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1章 異世界へ
ルナたちの師匠 3
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ティアナさんたちと楽しい時間を過ごした後、俺たちの実力をお披露目することとなった。
「まずは私からだよ!」
カナデが〈業魔の杖〉をかかげる。
「ホントに遠慮なくやっても良いんですかー!?」
「問題ないよー!ウチが障壁を展開してるからー!」
椅子に座ってるティアナさんがカナデの質問に答える。
俺たちの全力を披露すると辺り一面が消し飛ぶ可能性があるため、ティアナさんの生成した障壁の中に大きな岩を設置し、障壁の中に入ったカナデが岩に向かって全力の魔法を放つ方法を取った。
ちなみに、何個も魔法を同時に使うことができないため、ティアナさんは椅子に座り、障壁展開に全力を注いでいる。
「それじゃあ行くよー!エクスプロージョンっ!」
カナデの持つ無詠唱スキルにより一瞬で〈業魔の杖〉先端に特大の炎が生成される。
そしてカナデの掛け声とともに放たれた炎が岩に当たると同時に「ドゴォォォォっ!」という爆発音が響き渡り、障壁内が真っ赤になる。
「おぉー!すごいよ!カナデちゃん!」
「ここまでの力があったなんて」
「えぇ。私たちとのダンジョンでは全力を見せてなかったのね」
「すごく頼もしいですわ!」
カナデの一撃を見て、障壁の外から眺めてたルナたちが感想を述べる。
しばらくすると障壁中の煙が晴れ、防壁を展開して自分自身を守ったカナデが姿を現す。
それと同時にティアナさんが障壁を解除し、俺たちはカナデの下へ駆け寄る。
「すごいよ!カナデちゃん!あんな大きな岩を跡形もなく消し去るなんて!」
「ん。それにあの攻撃を至近距離で撃っても怪我一つない防御魔法もすごい」
「魔法能力はSランク冒険者並みね。しかも、あれだけの魔法を放ったにも関わらず、魔力切れも起こしてる様子はない」
「アキト様の兄妹ということが納得の強さですわ!」
「あ、ありがとうございます!」
等々、4人が盛り上がっており、カナデが珍しく照れている。
「さすがカナデだ」
そんなカナデに近づいた俺は優しく頭を撫でる。
「えへへ~。ありがと~、お兄ちゃん」
俺に撫でられて気持ちよさそうに目を細めるカナデ。
「じゃあ次はアキトくんだね!」
とのことで、今度は俺が障壁の中に入る。
目の前には先ほどと同じ、大きな岩が用意されている。
「ここは攻撃力に特化した技を披露するか。まだこの技はルナにも見せてないし」
そう思い、俺は剣を構える。
「『水瀬神明流』初の型〈牙突〉」
俺は〈日本刀〉を前に突き出し、岩に向かって突進する。
この技は一言で言えばただの突き攻撃だが、突き攻撃を極めたことで異次元のスピードと攻撃力を誇っている。
弱点としては速さを上げることに全てを割いているため、咄嗟の防御や方向転換はできないことだ。
俺は勢いを殺さず、岩に向かって特攻を仕掛ける。
その結果、「ドゴォォっ!」という音を上げて大きな岩を貫通する。
「おぉ!すごい剣技だね!」
「あの大きな岩を貫通させるのはすごい」
「避けることや防御を考慮しない攻撃特化の技ね。そんな技まで持ってたなんて」
「わたくし、アキト様が速すぎて目で追えませんでしたわ」
俺に対してもティアナさん含め、絶賛の声が聞こえる。
「ありがとうございます。技の特訓は昔からしてますので」
地球にいた頃、何千回も使用してきた技なので、熟練度は高いと思っている。
もちろん、地球ではこんな威力を誇っていなかったが。
「アキトくんがSランク冒険者だということは納得かな。まず動きが数多の戦闘を積んだきた人の動きだからね」
「さすが師匠。アキトを見ただけで分かるなんて」
「私は剣術や体術も得意だったからね。熟練者は動きを見ただけで分かるよ」
ティアナさんは魔法と剣術を駆使して戦う魔剣士だったため、剣術などの近接戦闘にも詳しい。
「私の見立てだとアキトの剣技は全盛期の師匠と同じくらいかそれ以上だと思ってる」
「だね。全盛期のウチでもアキトくんに勝てる確証がないもん。だからアキトくんは本当に強いよ」
「あ、ありがとうございます」
ティアナさんに褒められ、頬をかきながら礼を言う。
「2人が加わったことでルナちゃんたちのパーティーがより一層強くなったね」
「ん。だから師匠が叶えたかった夢も叶えることができると思う。この5人なら」
「……無理だけはしないでね」
「もちろん」
堂々と答えたルナは気づかなかったようだが、心配そうな顔でルナに言ったティアナさんの表情が引っかかる。
(自分の叶えられなかった夢をルナたちが引き継いだことに何か思うところがあるのか)
そう思うが問いただしたいほどでもなかったため、口を挟まない。
その後は実力のお披露目会を終えて、マリアンヌさんお手製のお菓子をいただき、のんびりとした時間を過ごした。
「まずは私からだよ!」
カナデが〈業魔の杖〉をかかげる。
「ホントに遠慮なくやっても良いんですかー!?」
「問題ないよー!ウチが障壁を展開してるからー!」
椅子に座ってるティアナさんがカナデの質問に答える。
俺たちの全力を披露すると辺り一面が消し飛ぶ可能性があるため、ティアナさんの生成した障壁の中に大きな岩を設置し、障壁の中に入ったカナデが岩に向かって全力の魔法を放つ方法を取った。
ちなみに、何個も魔法を同時に使うことができないため、ティアナさんは椅子に座り、障壁展開に全力を注いでいる。
「それじゃあ行くよー!エクスプロージョンっ!」
カナデの持つ無詠唱スキルにより一瞬で〈業魔の杖〉先端に特大の炎が生成される。
そしてカナデの掛け声とともに放たれた炎が岩に当たると同時に「ドゴォォォォっ!」という爆発音が響き渡り、障壁内が真っ赤になる。
「おぉー!すごいよ!カナデちゃん!」
「ここまでの力があったなんて」
「えぇ。私たちとのダンジョンでは全力を見せてなかったのね」
「すごく頼もしいですわ!」
カナデの一撃を見て、障壁の外から眺めてたルナたちが感想を述べる。
しばらくすると障壁中の煙が晴れ、防壁を展開して自分自身を守ったカナデが姿を現す。
それと同時にティアナさんが障壁を解除し、俺たちはカナデの下へ駆け寄る。
「すごいよ!カナデちゃん!あんな大きな岩を跡形もなく消し去るなんて!」
「ん。それにあの攻撃を至近距離で撃っても怪我一つない防御魔法もすごい」
「魔法能力はSランク冒険者並みね。しかも、あれだけの魔法を放ったにも関わらず、魔力切れも起こしてる様子はない」
「アキト様の兄妹ということが納得の強さですわ!」
「あ、ありがとうございます!」
等々、4人が盛り上がっており、カナデが珍しく照れている。
「さすがカナデだ」
そんなカナデに近づいた俺は優しく頭を撫でる。
「えへへ~。ありがと~、お兄ちゃん」
俺に撫でられて気持ちよさそうに目を細めるカナデ。
「じゃあ次はアキトくんだね!」
とのことで、今度は俺が障壁の中に入る。
目の前には先ほどと同じ、大きな岩が用意されている。
「ここは攻撃力に特化した技を披露するか。まだこの技はルナにも見せてないし」
そう思い、俺は剣を構える。
「『水瀬神明流』初の型〈牙突〉」
俺は〈日本刀〉を前に突き出し、岩に向かって突進する。
この技は一言で言えばただの突き攻撃だが、突き攻撃を極めたことで異次元のスピードと攻撃力を誇っている。
弱点としては速さを上げることに全てを割いているため、咄嗟の防御や方向転換はできないことだ。
俺は勢いを殺さず、岩に向かって特攻を仕掛ける。
その結果、「ドゴォォっ!」という音を上げて大きな岩を貫通する。
「おぉ!すごい剣技だね!」
「あの大きな岩を貫通させるのはすごい」
「避けることや防御を考慮しない攻撃特化の技ね。そんな技まで持ってたなんて」
「わたくし、アキト様が速すぎて目で追えませんでしたわ」
俺に対してもティアナさん含め、絶賛の声が聞こえる。
「ありがとうございます。技の特訓は昔からしてますので」
地球にいた頃、何千回も使用してきた技なので、熟練度は高いと思っている。
もちろん、地球ではこんな威力を誇っていなかったが。
「アキトくんがSランク冒険者だということは納得かな。まず動きが数多の戦闘を積んだきた人の動きだからね」
「さすが師匠。アキトを見ただけで分かるなんて」
「私は剣術や体術も得意だったからね。熟練者は動きを見ただけで分かるよ」
ティアナさんは魔法と剣術を駆使して戦う魔剣士だったため、剣術などの近接戦闘にも詳しい。
「私の見立てだとアキトの剣技は全盛期の師匠と同じくらいかそれ以上だと思ってる」
「だね。全盛期のウチでもアキトくんに勝てる確証がないもん。だからアキトくんは本当に強いよ」
「あ、ありがとうございます」
ティアナさんに褒められ、頬をかきながら礼を言う。
「2人が加わったことでルナちゃんたちのパーティーがより一層強くなったね」
「ん。だから師匠が叶えたかった夢も叶えることができると思う。この5人なら」
「……無理だけはしないでね」
「もちろん」
堂々と答えたルナは気づかなかったようだが、心配そうな顔でルナに言ったティアナさんの表情が引っかかる。
(自分の叶えられなかった夢をルナたちが引き継いだことに何か思うところがあるのか)
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