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1章 異世界へ
暗部の手伝い 3
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「妹としてリリィが一肌脱ぎましょう。揶揄うことでしかアキトお兄さんとお話しできないみたいなので」
リリィが何かを小声で呟く。
そして俺の方を向いて口を開く。
「今日はアキトお兄さんのおかげで助かりました。なのでお礼をさせてください」
「そんなの要らないよ」
「遠慮しなくて大丈夫です。そうですよね、お姉ちゃん?」
「も、もちろんだよ!」
俺から顔を逸らしていたリナリーさんが、顔を赤くしながら返答する。
「お姉ちゃんもそう言ってます。なのでお礼として、お姉ちゃんに好きな命令を一つだけできる権利をあげます」
「なんで私!?」
妹に売られたリナリーさんがリリィに詰め寄る。
そして小声でコソコソと話し合う。
「これもお姉ちゃんのためです。これを機に、リリィがお姉ちゃんとアキトお兄さんを結婚させてあげます」
「ま、待って!ア、アキトっちのことは好きだけど恋愛感情じゃなくて……」
「そう思ってるのはお姉ちゃんだけです。だってリリィはお姉ちゃんがアキトお兄さんに恋をしているように見えます」
「そ、そんなことはないよ。だって……」
何やらコソコソと話しているようだが、俺の耳には入ってこない。
数分ほど聞き耳を立てることなく側で待機していると、話がまとまったようでリリィが俺のもとに来る。
「ということで、お姉ちゃんに好きな命令を3つくらいできる権利をあげます」
「あ、お礼の内容は変わらないんだ。しかも3つに増えてるし」
話し合いの内容がものすごく気になる。
「えっちぃお願いも大丈夫らしいです」
「そっ、そんなこと言ってないよ!?」
「なんでリナリーさんが了承してないことを言ってるんだよ。しっかり話し合っとけよ」
先程の話し合いで話した内容を正確に伝えてほしい。
「お姉ちゃんはこう言ってますが照れ屋なので基本的に無視してください」
「よくないよ!私の意見はしっかり聞いてほしいよ!」
「ではアキトお兄さん。お姉ちゃんに何を命令しますか?やはり胸ですか?」
「少しは聞いてあげろよ、姉の話を」
ガン無視して話を進めるリリィにツッコミを入れる。
そして俺はリリィの額に軽くデコピンを喰らわす。
「あいたっ」
「リリィ。俺はさっきも言ったようにお礼は要らないと思ってる。だって2人からの見返りを求めて助けたわけじゃないからな。困った時は助け合うのが友達ってものだ」
俺は正直な気持ちを伝え、リリィの頭に“ポンっ”と手を置く。
そして髪が乱れない程度で優しく撫でる。
「だからお礼は要らない。そして困ったことがあれば俺に遠慮なく声をかけてほしい。次も無償でお手伝いするからさ」
「………分かりました」
俺の言葉にリリィが納得する。
年頃の女の子の頭を撫でるのは訴えられる案件だが、リリィの暴走を止めるにはこれしかないと思った。
ちなみにソースはカナデだ。
『妹はお兄ちゃんからナデナデされたら何でも許したくなるし、お兄ちゃんの言うことを何でも聞きたくなるんだよ!』と高らかに言っていたが、どうやら本当のようだ。
「よろしい」
そう言ってカナデを撫でるときのように優しく撫でる。
「ふぁ~。アキトお兄さん、撫でるの上手ですね」
「俺にも妹がいるからな。妹の頭を撫で続けていると自然と身についたんだ」
気持ちよさそうに目を細めるため、嬉しくなった俺はカナデの時と同じように撫で続ける。
すると…
「アキトっち。私の妹とイチャイチャし過ぎだよ?」
「ご、ごめんなさい!」
ジト目でリナリーさんから指摘され、慌てて離れる。
そんな俺にリリィが話しかける。
「アキトお兄さん。あれは『私の頭も撫でて』というアピールです」
「え、そうなんですか?」
「ち、違うよ!?」
「ではアキトお兄さん。お姉ちゃんの頭もお願いします」
「ちょっ!リリィ!?」
リリィが俺の手を掴み、無理やりリナリーさんの頭に置く。
「どうぞ。お姉ちゃんの頭も撫で心地最高だと思いますので」
そう言って撫でるよう催促する。
「え、えーっと……な、撫でてもいいのですか?」
「っ!そ、そうだね。リリィちゃんが絶賛するから私もしてほしいかも」
少し恥ずかしそうな顔をしながら上目遣いでお願いされる。
「っ!」
その仕草に俺の心臓が跳ねる。
「わ、分かりました」
普段見ないリナリーさんの姿にドキドキしながら優しく撫でる。
「ど、どうですか?」
「う、うん。すごく良いと思うよ」
俯きながら言うため表情は見えないが、不評ではなかったので安堵しながら頭を撫で続ける。
そのため…
「あんなに嬉しそうな顔をしたお姉ちゃんは久しぶりです。やはりお姉ちゃんはアキトお兄さんのことが……」
などと呟いていたが、俺の耳には届かなかった。
その後、リナリーさんたちは任務の報告があるため、その場で別れる。
そして宿屋に帰って先程の出来事をカナデに話すと…
「さすがお兄ちゃん!この調子でどんどん可愛い女の子と仲良くなってね!」
何故か訳の分からない応援をされた。
リリィが何かを小声で呟く。
そして俺の方を向いて口を開く。
「今日はアキトお兄さんのおかげで助かりました。なのでお礼をさせてください」
「そんなの要らないよ」
「遠慮しなくて大丈夫です。そうですよね、お姉ちゃん?」
「も、もちろんだよ!」
俺から顔を逸らしていたリナリーさんが、顔を赤くしながら返答する。
「お姉ちゃんもそう言ってます。なのでお礼として、お姉ちゃんに好きな命令を一つだけできる権利をあげます」
「なんで私!?」
妹に売られたリナリーさんがリリィに詰め寄る。
そして小声でコソコソと話し合う。
「これもお姉ちゃんのためです。これを機に、リリィがお姉ちゃんとアキトお兄さんを結婚させてあげます」
「ま、待って!ア、アキトっちのことは好きだけど恋愛感情じゃなくて……」
「そう思ってるのはお姉ちゃんだけです。だってリリィはお姉ちゃんがアキトお兄さんに恋をしているように見えます」
「そ、そんなことはないよ。だって……」
何やらコソコソと話しているようだが、俺の耳には入ってこない。
数分ほど聞き耳を立てることなく側で待機していると、話がまとまったようでリリィが俺のもとに来る。
「ということで、お姉ちゃんに好きな命令を3つくらいできる権利をあげます」
「あ、お礼の内容は変わらないんだ。しかも3つに増えてるし」
話し合いの内容がものすごく気になる。
「えっちぃお願いも大丈夫らしいです」
「そっ、そんなこと言ってないよ!?」
「なんでリナリーさんが了承してないことを言ってるんだよ。しっかり話し合っとけよ」
先程の話し合いで話した内容を正確に伝えてほしい。
「お姉ちゃんはこう言ってますが照れ屋なので基本的に無視してください」
「よくないよ!私の意見はしっかり聞いてほしいよ!」
「ではアキトお兄さん。お姉ちゃんに何を命令しますか?やはり胸ですか?」
「少しは聞いてあげろよ、姉の話を」
ガン無視して話を進めるリリィにツッコミを入れる。
そして俺はリリィの額に軽くデコピンを喰らわす。
「あいたっ」
「リリィ。俺はさっきも言ったようにお礼は要らないと思ってる。だって2人からの見返りを求めて助けたわけじゃないからな。困った時は助け合うのが友達ってものだ」
俺は正直な気持ちを伝え、リリィの頭に“ポンっ”と手を置く。
そして髪が乱れない程度で優しく撫でる。
「だからお礼は要らない。そして困ったことがあれば俺に遠慮なく声をかけてほしい。次も無償でお手伝いするからさ」
「………分かりました」
俺の言葉にリリィが納得する。
年頃の女の子の頭を撫でるのは訴えられる案件だが、リリィの暴走を止めるにはこれしかないと思った。
ちなみにソースはカナデだ。
『妹はお兄ちゃんからナデナデされたら何でも許したくなるし、お兄ちゃんの言うことを何でも聞きたくなるんだよ!』と高らかに言っていたが、どうやら本当のようだ。
「よろしい」
そう言ってカナデを撫でるときのように優しく撫でる。
「ふぁ~。アキトお兄さん、撫でるの上手ですね」
「俺にも妹がいるからな。妹の頭を撫で続けていると自然と身についたんだ」
気持ちよさそうに目を細めるため、嬉しくなった俺はカナデの時と同じように撫で続ける。
すると…
「アキトっち。私の妹とイチャイチャし過ぎだよ?」
「ご、ごめんなさい!」
ジト目でリナリーさんから指摘され、慌てて離れる。
そんな俺にリリィが話しかける。
「アキトお兄さん。あれは『私の頭も撫でて』というアピールです」
「え、そうなんですか?」
「ち、違うよ!?」
「ではアキトお兄さん。お姉ちゃんの頭もお願いします」
「ちょっ!リリィ!?」
リリィが俺の手を掴み、無理やりリナリーさんの頭に置く。
「どうぞ。お姉ちゃんの頭も撫で心地最高だと思いますので」
そう言って撫でるよう催促する。
「え、えーっと……な、撫でてもいいのですか?」
「っ!そ、そうだね。リリィちゃんが絶賛するから私もしてほしいかも」
少し恥ずかしそうな顔をしながら上目遣いでお願いされる。
「っ!」
その仕草に俺の心臓が跳ねる。
「わ、分かりました」
普段見ないリナリーさんの姿にドキドキしながら優しく撫でる。
「ど、どうですか?」
「う、うん。すごく良いと思うよ」
俯きながら言うため表情は見えないが、不評ではなかったので安堵しながら頭を撫で続ける。
そのため…
「あんなに嬉しそうな顔をしたお姉ちゃんは久しぶりです。やはりお姉ちゃんはアキトお兄さんのことが……」
などと呟いていたが、俺の耳には届かなかった。
その後、リナリーさんたちは任務の報告があるため、その場で別れる。
そして宿屋に帰って先程の出来事をカナデに話すと…
「さすがお兄ちゃん!この調子でどんどん可愛い女の子と仲良くなってね!」
何故か訳の分からない応援をされた。
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