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1章 異世界へ
ささやかなパーティー
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女王陛下への謁見後、俺たちへの感謝の気持ちを込めてアリシアがパーティーを開いてくれた。
「このパーティーには私とお母様しかお呼びしておりません。他の貴族の方が参加されると、挨拶回りなどで楽しめないと思いましたので」
「ありがとう、アリシア」
アリシアの気遣いに感謝しつつパーティーを満喫する。
「お兄ちゃんっ!どの食べ物も美味しいね!」
「だな。さすが王宮だ」
「しかも私の知らない食材を使ってるみたい!どんな風に調理したらこの味ができるのかなー」
我が家の料理を担っているカナデが大絶賛している。
「日本料理に負けないくらい美味しいぞ。これなんて味噌汁の味がするし」
「だよね!こっちは煮物の味がするよ!今度、機会があったらアリシアさんの伝手を使ってレシピを教えてもらお!」
そんな会話をしながらバイキング形式の料理を満喫する。
「アキト。コレすごく美味しかった」
「アキト様っ!コチラの料理はいかがですか!?」
しばらく満喫しているとルナとランリンが料理を持って現れた。
「美味しそうだな。俺も取ってくるよ」
「その必要はない。アキトの分も持ってきた」
「わたくしもお持ちいたしましたわ」
「だから口を開けて。あーん」
「わたくしのも一口いかがですか?」
2人が俺の口元へスプーンを持ってくる。
「ひ、1人で食べれるよ!」
「遠慮しなくていい」
「は、恥ずかしいので早く食べてくださると嬉しいです」
「恥ずかしいならやらなくていいのに!」
そう指摘するがランリンがスプーンを下げる様子はない。
「2人とも、アキトが困ってるわよ。その辺にした方がいいと思うわ」
俺たちの様子を見たシャンリンが止めに入るが…
「シャンリンも遠慮しなくていい。さっきアキトに料理を持って行こうとしてたのバッチリ見てる」
「うっ。な、何で知ってるのよ」
「アキトの方をチラチラと見てたから。アレはアキトが口にしてない料理を探してた証拠」
「お姉様も一緒にアキト様へ料理をお持ちしてはいかがですか?」
「……そ、そうね。皆んながいるなら恥ずかしくないし」
何故か丸め込まれ、シャンリンも2人同様スプーンを持つ。
そして近くにあった料理をスプーンですくい、俺の口元へ持ってくる。
「は、はやく食べなさいよね」
「っ!」
3人からの“あーん”に俺が固まる。
(“あーん”で食べるのは恥ずかしいが、ルナたちがここまでしてくれたんだ。3人の好意を無駄にするわけにはいかない)
ルナたちは純粋に美味しい料理を紹介しているだけなので、その好意を無駄にしないよう意を決して順番に食べる。
「お、美味しい」
「ん。アキトも気にいると思った」
「それは良かったですわ!」
「他にもあるからアタシが食べさせてあげるわ」
「それは名案。私も食べさせたい」
「わたくしもアキト様のお口に合う料理をお持ちしますわ!」
「だから1人で食べれるって!」
そんな感じで3人に連れ回されながら色んな料理を食べる。
「お兄ちゃん、モテモテだねぇ」
「アキトっち、強くてカッコよくて優しいからね。おとぎ話に出てくるレベルで完璧な男の子だよ。だからアキトっちはアリシアちゃんの婚約者に相応しいと思うよ?まだ婚約者はいないんだよね?」
「そうですね。男性全員が怪しく見えておりましたので、まだ婚約者はいません。なのでアキトさんが婚約者になってくださると嬉しいですね」
「おぉー!アリシアさんもお兄ちゃんのお嫁さんに立候補しますか!?私は大歓迎ですよ!」
「ふふっ、ありがとうございます。ではカナデさんからの許可もいただきましたので、私も皆さんに混ざってきますね」
「じゃあ私もアキトっちを揶揄ってこよーっと!」
視界の隅でカナデたちが何か話しているのが見える。
するとリナリーさんとアリシアが俺たちの方へ歩み寄ってきた。
スプーンに料理を乗せた状態で。
「アキトっち!お姉さんも美味しい料理を食べさせてあげるよ!はい、“あーん”だよ!」
「私もアキトさんへオススメの料理があります。お口を開いてくださいね。“あーん”です」
「だから1人で食べれるって!」
何故か2人も便乗して“あーん”をしてくる。
「むぅ!お姉さんの“あーん”が食べれないだとー!」
「ルナさんたちの“あーん”は食べてましたのに。残念です」
「分かった!食べる!食べるからぁ!」
その後、何故かアリシアとリナリーさんまで俺を連れ回すこととなり、賑やかなパーティーとなった。
「このパーティーには私とお母様しかお呼びしておりません。他の貴族の方が参加されると、挨拶回りなどで楽しめないと思いましたので」
「ありがとう、アリシア」
アリシアの気遣いに感謝しつつパーティーを満喫する。
「お兄ちゃんっ!どの食べ物も美味しいね!」
「だな。さすが王宮だ」
「しかも私の知らない食材を使ってるみたい!どんな風に調理したらこの味ができるのかなー」
我が家の料理を担っているカナデが大絶賛している。
「日本料理に負けないくらい美味しいぞ。これなんて味噌汁の味がするし」
「だよね!こっちは煮物の味がするよ!今度、機会があったらアリシアさんの伝手を使ってレシピを教えてもらお!」
そんな会話をしながらバイキング形式の料理を満喫する。
「アキト。コレすごく美味しかった」
「アキト様っ!コチラの料理はいかがですか!?」
しばらく満喫しているとルナとランリンが料理を持って現れた。
「美味しそうだな。俺も取ってくるよ」
「その必要はない。アキトの分も持ってきた」
「わたくしもお持ちいたしましたわ」
「だから口を開けて。あーん」
「わたくしのも一口いかがですか?」
2人が俺の口元へスプーンを持ってくる。
「ひ、1人で食べれるよ!」
「遠慮しなくていい」
「は、恥ずかしいので早く食べてくださると嬉しいです」
「恥ずかしいならやらなくていいのに!」
そう指摘するがランリンがスプーンを下げる様子はない。
「2人とも、アキトが困ってるわよ。その辺にした方がいいと思うわ」
俺たちの様子を見たシャンリンが止めに入るが…
「シャンリンも遠慮しなくていい。さっきアキトに料理を持って行こうとしてたのバッチリ見てる」
「うっ。な、何で知ってるのよ」
「アキトの方をチラチラと見てたから。アレはアキトが口にしてない料理を探してた証拠」
「お姉様も一緒にアキト様へ料理をお持ちしてはいかがですか?」
「……そ、そうね。皆んながいるなら恥ずかしくないし」
何故か丸め込まれ、シャンリンも2人同様スプーンを持つ。
そして近くにあった料理をスプーンですくい、俺の口元へ持ってくる。
「は、はやく食べなさいよね」
「っ!」
3人からの“あーん”に俺が固まる。
(“あーん”で食べるのは恥ずかしいが、ルナたちがここまでしてくれたんだ。3人の好意を無駄にするわけにはいかない)
ルナたちは純粋に美味しい料理を紹介しているだけなので、その好意を無駄にしないよう意を決して順番に食べる。
「お、美味しい」
「ん。アキトも気にいると思った」
「それは良かったですわ!」
「他にもあるからアタシが食べさせてあげるわ」
「それは名案。私も食べさせたい」
「わたくしもアキト様のお口に合う料理をお持ちしますわ!」
「だから1人で食べれるって!」
そんな感じで3人に連れ回されながら色んな料理を食べる。
「お兄ちゃん、モテモテだねぇ」
「アキトっち、強くてカッコよくて優しいからね。おとぎ話に出てくるレベルで完璧な男の子だよ。だからアキトっちはアリシアちゃんの婚約者に相応しいと思うよ?まだ婚約者はいないんだよね?」
「そうですね。男性全員が怪しく見えておりましたので、まだ婚約者はいません。なのでアキトさんが婚約者になってくださると嬉しいですね」
「おぉー!アリシアさんもお兄ちゃんのお嫁さんに立候補しますか!?私は大歓迎ですよ!」
「ふふっ、ありがとうございます。ではカナデさんからの許可もいただきましたので、私も皆さんに混ざってきますね」
「じゃあ私もアキトっちを揶揄ってこよーっと!」
視界の隅でカナデたちが何か話しているのが見える。
するとリナリーさんとアリシアが俺たちの方へ歩み寄ってきた。
スプーンに料理を乗せた状態で。
「アキトっち!お姉さんも美味しい料理を食べさせてあげるよ!はい、“あーん”だよ!」
「私もアキトさんへオススメの料理があります。お口を開いてくださいね。“あーん”です」
「だから1人で食べれるって!」
何故か2人も便乗して“あーん”をしてくる。
「むぅ!お姉さんの“あーん”が食べれないだとー!」
「ルナさんたちの“あーん”は食べてましたのに。残念です」
「分かった!食べる!食べるからぁ!」
その後、何故かアリシアとリナリーさんまで俺を連れ回すこととなり、賑やかなパーティーとなった。
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