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1章 異世界へ
ルナたちの師匠 1
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『雷光ダンジョン』から帰還し、冒険者ギルドへ報告を終える。
「見て!あの方が新しいSランク冒険者のアキト様よ!」
「噂通りのイケメンね!私、アタックしちゃおっかなー!アキト様を守るように女の子たちが囲ってるけど」
「王都に2人目のSランク冒険者だ。これで王都の防衛がより強固になるぞ」
「あぁ。ルナさんもいるから王都の安全は完璧だな。アキトさんとルナさんが王都に永住してくれればの話だけど」
「ルナさんは難しいかもしれない。だがアキトさんはアリシア様と結婚すると思うぞ」
「確かにその可能性はあるな。そうなればアキトさんは王都に永住することになる」
「だから個人的にはアリシア様と結婚してほしいと思ってる」
などなど、帰還した頃には俺のSランク昇格が町中に広まっており、かなりの注目を集めていた。
「な、なんか広まるの早くない?」
「こんなもん。それだけSランク冒険者の誕生は騒がれる。いずれ慣れると思うからそれまでの辛抱」
「わ、分かった」
そう言われると慣れるのを待つしかないので、周囲の声にはできるだけ耳を傾けないようにする。
「それより、今回のダンジョン攻略で私の目に狂いはなかったことが証明された。アキトとカナデが加わったことで、ものすごく戦いやすくなったから」
「そうね。アキトとカナデがいるだけでアタシも動きやすくなったわ」
「わたくしもそう思います。お姉様が動きやすくなったことでわたくしを守る時間が増え、普段よりも多く攻撃魔法を発動できましたわ」
「それなら良かったよ」
「だね!足手まといだったとか思われてたら絶対泣いてたよ!」
俺たちが加わったことで戦力ダウンにならずホッとする。
「アキトたちはこれから予定ある?」
「俺たちはありませんよ」
「アタシたちも」
「ん。なら師匠のとこに行こ。アキトとルナを紹介したい」
「それは名案ね。アタシも久しぶりに師匠に会いたいわ」
ルナたちの師匠は元々、Sランク冒険者として活躍しており、今は怪我の影響で引退している女性だ。
「俺たちもルナたちの師匠には興味があったから異論はないぞ」
「うん!私も会いたいです!」
とのことで、早速ルナたちの師匠に会いに行くこととなる。
「ルナたちの師匠はどこにいるんだ?」
「王都の外れに住んでいるわ。今、アタシたちがいる王都の中心部から馬車を使って3時間くらいの所に住んでるから、中々会いに行けないのよ」
「お師匠様は冒険者を引退した後、魔法の研究しております。そして研究で頻回に建物を爆発させてますので、街の外れに住んでいますわ」
「そ、そうか」
何を研究しているかがものすごく気になる。
「じゃあ早速、馬車を借りてくるわ。といっても実家にあるから取りに帰るだけだけど」
「さすが貴族だな」
あの豪邸なら馬車の一つや二つ、持っててもおかしくない。
「そういえばシャンリンとランリンは馬車の運転ができるのか?」
「はい。師匠や家の者に教えていただきましたわ」
「ルナは習得できず諦めたけど」
「馬が言うことを聞かないのが悪い。私は悪くない」
「その言い訳は聞き飽きたわよ」
そんな会話をしながらシャンリンたちの家に向かった。
「出発するわよ。持っていくものとかは問題ないわね?」
「ん。お土産も買ったから大丈夫」
「なら出発ね」
シャンリンの運転で馬車が走り出す。
「皆さんの師匠に会うの楽しみです!」
「俺もだ。元Sランク冒険者となれば学べることも多いと思うし」
「剣術に関してならアキトに教えることは何もないと思う。正直、剣術だけなら全盛期の師匠より強いかもしれない」
「そういえばルナさんたちの師匠ってどんな戦闘スタイルだったのですか?」
「私と同じ魔法剣士だった。だから魔法や剣術を駆使して戦ってた」
などなど、ルナたちの師匠の話題で盛り上がる。
「師匠って実はかなり天然。生活する上での知識は皆無と言っていい。私よりも」
「え、ルナよりも?どうやって生活してるんだ?」
「研究仲間を1人住み込みで雇ってる。その人が家事能力も優秀だから問題ないみたい」
「なるほど」
ルナも戦闘に全能力を振っており、料理や掃除、片付けなどは全くできない。
『ココナツ村』への往復の時はカナデやミナミが甲斐甲斐しく世話をしていたくらいだ。
なんなら服を着るのも面倒らしく、服を着せないと下着姿のまま平気で過ごしていた。
「師匠に料理をさせたら黒焦げになるし、1日片付けをしなかったら足の踏み場が無くなるくらい散らかる。それくらい生活能力が皆無。師匠は戦闘力と容姿、あとは巨乳に能力を全振りしてるから」
等々、師匠の話をルナが楽しそうに話す。
(ルナは師匠のことが大好きみたいだな)
そんなことを思いながら師匠の話を聞いた。
色々と話をしているうちに3時間経ったようで、師匠が住んでる家に辿り着く。
「屋根がないなぁ」
「ん。屋根のない家が最近の流行りのらしい。多分、数ヶ月は屋根のない生活をしてる」
「そんな流行り聞いたことねぇよ」
どうやって雨を凌いでいるのだろう。
そんな感想を抱いていると、ルナが「師匠ー、来たよー。シャンリンとランリンも一緒ー」との声を出す。
すると中から“ドタドタっ!”と慌ただしい音が聞こえてきた。
「えっ!ルナちゃんたち来たの!?待って!今、人を呼べる状態じゃないよ!」
「だから普段から言ってるじゃないですか。定期的に片付けをしてくださいと」
「できたら苦労しないよ!」
「なら私の方で片付けさせていただきます。ルナさんたちを待たせるのも申し訳ないため、可及的速やかに散らかってる物を燃やしますね」
「それ片付けって言わないから!って、ファイヤーボール生成してるしっ!お願いだから燃やさないでぇー!」
屋根が無いため、家の中の声がダダ漏れである。
「こんな師匠」
「な、なるほど」
なかなか癖のある女性のようだ。
そんなことを思いつつ、師匠たちの片付けが終わるまで、家の外で待機した。
「見て!あの方が新しいSランク冒険者のアキト様よ!」
「噂通りのイケメンね!私、アタックしちゃおっかなー!アキト様を守るように女の子たちが囲ってるけど」
「王都に2人目のSランク冒険者だ。これで王都の防衛がより強固になるぞ」
「あぁ。ルナさんもいるから王都の安全は完璧だな。アキトさんとルナさんが王都に永住してくれればの話だけど」
「ルナさんは難しいかもしれない。だがアキトさんはアリシア様と結婚すると思うぞ」
「確かにその可能性はあるな。そうなればアキトさんは王都に永住することになる」
「だから個人的にはアリシア様と結婚してほしいと思ってる」
などなど、帰還した頃には俺のSランク昇格が町中に広まっており、かなりの注目を集めていた。
「な、なんか広まるの早くない?」
「こんなもん。それだけSランク冒険者の誕生は騒がれる。いずれ慣れると思うからそれまでの辛抱」
「わ、分かった」
そう言われると慣れるのを待つしかないので、周囲の声にはできるだけ耳を傾けないようにする。
「それより、今回のダンジョン攻略で私の目に狂いはなかったことが証明された。アキトとカナデが加わったことで、ものすごく戦いやすくなったから」
「そうね。アキトとカナデがいるだけでアタシも動きやすくなったわ」
「わたくしもそう思います。お姉様が動きやすくなったことでわたくしを守る時間が増え、普段よりも多く攻撃魔法を発動できましたわ」
「それなら良かったよ」
「だね!足手まといだったとか思われてたら絶対泣いてたよ!」
俺たちが加わったことで戦力ダウンにならずホッとする。
「アキトたちはこれから予定ある?」
「俺たちはありませんよ」
「アタシたちも」
「ん。なら師匠のとこに行こ。アキトとルナを紹介したい」
「それは名案ね。アタシも久しぶりに師匠に会いたいわ」
ルナたちの師匠は元々、Sランク冒険者として活躍しており、今は怪我の影響で引退している女性だ。
「俺たちもルナたちの師匠には興味があったから異論はないぞ」
「うん!私も会いたいです!」
とのことで、早速ルナたちの師匠に会いに行くこととなる。
「ルナたちの師匠はどこにいるんだ?」
「王都の外れに住んでいるわ。今、アタシたちがいる王都の中心部から馬車を使って3時間くらいの所に住んでるから、中々会いに行けないのよ」
「お師匠様は冒険者を引退した後、魔法の研究しております。そして研究で頻回に建物を爆発させてますので、街の外れに住んでいますわ」
「そ、そうか」
何を研究しているかがものすごく気になる。
「じゃあ早速、馬車を借りてくるわ。といっても実家にあるから取りに帰るだけだけど」
「さすが貴族だな」
あの豪邸なら馬車の一つや二つ、持っててもおかしくない。
「そういえばシャンリンとランリンは馬車の運転ができるのか?」
「はい。師匠や家の者に教えていただきましたわ」
「ルナは習得できず諦めたけど」
「馬が言うことを聞かないのが悪い。私は悪くない」
「その言い訳は聞き飽きたわよ」
そんな会話をしながらシャンリンたちの家に向かった。
「出発するわよ。持っていくものとかは問題ないわね?」
「ん。お土産も買ったから大丈夫」
「なら出発ね」
シャンリンの運転で馬車が走り出す。
「皆さんの師匠に会うの楽しみです!」
「俺もだ。元Sランク冒険者となれば学べることも多いと思うし」
「剣術に関してならアキトに教えることは何もないと思う。正直、剣術だけなら全盛期の師匠より強いかもしれない」
「そういえばルナさんたちの師匠ってどんな戦闘スタイルだったのですか?」
「私と同じ魔法剣士だった。だから魔法や剣術を駆使して戦ってた」
などなど、ルナたちの師匠の話題で盛り上がる。
「師匠って実はかなり天然。生活する上での知識は皆無と言っていい。私よりも」
「え、ルナよりも?どうやって生活してるんだ?」
「研究仲間を1人住み込みで雇ってる。その人が家事能力も優秀だから問題ないみたい」
「なるほど」
ルナも戦闘に全能力を振っており、料理や掃除、片付けなどは全くできない。
『ココナツ村』への往復の時はカナデやミナミが甲斐甲斐しく世話をしていたくらいだ。
なんなら服を着るのも面倒らしく、服を着せないと下着姿のまま平気で過ごしていた。
「師匠に料理をさせたら黒焦げになるし、1日片付けをしなかったら足の踏み場が無くなるくらい散らかる。それくらい生活能力が皆無。師匠は戦闘力と容姿、あとは巨乳に能力を全振りしてるから」
等々、師匠の話をルナが楽しそうに話す。
(ルナは師匠のことが大好きみたいだな)
そんなことを思いながら師匠の話を聞いた。
色々と話をしているうちに3時間経ったようで、師匠が住んでる家に辿り着く。
「屋根がないなぁ」
「ん。屋根のない家が最近の流行りのらしい。多分、数ヶ月は屋根のない生活をしてる」
「そんな流行り聞いたことねぇよ」
どうやって雨を凌いでいるのだろう。
そんな感想を抱いていると、ルナが「師匠ー、来たよー。シャンリンとランリンも一緒ー」との声を出す。
すると中から“ドタドタっ!”と慌ただしい音が聞こえてきた。
「えっ!ルナちゃんたち来たの!?待って!今、人を呼べる状態じゃないよ!」
「だから普段から言ってるじゃないですか。定期的に片付けをしてくださいと」
「できたら苦労しないよ!」
「なら私の方で片付けさせていただきます。ルナさんたちを待たせるのも申し訳ないため、可及的速やかに散らかってる物を燃やしますね」
「それ片付けって言わないから!って、ファイヤーボール生成してるしっ!お願いだから燃やさないでぇー!」
屋根が無いため、家の中の声がダダ漏れである。
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