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2章 婚約者編
ヒロインたちの密会
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【2章開始】
~カナデ視点~
とある部屋に私を含め、6人の女の子が集まっていた。
お兄ちゃんを除く『彗星パーティー』4人と、アリシアさん、リナリーさんの6人だ。
「アキトとアリシアが婚約したことは聞いた。おめでとう、アリシア」
「いえいえ。アキトさんのハートを射抜くことが出来て良かったです」
ルナさんがアリシアさんを祝い、その言葉をキッカケに私たちもアリシアさんを祝う。
そしてアリシアさんの惚気話を聞き出す。
「お兄ちゃんとキスはしたんですか!?」
「えっ!えーっと……わ、私がアキトさんの頬にしただけです」
少し頬を染め、恥ずかしながらアリシアさんが言う。
「お兄ちゃんのヘタレーっ!」
「さすがアキト」
「アキトっち、恋愛初心者らしいからね。距離感が掴めないんだよ、きっと」
私の叫びにルナさんとリナリーさんが頷く。
「アキトは恋愛面に関してだと頼りないので、アリシア様から行かないとダメだと思います」
「わたくしもお姉様に同意です。アリシア様が引っ張るくらいの感覚で良いかと思いますわ」
「ん。シャンリンたちの言う通り。アリシアがアキトにしてほしいことをズバッと言うことが大事」
「アリシアちゃんはアキトっちにしてほしいこととかないのー?」
「そ、そうですね。やはりキスがしたいです」
少し恥ずかしいのか、未だに頬を赤く染めるアリシアさん。
その姿は同性の私から見ても可愛い。
(お兄ちゃん、こんなに可愛いアリシアさんにキスしてないっておかしいよっ!)
おそらく宿屋でゴロゴロしているであろうお兄ちゃんに向けて心の中で叫ぶ。
「まだキスというものを殿方にしたことはないので、どうすればいいか分からず……」
数多の男性と縁談話はあったらしいが、命を狙われていたという点やアリシアさんのお眼鏡にかなう男性が居なかったこともあり全て断ったため、異性への身体接触すらお兄ちゃんが初めてらしい。
頬を赤くして照れながら言うアリシアさんを見て、ルナさんとリナリーさんが抱きつく。
「アリシアが乙女の顔してる」
「アリシアちゃん、可愛いーっ!」
「ふ、2人とも!抱きつかないでくださいっ!」
そうは言いつつも振り払ったりはせず、2人にナデナデされるアリシアさん。
「わ、私の恋愛話はこれくらいで良いと思います!今からはルナさんたちの恋愛話です!」
その言葉を発した後、アリシアが周囲を見渡す。
「皆さんもアキトさんのことが好きだと思います。おそらく私と同じくらいに」
「ん、当然」
「そうですね。アキトへの想いならアリシア様にも負けてないと思います」
「わたくしもアキト様のことが大好きです」
アリシアの問いかけにリナリーさんを除く3人が返答する。
「リナリーさんはどうですか?」
「わ、私はアキトっちのことを好ましく思ってるだけで異性として好きかどうかは……」
「胸をアキトさんへ押し付ける様子を何度もお見かけしましたが?」
「そっ、それはアキトっちへのサービスだよ!」
などなど、お兄ちゃんへの想いを否定し続けるリナリーさん。
(外野から見たらどう見てもリナリーさんはお兄ちゃんに恋をしてるんだけどなぁ。リナリーさんも素直じゃないなぁ)
何故か頑なに認めようとしないリナリーさん。
そう思ってるのは私だけではないようで、皆んなが優しい目をしていた。
「も、もう!私のことはいいの!それより、今日私たちを集めた理由はなんなの!?」
その視線に耐えられなかったリナリーさんが無理やり話を戻す。
「ふふっ。そうですね、今はそちらの話をしましょう」
笑みを見せながらアリシアが話を戻す。
「今日、私とカナデさんが皆さんを集めた理由は皆さんに伝えたいことがあったからです」
そこで一拍置いたアリシアさんが口を開く。
「私は皆さんと一緒にアキトさんを支えたいと思ってます。なので私に遠慮することなく、アキトさんへアタックしてください」
「……いいの?」
「はい。私は皆さんのことも大好きですから」
そう言ってアリシアさんが笑顔を見せる。
「アリシア、大好き」
「わっ、ル、ルナさん!?」
アリシアさんの言葉を聞き、ルナさんがアリシアさんに抱きつく。
「良かった。『アキトさんへの想いは諦めてください』とか言われなくて」
「わたくしも一安心です」
シャンリンさんとランリンちゃんがホッと胸を撫で下ろす。
今回、この集会を開いたのは私とアリシアさん。
私は事前にアリシアさんが話す内容を知っていたがルナさんたちは嫌な予感がよぎっても仕方がない。
(アリシアさんにルナさんたちもお兄ちゃんに告白してもいいか確認したら二つ返事で了承を貰えた。やっぱりアリシアさんは良い人だね)
アリシアさんにお願いする前は断られた時のことを考えていたが杞憂に終わった。
「心の広いアリシアがアキトに告白しても良いって言ってくれた。だから遠慮なくアタックできる」
ルナさんの言葉にシャンリンさんとランリンちゃんが頷く。
「リナリーも遠慮することはない」
「だ、だから私はアキトっちのことを異性として好きではなくて……!」
「ふふっ。今はそれで構いませんよ。きっとリナリーさんもアキトさんのカッコ良さに夢中になりますから」
「アリシアちゃんも私の話を聞いてよ!」
素直になれないリナリーさんに笑みをこぼしつつ、その後はお兄ちゃんのことについて全員で語り合った。
~カナデ視点~
とある部屋に私を含め、6人の女の子が集まっていた。
お兄ちゃんを除く『彗星パーティー』4人と、アリシアさん、リナリーさんの6人だ。
「アキトとアリシアが婚約したことは聞いた。おめでとう、アリシア」
「いえいえ。アキトさんのハートを射抜くことが出来て良かったです」
ルナさんがアリシアさんを祝い、その言葉をキッカケに私たちもアリシアさんを祝う。
そしてアリシアさんの惚気話を聞き出す。
「お兄ちゃんとキスはしたんですか!?」
「えっ!えーっと……わ、私がアキトさんの頬にしただけです」
少し頬を染め、恥ずかしながらアリシアさんが言う。
「お兄ちゃんのヘタレーっ!」
「さすがアキト」
「アキトっち、恋愛初心者らしいからね。距離感が掴めないんだよ、きっと」
私の叫びにルナさんとリナリーさんが頷く。
「アキトは恋愛面に関してだと頼りないので、アリシア様から行かないとダメだと思います」
「わたくしもお姉様に同意です。アリシア様が引っ張るくらいの感覚で良いかと思いますわ」
「ん。シャンリンたちの言う通り。アリシアがアキトにしてほしいことをズバッと言うことが大事」
「アリシアちゃんはアキトっちにしてほしいこととかないのー?」
「そ、そうですね。やはりキスがしたいです」
少し恥ずかしいのか、未だに頬を赤く染めるアリシアさん。
その姿は同性の私から見ても可愛い。
(お兄ちゃん、こんなに可愛いアリシアさんにキスしてないっておかしいよっ!)
おそらく宿屋でゴロゴロしているであろうお兄ちゃんに向けて心の中で叫ぶ。
「まだキスというものを殿方にしたことはないので、どうすればいいか分からず……」
数多の男性と縁談話はあったらしいが、命を狙われていたという点やアリシアさんのお眼鏡にかなう男性が居なかったこともあり全て断ったため、異性への身体接触すらお兄ちゃんが初めてらしい。
頬を赤くして照れながら言うアリシアさんを見て、ルナさんとリナリーさんが抱きつく。
「アリシアが乙女の顔してる」
「アリシアちゃん、可愛いーっ!」
「ふ、2人とも!抱きつかないでくださいっ!」
そうは言いつつも振り払ったりはせず、2人にナデナデされるアリシアさん。
「わ、私の恋愛話はこれくらいで良いと思います!今からはルナさんたちの恋愛話です!」
その言葉を発した後、アリシアが周囲を見渡す。
「皆さんもアキトさんのことが好きだと思います。おそらく私と同じくらいに」
「ん、当然」
「そうですね。アキトへの想いならアリシア様にも負けてないと思います」
「わたくしもアキト様のことが大好きです」
アリシアの問いかけにリナリーさんを除く3人が返答する。
「リナリーさんはどうですか?」
「わ、私はアキトっちのことを好ましく思ってるだけで異性として好きかどうかは……」
「胸をアキトさんへ押し付ける様子を何度もお見かけしましたが?」
「そっ、それはアキトっちへのサービスだよ!」
などなど、お兄ちゃんへの想いを否定し続けるリナリーさん。
(外野から見たらどう見てもリナリーさんはお兄ちゃんに恋をしてるんだけどなぁ。リナリーさんも素直じゃないなぁ)
何故か頑なに認めようとしないリナリーさん。
そう思ってるのは私だけではないようで、皆んなが優しい目をしていた。
「も、もう!私のことはいいの!それより、今日私たちを集めた理由はなんなの!?」
その視線に耐えられなかったリナリーさんが無理やり話を戻す。
「ふふっ。そうですね、今はそちらの話をしましょう」
笑みを見せながらアリシアが話を戻す。
「今日、私とカナデさんが皆さんを集めた理由は皆さんに伝えたいことがあったからです」
そこで一拍置いたアリシアさんが口を開く。
「私は皆さんと一緒にアキトさんを支えたいと思ってます。なので私に遠慮することなく、アキトさんへアタックしてください」
「……いいの?」
「はい。私は皆さんのことも大好きですから」
そう言ってアリシアさんが笑顔を見せる。
「アリシア、大好き」
「わっ、ル、ルナさん!?」
アリシアさんの言葉を聞き、ルナさんがアリシアさんに抱きつく。
「良かった。『アキトさんへの想いは諦めてください』とか言われなくて」
「わたくしも一安心です」
シャンリンさんとランリンちゃんがホッと胸を撫で下ろす。
今回、この集会を開いたのは私とアリシアさん。
私は事前にアリシアさんが話す内容を知っていたがルナさんたちは嫌な予感がよぎっても仕方がない。
(アリシアさんにルナさんたちもお兄ちゃんに告白してもいいか確認したら二つ返事で了承を貰えた。やっぱりアリシアさんは良い人だね)
アリシアさんにお願いする前は断られた時のことを考えていたが杞憂に終わった。
「心の広いアリシアがアキトに告白しても良いって言ってくれた。だから遠慮なくアタックできる」
ルナさんの言葉にシャンリンさんとランリンちゃんが頷く。
「リナリーも遠慮することはない」
「だ、だから私はアキトっちのことを異性として好きではなくて……!」
「ふふっ。今はそれで構いませんよ。きっとリナリーさんもアキトさんのカッコ良さに夢中になりますから」
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