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1章 異世界へ
アリシアの想い
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アリシアから告白をされる。
「………え?」
「ふふっ、困惑してますね」
アリシアの告白を聞き、頭がショートしている俺を見てアリシアが笑う。
「カミトさんなら困惑すると思いました。ですが自分の気持ちに嘘をつくことができませんでした。アキトさんのことが大好きだという気持ちに」
そこで一拍置き、アリシアが続きを口にする。
「私、アキトさんのことはお会いする前から気になっておりました。ルナさんが心を許したアキトさんのことを。そしてアキトさんと共に過ごしていくうちに、私もアキトさんを信頼するようになりました。それこそ、自然体の私でいられるくらいに」
「そ、そうだったのか。それは嬉しいよ」
俺と過ごす間は自然体でいられたと聞き、嬉しく思う。
「そんなアキトさんに段々と惹かれていたのだと思います。そして今回の件で私はアキトさんに恋をしました。特にあの言葉は私の心に響きました」
――俺は絶対アリシアを泣かせたりしない。だからどんな条件を言われようと必ずアリシアの味方でいることを誓うよ。
「この言葉を聞き、私はアキトさんと共にこれからの一生を過ごしたいと思いました。だからアキトさん」
――私の婚約者になってください。
アリシアが真っ直ぐな瞳で想いを伝える。
「え、えーっと……」
突然のことで頭が真っ白になり、うまく返答ができない俺は固まってしまう。
「も、もしかして私には魅力がありませんか?」
返答に時間をかけすぎたため、不安そうな目でアリシアが問いかけてくる。
「私はカナデさんやリナリーさん、ランリンさんのように大きな胸を持ってはいません」
大きくないとは言えないが、程よい膨らみ程度のアリシアが自分の胸を見ながら呟く。
「で、ですが必ず、お母様のようなスタイルになってみせます!な、なので将来性に期待していただけると……」
アリシアは現在21歳なので、ここから成長するかは怪しいが、女王陛下は巨乳美女なので、大きくなる可能性はあるだろう。
「や、やはり胸が小さい人は魅力がないのでしょうか……」
俺が黙っていることを肯定と捉えたアリシアが落ち込む。
「そ、そんなことないぞ!俺はアリシアのことを可愛くて魅力的な女の子だと思ってる!だから告白されたことはすごく嬉しい!でも王女様との結婚となれば簡単に応えることはできない。だから迷ってるんだ」
アリシアが良い子ということは理解しているし、俺を好きだと言ってくれたことは素直に嬉しい。
だが、俺がアリシアと結婚するとなれば俺は王族となってしまう。
そのため、こればかりは簡単に応えられない。
「なぜなら俺には王族になる覚悟がない。ましてや国を治めるなんて無理だ。それに…」
「それなら大丈夫です!」
俺の発言を遮ってアリシアが声を上げる。
「王都のトップになるのは基本的に王家の血を引いた人間だけです!お母様は王家の血を引いてないにも関わらず陛下の地位にいますが、それは私が若すぎるからです!予定では私が婚約、もしくは結婚した時、女王陛下となって国のトップになる予定ですから!」
「つ、つまりアリシアと結婚しても俺は国政に関わらないってことか」
「はいっ!」
先程まで落ち込んでいたアリシアが笑顔で頷く。
「王女と冒険者の結婚が難しいのなら、爵位もあげます!ロイド公爵の件やSランク冒険者である点を含め、アキトさんに爵位を渡しても反論する人なんていませんから!」
「おぉ……」
“グワっ!”と俺に近づいて元気に説明してくる。
「私に魅力がないのなら諦めましたが、アキトさんが結婚を拒んだ理由は国を治めることに関してです。つまり国を治めないことを理解すれば私と結婚できるということです」
「………確かにそう言ってるな」
俺が返答できない理由は国を治める覚悟がないから。
でも、それに関しては一切関わらないで良いと言われた。
つまり、断る理由がなくなったことになる。
「アキトさんは私のことが嫌いですか?」
アリシアが目を潤ませ、不安そうに聞いてくる。
「そっ、そんなことないぞ!何度も言うがアリシアは可愛くて魅力的だ!それに優しくて可愛くて、えーっと……と、とにかく、俺には勿体無いくらい素敵な女性だ!」
「あ、ありがとうございます」
俺の返答に満足したのか、嬉しそうに頬を染める。
「俺はアリシアと結婚したくないというわけではない。ただ、今すぐ決めるべき内容ではないと思い、返事ができなかっただけだ。男としてスパっと決めるべきだとは思うが……」
「そんなことありません。悩まれるということは、私のことを真剣に考えてくれている証拠です。なのでアキトさんはゆっくりと考えてください」
温かい言葉に情けなさを感じる。
本当はすぐに返事をしなければならない内容なのに。
「ありがとう。必ず返事はするから」
「わかりました」
アリシアが俺の返事に納得してくれる。
「では私はアキトさんへ私自身の魅力をお伝えしなければなりませんね」
そう言ってアリシアが俺の右腕に抱きつく。
「っ!」
“ふにゅっ”と程よい柔らかさを俺の右腕が感じる。
「なっ、なんで抱きつくの!?」
「もちろん、アキトさんを堕とすためのアピールです。返事をもらっていないということは、振られる可能性もありますから」
そう言って胸を押し付ける。
「っ!」
「お母様はお父様を堕とすため、積極的にスキンシップをしたとのことです。私もアキトさんを堕とすために積極的なアピールが必要だと思いました」
「え、えーっと……お、お手柔らかにお願いします」
「ふふっ。それは無理なお願いですね」
俺に抱きつきながら可愛い笑顔を見せるアリシアを見て、振り払うのを諦めた。
「………え?」
「ふふっ、困惑してますね」
アリシアの告白を聞き、頭がショートしている俺を見てアリシアが笑う。
「カミトさんなら困惑すると思いました。ですが自分の気持ちに嘘をつくことができませんでした。アキトさんのことが大好きだという気持ちに」
そこで一拍置き、アリシアが続きを口にする。
「私、アキトさんのことはお会いする前から気になっておりました。ルナさんが心を許したアキトさんのことを。そしてアキトさんと共に過ごしていくうちに、私もアキトさんを信頼するようになりました。それこそ、自然体の私でいられるくらいに」
「そ、そうだったのか。それは嬉しいよ」
俺と過ごす間は自然体でいられたと聞き、嬉しく思う。
「そんなアキトさんに段々と惹かれていたのだと思います。そして今回の件で私はアキトさんに恋をしました。特にあの言葉は私の心に響きました」
――俺は絶対アリシアを泣かせたりしない。だからどんな条件を言われようと必ずアリシアの味方でいることを誓うよ。
「この言葉を聞き、私はアキトさんと共にこれからの一生を過ごしたいと思いました。だからアキトさん」
――私の婚約者になってください。
アリシアが真っ直ぐな瞳で想いを伝える。
「え、えーっと……」
突然のことで頭が真っ白になり、うまく返答ができない俺は固まってしまう。
「も、もしかして私には魅力がありませんか?」
返答に時間をかけすぎたため、不安そうな目でアリシアが問いかけてくる。
「私はカナデさんやリナリーさん、ランリンさんのように大きな胸を持ってはいません」
大きくないとは言えないが、程よい膨らみ程度のアリシアが自分の胸を見ながら呟く。
「で、ですが必ず、お母様のようなスタイルになってみせます!な、なので将来性に期待していただけると……」
アリシアは現在21歳なので、ここから成長するかは怪しいが、女王陛下は巨乳美女なので、大きくなる可能性はあるだろう。
「や、やはり胸が小さい人は魅力がないのでしょうか……」
俺が黙っていることを肯定と捉えたアリシアが落ち込む。
「そ、そんなことないぞ!俺はアリシアのことを可愛くて魅力的な女の子だと思ってる!だから告白されたことはすごく嬉しい!でも王女様との結婚となれば簡単に応えることはできない。だから迷ってるんだ」
アリシアが良い子ということは理解しているし、俺を好きだと言ってくれたことは素直に嬉しい。
だが、俺がアリシアと結婚するとなれば俺は王族となってしまう。
そのため、こればかりは簡単に応えられない。
「なぜなら俺には王族になる覚悟がない。ましてや国を治めるなんて無理だ。それに…」
「それなら大丈夫です!」
俺の発言を遮ってアリシアが声を上げる。
「王都のトップになるのは基本的に王家の血を引いた人間だけです!お母様は王家の血を引いてないにも関わらず陛下の地位にいますが、それは私が若すぎるからです!予定では私が婚約、もしくは結婚した時、女王陛下となって国のトップになる予定ですから!」
「つ、つまりアリシアと結婚しても俺は国政に関わらないってことか」
「はいっ!」
先程まで落ち込んでいたアリシアが笑顔で頷く。
「王女と冒険者の結婚が難しいのなら、爵位もあげます!ロイド公爵の件やSランク冒険者である点を含め、アキトさんに爵位を渡しても反論する人なんていませんから!」
「おぉ……」
“グワっ!”と俺に近づいて元気に説明してくる。
「私に魅力がないのなら諦めましたが、アキトさんが結婚を拒んだ理由は国を治めることに関してです。つまり国を治めないことを理解すれば私と結婚できるということです」
「………確かにそう言ってるな」
俺が返答できない理由は国を治める覚悟がないから。
でも、それに関しては一切関わらないで良いと言われた。
つまり、断る理由がなくなったことになる。
「アキトさんは私のことが嫌いですか?」
アリシアが目を潤ませ、不安そうに聞いてくる。
「そっ、そんなことないぞ!何度も言うがアリシアは可愛くて魅力的だ!それに優しくて可愛くて、えーっと……と、とにかく、俺には勿体無いくらい素敵な女性だ!」
「あ、ありがとうございます」
俺の返答に満足したのか、嬉しそうに頬を染める。
「俺はアリシアと結婚したくないというわけではない。ただ、今すぐ決めるべき内容ではないと思い、返事ができなかっただけだ。男としてスパっと決めるべきだとは思うが……」
「そんなことありません。悩まれるということは、私のことを真剣に考えてくれている証拠です。なのでアキトさんはゆっくりと考えてください」
温かい言葉に情けなさを感じる。
本当はすぐに返事をしなければならない内容なのに。
「ありがとう。必ず返事はするから」
「わかりました」
アリシアが俺の返事に納得してくれる。
「では私はアキトさんへ私自身の魅力をお伝えしなければなりませんね」
そう言ってアリシアが俺の右腕に抱きつく。
「っ!」
“ふにゅっ”と程よい柔らかさを俺の右腕が感じる。
「なっ、なんで抱きつくの!?」
「もちろん、アキトさんを堕とすためのアピールです。返事をもらっていないということは、振られる可能性もありますから」
そう言って胸を押し付ける。
「っ!」
「お母様はお父様を堕とすため、積極的にスキンシップをしたとのことです。私もアキトさんを堕とすために積極的なアピールが必要だと思いました」
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「ふふっ。それは無理なお願いですね」
俺に抱きつきながら可愛い笑顔を見せるアリシアを見て、振り払うのを諦めた。
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