異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部

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1章 異世界へ

処刑、そして強行策

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 シャンリンたちの家に招待された数日後。
 アリシアの言った通り、ランクルス家当主、ロイド公爵と長男バルバルドは死刑となった。
 2人の悪行に関しては投獄されて以降、王都中に広まっており、国民は怒りを爆発させた。
 そのため女王陛下の計らいにより、2人が公開処刑されることとなった。

「国民を攫って道具のように扱ってたなんて最低だな!」
「俺たちの子供を攫った犯人がっ!死ねっ!」

 公開処刑ということでかなりの国民が見学に来ており、公爵たちへヤジや投石が行われていた。

「痛っ!や、やめて!許してくれっ!」
「いやだっ!死にたくないっ!」
「うるせぇ!お前らは死んでも償いきれねぇ罪を犯したんだ!簡単に死なせると思うなよ!」
「私の味わった苦しみ!その身で受けると良いわ!」

 国民からの不満は止むことなく親子に降り注ぐ。
 そして国民からの投石によって誰か分からないくらい醜い顔となっている。
 その後、国民の気が済んだタイミングで親子の首が飛んだ。
 その日以降、ランクルス家の悪事を暴き、国民を救った俺やルナたちは有名人となった。



~???~

「ロイドの奴が捕まって処刑されたしたらしいな」
「そのようです。おかげで計画は白紙に戻りました」

 外から漏れる僅かな光のみの薄暗い部屋で、男が2人話をしている。

 1人は玉座に座り、もう1人は玉座に座る男へひざまづいていた。
 玉座に座る男は王都に隣接する大国、ワルサーム王国の国王であるタオラビ=ワルサーム。
 50代後半の男性で人を見る時の鋭い目付きから王族の風格を感じる。

 そしてタオラビにひざまづいている男は、王都の宰相を務めるラオス=ランクルスだ。
 40代前半の男性で眼鏡をかけており、ピシッとした身だしなみから仕事の出来る男だと感じることができる。
 ちなみにラオスはロイド公爵の息子、バルバルドと従兄弟関係になり、宰相となった今でもロイド家とは交流が深かった。

「ロイドが居ればアリシアを殺してラオスに政権を委ねることが可能だったが、今ではロイドと手を組んでいた人間も少なくなってる」
「私の監視不足でした」

 そう言って頭を下げるラオス。
 その言葉をタオラビは否定しない。

「なぁ。誰のおかげで王都の宰相まで上り詰めることができたんだ?ラオス=ランクルスよ」
「もちろん、タオラビ様のおかげです」

 ゆくゆくは国王になるという野望を持っていたラオスは早々に宰相まで上り詰める必要があった。
 そのため大きな手柄を立てる必要があったが、簡単に手柄を手に入れることが出来なかったため、ラオスはタオラビと手を組んだ。
 タオラビの目的である王都乗っ取り計画に協力することを条件に。

「ラオスの目標はなんだ?」
「はい。王都の国王になりワルサーム王国の傘下に入ることです」
「そうだ。そのために俺は協力をしてきた。しかし今回の失態は協力関係を反故にするほどだ。どう挽回するんだ?」
「仰る通り、今回の原因は全て私にあります。ですが必ずタオラビ様の目的を達成できるよう努めてまいります。なので、タオラビ様の言いなりである私に何なりとご命令を」

 頭を下げ続けるラオス。

「ふん、良いだろう。計画を変更すれば良いだけだ。なら次の計画を指示する。ラオス、どんな手を使ってもいいからアリシアと婚約しろ」
「……?暗殺はよろしいのですか?」
「あぁ。当初の予定は暗殺することで代々受け継がれた血筋を途絶えさせ、正当な後継者がいなくなることが目的だった。そしたらロイドたちがラオスを次期王国に推薦できるからな」

 ロイドたちとはロイドの悪事に加担していた貴族のことで、今は国外追放や奴隷となって王都に居ない。
 本来であれば次期国王がいなくなれば投票により国王を選ぶこととなり、ロイド公爵一派がラオスに票を入れることで国王となる手筈だった。
 しかし、何故かアリシアの暗殺がことごとく失敗に終わり、計画が足踏みしていた。
 数秒後の未来が見えているとしか説明がつかないほどに。

「全く、誰がロイドたちの悪事をもみ消してきたと思ってるんだ」
「仰る通りです。ロイド公爵と手を組んだ貴族のうち、まだ捕まっていない貴族もいますが時間の問題でしょう。王家の暗部と冒険者ギルドの暗部が総力を上げて逃走した貴族たちを追ってますので」

 ロイドたちだけでは当然、女王陛下の耳に入らないようにするのは難しい。
 そのためロイドたちの悪事はタオラビの協力を得て、宰相であるラオスがもみ消してきた。
 今回の計画を達成するためにロイドたちが欠けるわけにはいかなかったから。

「だから早急にアリシアを誘拐して脅す、もしくは内部交錯でアリシアとラオスが婚姻を結ぶよう手配しろ。そのための兵と金は遠慮なくラオスへ与えよう。だから必ず俺の喜ぶ報告を期待しているぞ」
「ありがとうございます。必ず、ご期待に応えてみせましょう」

 アリシア第一皇女と婚約を結ぶため、ラオスが強行策に出た。
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