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1章 異世界へ
行方不明のアリシア 4
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~アリシア視点~
ロープで身動きが取れないミネルヴァに対して冒険者3人が詰め寄る。
「待ってくださいっ!」
その様子を見た私はミネルヴァを守るために声を上げる。
「おや、どうされましたか?」
「なぜミネルヴァを利用するのですか?目的は私なのでミネルヴァではなく私を力づくで頷かせたら良いと思います」
(救援が来るまでの間、私が耐えれば良いだけの話です。何をされても宰相には屈しない自信はありますから)
ミネルヴァを守るため私は宰相へ進言する。
「ふむ。強がってる貴女がどれだけ耐えられるかも興味ありますね。時間稼ぎをされ、助けが来られるのは困りますが、誰もダンジョン内にいるとは思わないでしょう」
私の作戦はバレているようだが、宰相は助けが来ないと思い、私の方に近づく。
「ではお望み通り、ミネルヴァにはアリシア様が犯されるところを眺めていただきましょう」
「やめなさいっ!それはアリシア様ではなく私に!」
「今、行おうが将来的には私の妻となるのです。いつ犯しても変わらないでしょう。あ、君たち3人には後ほどミネルヴァを貸しますので、しばらく待機しててください。アリシア様に私以外の子を孕まされると困りますので」
などと言いながら私に近づく。
「っ!」
宰相が一歩ずつ私との距離を縮める。
無理矢理されることに恐怖心を感じ、身体中の震えが止まらない。
(これでミネルヴァへ危害を加えるのは遅くなります。助けが来るまで私が耐えればミネルヴァの身は安全ですから)
そう心の中で呟きながら気持ちを強く持つ。
「身体は震えてますが良い目をしてます。どれだけ楽しませてくれるか楽しみですよ」
そんな私が気に入ったのか、宰相が気持ち悪い笑みを浮かべる。
そして私の服に手をかけようとする。
(アキトさん……助けてっ!)
未来を見ることも忘れ、何故かアキトさんに助けを求める。
すると…
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
との声が聞こえた後、宰相の足元が爆ぜる。
「っ!だ、誰だ!?」
宰相と共に私も声のした方を向く。
「ア、アキトさん……っ!」
そこには、私が心の中で助けを求めたアキトさんがいた。
~アキト視点~
時は少し遡る。
冒険者ギルドを出た俺はトップスピードで『刹那ダンジョン』へ向かう。
俊敏値SSという点をフルに利用しトップスピードで移動したおかげで30分後には『刹那ダンジョン』に到着した。
「行くぞ」
俺は気合を入れてダンジョン内に足を踏み入れる。
そして賢者さんに現在の状況を聞く。
「今のアリシアたちの状況は?」
『解、残念な報告があります。どうやらアリシア様は宰相たちに捕えられていたようです』
「やはりか」
宰相のことを信頼していなかった俺は賢者さんの言葉に驚かない。
「状況は?」
『とても良くないです。ロープで縛られたアリシア様とミネルヴァ様が宰相たちと何やら話をされております。アリシア様は擦り傷程度ですが、ミネルヴァ様はかなりの大怪我を負っております』
ミネルヴァさんとはアリシアの側近の方で、アリシアが最も信頼している方だ。
「っ!急ごう!」
アリシアには危害を加えていないようだが状況は悪い。
俺は賢者さんに答え、先を急ぐ。
そして数分後、アリシアたちのいる安全区域へ到着すると、ロープで縛られて身動きの取れないアリシアへ宰相が詰め寄っていた。
(アリシアが怯えてるっ!間に合えっ!)
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
斬撃を宰相の足元へ飛ばすと、“ドゴっ!”という音を立てて宰相の足元が爆ぜる。
「っ!だ、誰だ!?」
宰相とアリシアが俺の方を向く。
「ア、アキトさん……っ!」
「ごめん、遅くなった」
俺は俊敏値SSをフルに使い、一瞬でアリシアをお姫様抱っこで回収。
そしてアリシアと共にロープで縛られている女性の下へ。
「アリシア様っ!ご無事で何よりです!」
「ミネルヴァが身体を張って守ってくれたおかげです」
アリシアがミネルヴァと呼ぶ女性へ声をかける。
その言葉を聞き、ミネルヴァさんが安堵の表情をする。
「今、ロープを切りますね」
俺は〈日本刀〉でロープを切り、2人を自由にする。
「それとミネルヴァさんにはコチラを」
俺は異空間ボックスを開き、ティアナさんから貰ったフルポーションを取り出す。
「ありがとうございます」
重症を負っているが嚥下機能には問題ないようで、“ゴクッ”と飲み干す。
すると一瞬で傷口が塞がり、怪我が治る。
「こ、これは凄い回復力ですね」
「失った血は回復できませんので、そこは注意してください。アリシアは大丈夫か?」
「はい、私は擦り傷なので。アキトさん、助けていただきありがとうございます」
「まだお礼は早いよ」
「そ、そうですね」
俺の一言にアリシアが顔を引き締める。
「今の状況を説明してくれるか?」
「はい。一言で言えば宰相と護衛の男性3人は敵です」
「なるほど、分かりやすくて助かるよ」
そう答えた俺は宰相を睨みつけた。
ロープで身動きが取れないミネルヴァに対して冒険者3人が詰め寄る。
「待ってくださいっ!」
その様子を見た私はミネルヴァを守るために声を上げる。
「おや、どうされましたか?」
「なぜミネルヴァを利用するのですか?目的は私なのでミネルヴァではなく私を力づくで頷かせたら良いと思います」
(救援が来るまでの間、私が耐えれば良いだけの話です。何をされても宰相には屈しない自信はありますから)
ミネルヴァを守るため私は宰相へ進言する。
「ふむ。強がってる貴女がどれだけ耐えられるかも興味ありますね。時間稼ぎをされ、助けが来られるのは困りますが、誰もダンジョン内にいるとは思わないでしょう」
私の作戦はバレているようだが、宰相は助けが来ないと思い、私の方に近づく。
「ではお望み通り、ミネルヴァにはアリシア様が犯されるところを眺めていただきましょう」
「やめなさいっ!それはアリシア様ではなく私に!」
「今、行おうが将来的には私の妻となるのです。いつ犯しても変わらないでしょう。あ、君たち3人には後ほどミネルヴァを貸しますので、しばらく待機しててください。アリシア様に私以外の子を孕まされると困りますので」
などと言いながら私に近づく。
「っ!」
宰相が一歩ずつ私との距離を縮める。
無理矢理されることに恐怖心を感じ、身体中の震えが止まらない。
(これでミネルヴァへ危害を加えるのは遅くなります。助けが来るまで私が耐えればミネルヴァの身は安全ですから)
そう心の中で呟きながら気持ちを強く持つ。
「身体は震えてますが良い目をしてます。どれだけ楽しませてくれるか楽しみですよ」
そんな私が気に入ったのか、宰相が気持ち悪い笑みを浮かべる。
そして私の服に手をかけようとする。
(アキトさん……助けてっ!)
未来を見ることも忘れ、何故かアキトさんに助けを求める。
すると…
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
との声が聞こえた後、宰相の足元が爆ぜる。
「っ!だ、誰だ!?」
宰相と共に私も声のした方を向く。
「ア、アキトさん……っ!」
そこには、私が心の中で助けを求めたアキトさんがいた。
~アキト視点~
時は少し遡る。
冒険者ギルドを出た俺はトップスピードで『刹那ダンジョン』へ向かう。
俊敏値SSという点をフルに利用しトップスピードで移動したおかげで30分後には『刹那ダンジョン』に到着した。
「行くぞ」
俺は気合を入れてダンジョン内に足を踏み入れる。
そして賢者さんに現在の状況を聞く。
「今のアリシアたちの状況は?」
『解、残念な報告があります。どうやらアリシア様は宰相たちに捕えられていたようです』
「やはりか」
宰相のことを信頼していなかった俺は賢者さんの言葉に驚かない。
「状況は?」
『とても良くないです。ロープで縛られたアリシア様とミネルヴァ様が宰相たちと何やら話をされております。アリシア様は擦り傷程度ですが、ミネルヴァ様はかなりの大怪我を負っております』
ミネルヴァさんとはアリシアの側近の方で、アリシアが最も信頼している方だ。
「っ!急ごう!」
アリシアには危害を加えていないようだが状況は悪い。
俺は賢者さんに答え、先を急ぐ。
そして数分後、アリシアたちのいる安全区域へ到着すると、ロープで縛られて身動きの取れないアリシアへ宰相が詰め寄っていた。
(アリシアが怯えてるっ!間に合えっ!)
「『水瀬神明流』四の型〈旋空〉」
斬撃を宰相の足元へ飛ばすと、“ドゴっ!”という音を立てて宰相の足元が爆ぜる。
「っ!だ、誰だ!?」
宰相とアリシアが俺の方を向く。
「ア、アキトさん……っ!」
「ごめん、遅くなった」
俺は俊敏値SSをフルに使い、一瞬でアリシアをお姫様抱っこで回収。
そしてアリシアと共にロープで縛られている女性の下へ。
「アリシア様っ!ご無事で何よりです!」
「ミネルヴァが身体を張って守ってくれたおかげです」
アリシアがミネルヴァと呼ぶ女性へ声をかける。
その言葉を聞き、ミネルヴァさんが安堵の表情をする。
「今、ロープを切りますね」
俺は〈日本刀〉でロープを切り、2人を自由にする。
「それとミネルヴァさんにはコチラを」
俺は異空間ボックスを開き、ティアナさんから貰ったフルポーションを取り出す。
「ありがとうございます」
重症を負っているが嚥下機能には問題ないようで、“ゴクッ”と飲み干す。
すると一瞬で傷口が塞がり、怪我が治る。
「こ、これは凄い回復力ですね」
「失った血は回復できませんので、そこは注意してください。アリシアは大丈夫か?」
「はい、私は擦り傷なので。アキトさん、助けていただきありがとうございます」
「まだお礼は早いよ」
「そ、そうですね」
俺の一言にアリシアが顔を引き締める。
「今の状況を説明してくれるか?」
「はい。一言で言えば宰相と護衛の男性3人は敵です」
「なるほど、分かりやすくて助かるよ」
そう答えた俺は宰相を睨みつけた。
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