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1章 異世界へ
王都へ帰還
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王都へ帰国することとなる。
その際、ワルサーム王国への来訪が中止となった件をワルサーム王国側へ伝えるため、数人の騎士を派遣する。
そして残った騎士たちで気絶している宰相たちを連れて王都を目指してもらう。
「では私たちは先に宰相を連れて王都へ戻ります。アリシア様、お気をつけて」
「私の身は安心してください。アキトさんたちがいますので」
「ふふっ、そうですね」
そんな会話をミネルヴァさんとした後、ミネルヴァさんたち騎士団が宰相たちを連れて移動し始める。
「じゃあ帰ろうか」
「はい。よろしくお願いします、アキトさん」
俺は隣にいるアリシアをお姫様抱っこする。
「ずるい、アリシア。皇女の特権を使うのは卑怯」
「アタシもそう思うが、今はアリシア様の好きなようにした方がいいわ」
「お兄ちゃんから離れたくないって言ってましたからね」
俺がアリシアをお姫様抱っこしている様子を見て周りが何かを言っている。
「本当にいいのか?」
「問題ありません。アキトさんの側が1番安心しますから。もちろん、重すぎて走りにくいのであれば今すぐミネルヴァに合流しますが……」
腕の中で不安そうに目を潤ませる。
「っ!ア、アリシアをお姫様抱っこして帰るくらい問題ないぞ!」
その姿に庇護欲をくすぐられた俺は堂々と答える。
「できるだけアリシアが快適に過ごせるよう注意しながら移動するから何かあったら言ってくれ」
「はいっ!ありがとうございます!」
ぱーっと可愛い笑顔を見せるアリシア。
(あんなことを言われたら断れないよな)
数分前、どのように帰るかを皆んなで考えていた時…
『アキトさんに守られながら帰りたいです。まだ少し心が落ち着きませんから』
とアリシアに言われ断ることができなかった俺たち。
『だったらお兄ちゃんがアリシアさんをお姫様抱っこしながら帰るといいよ!』
そんな中、カナデが一つの案を提案しアリシアが了承したため、俺がお姫様抱っこしながら帰ることとなった。
「何かあったらすぐ言ってくれ」
「はいっ!」
「じゃあ帰るか」
俺たちの準備が整ったので走ってここまで来たルナたちと一緒に王都へ戻る。
「アリシア。この体勢、苦しくないか?」
「そんなことありませんよ。アキトさんのお姫様抱っこはすごく落ち着きます」
俺の腕の中で可愛い笑顔を見せるアリシア。
(アリシアは軽いから移動の妨げにはならないけど……色々柔らかくて移動に集中できない)
そんな心境である俺のことなど分かっていないアリシアが嬉しいそうに呟く。
「この体勢、アキトさんに守られてる感じがしてすごく安心します」
そう言って俺の胸にうずくまる。
「俺はどんなことがあろうとアリシアの味方でいると誓ったからな。俺が側にいることで安心できるなら、いくらでも居ていいぞ」
「はいっ!」
嬉しそうに応えたアリシアが先程よりも俺の胸にうずくまる。
「アリシアが羨ましい」
「アリシアさんもお兄ちゃんに落とされたみたいですね」
「さっきアリシア様が乙女の顔をしてたわ。絶対、アリシア様もアキトに惚れてるわよ」
「さすが天然たらしのアキト様ですわ」
「これはチャンスですよ、お姉ちゃん。今ならアリシア様と一緒にアキトお兄さんへ猛アタックができます。早くアキトお兄さんの側に行きましょう」
「わっ、私はアキトっちのこと好きじゃないよ!いや、友達としてはすっごく好きだけど!」
何やら後ろの方で女性陣が固まって話をしているが、話の内容までは聞き取れなかった。
アリシアをお姫様抱っこしていたため走るペースを落とし、2時間程度で王都へ帰国。
そして今回の件をアリシアと共に女王陛下へ報告する。
ちなみにルナやカナデたちはアリシアを無事に王宮まで届けた後、冒険者ギルドへ向かっため、報告には俺とアリシアの2人で行く。
「何事もなくてよかったわ」
娘を心配する母親の顔で安堵する女王陛下。
「アキトには必ずお礼をするわ。アリシアを救ってくれてありがとう」
「お礼をいただくために引き受けたわけではありませんので、お礼なんて必要ありませんよ」
「そんなことないわ。私の大切な娘を守ってくれたんだから、お礼くらいさせてほしいもの」
そう言われると断れない。
「分かりました。謹んで頂戴いたします」
「ありがとう。お礼の品は期待してていいわよ」
そう言って女王陛下が立ち去る。
こうして女王陛下への報告は終わった。
その際、ワルサーム王国への来訪が中止となった件をワルサーム王国側へ伝えるため、数人の騎士を派遣する。
そして残った騎士たちで気絶している宰相たちを連れて王都を目指してもらう。
「では私たちは先に宰相を連れて王都へ戻ります。アリシア様、お気をつけて」
「私の身は安心してください。アキトさんたちがいますので」
「ふふっ、そうですね」
そんな会話をミネルヴァさんとした後、ミネルヴァさんたち騎士団が宰相たちを連れて移動し始める。
「じゃあ帰ろうか」
「はい。よろしくお願いします、アキトさん」
俺は隣にいるアリシアをお姫様抱っこする。
「ずるい、アリシア。皇女の特権を使うのは卑怯」
「アタシもそう思うが、今はアリシア様の好きなようにした方がいいわ」
「お兄ちゃんから離れたくないって言ってましたからね」
俺がアリシアをお姫様抱っこしている様子を見て周りが何かを言っている。
「本当にいいのか?」
「問題ありません。アキトさんの側が1番安心しますから。もちろん、重すぎて走りにくいのであれば今すぐミネルヴァに合流しますが……」
腕の中で不安そうに目を潤ませる。
「っ!ア、アリシアをお姫様抱っこして帰るくらい問題ないぞ!」
その姿に庇護欲をくすぐられた俺は堂々と答える。
「できるだけアリシアが快適に過ごせるよう注意しながら移動するから何かあったら言ってくれ」
「はいっ!ありがとうございます!」
ぱーっと可愛い笑顔を見せるアリシア。
(あんなことを言われたら断れないよな)
数分前、どのように帰るかを皆んなで考えていた時…
『アキトさんに守られながら帰りたいです。まだ少し心が落ち着きませんから』
とアリシアに言われ断ることができなかった俺たち。
『だったらお兄ちゃんがアリシアさんをお姫様抱っこしながら帰るといいよ!』
そんな中、カナデが一つの案を提案しアリシアが了承したため、俺がお姫様抱っこしながら帰ることとなった。
「何かあったらすぐ言ってくれ」
「はいっ!」
「じゃあ帰るか」
俺たちの準備が整ったので走ってここまで来たルナたちと一緒に王都へ戻る。
「アリシア。この体勢、苦しくないか?」
「そんなことありませんよ。アキトさんのお姫様抱っこはすごく落ち着きます」
俺の腕の中で可愛い笑顔を見せるアリシア。
(アリシアは軽いから移動の妨げにはならないけど……色々柔らかくて移動に集中できない)
そんな心境である俺のことなど分かっていないアリシアが嬉しいそうに呟く。
「この体勢、アキトさんに守られてる感じがしてすごく安心します」
そう言って俺の胸にうずくまる。
「俺はどんなことがあろうとアリシアの味方でいると誓ったからな。俺が側にいることで安心できるなら、いくらでも居ていいぞ」
「はいっ!」
嬉しそうに応えたアリシアが先程よりも俺の胸にうずくまる。
「アリシアが羨ましい」
「アリシアさんもお兄ちゃんに落とされたみたいですね」
「さっきアリシア様が乙女の顔をしてたわ。絶対、アリシア様もアキトに惚れてるわよ」
「さすが天然たらしのアキト様ですわ」
「これはチャンスですよ、お姉ちゃん。今ならアリシア様と一緒にアキトお兄さんへ猛アタックができます。早くアキトお兄さんの側に行きましょう」
「わっ、私はアキトっちのこと好きじゃないよ!いや、友達としてはすっごく好きだけど!」
何やら後ろの方で女性陣が固まって話をしているが、話の内容までは聞き取れなかった。
アリシアをお姫様抱っこしていたため走るペースを落とし、2時間程度で王都へ帰国。
そして今回の件をアリシアと共に女王陛下へ報告する。
ちなみにルナやカナデたちはアリシアを無事に王宮まで届けた後、冒険者ギルドへ向かっため、報告には俺とアリシアの2人で行く。
「何事もなくてよかったわ」
娘を心配する母親の顔で安堵する女王陛下。
「アキトには必ずお礼をするわ。アリシアを救ってくれてありがとう」
「お礼をいただくために引き受けたわけではありませんので、お礼なんて必要ありませんよ」
「そんなことないわ。私の大切な娘を守ってくれたんだから、お礼くらいさせてほしいもの」
そう言われると断れない。
「分かりました。謹んで頂戴いたします」
「ありがとう。お礼の品は期待してていいわよ」
そう言って女王陛下が立ち去る。
こうして女王陛下への報告は終わった。
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