってよかったの?」
「問題はないだろ。だってこれからパーティーメンバーとして行動することが増えるからな。まぁ、いずれシャンリンたちは誰かと結婚すると思うから、それまでの間だが」
「だと思った。てっきりシャンリンさんたちへプロポーズしたのかと思ったよ」
「そっ、そんなつもりで言ってないぞ!」
そう弁明するが、カナデを始め、女性陣は納得してない様子。
「アキトは言葉足らずのところがある。私にプロポーズした時のように」
「アキトっち。あれはエレンさんへ、シャンリンちゃんたちを貰う時に言う言葉だよ」
「ま、マジかよ……」
そう言われ、訂正しようとするが家族4人で何やら盛り上がっているようなので弁明できない。
「あとで訂正しておくよ」
「私は訂正なんかせず、お兄ちゃんがシャンリンさんとランリンちゃんの2人と結婚すればいいと思うよ!もちろん、プロポーズ未遂をしたルナさんも一緒にね!」
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