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2章 婚約者編
定期討伐
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アリシアの婚約者となって数日後。
今日から『彗星パーティー』でのダンジョン探索が再開となる。
「お兄ちゃん。アリシアさんとはどーなの?1日1回は会ってるんでしょ?」
冒険者ギルドに向かう道中、カナデが話しかけてくる。
「あぁ。といっても普通に会って色々と話してるだけだ」
「キスとかはしたのー?」
「キ、キスっ!?そ、それはまだしてないぞ!」
「はぁ」
カナデがため息をつく。
「お兄ちゃん。女の子は激しいスキンシップというものを求めてる時があるんだよ。お兄ちゃんのことだからスキンシップといっても頭撫でるくらいでしょ?」
「よ、よく分かったな」
「ヘタレなお兄ちゃんの妹だからね」
「うっ」
カナデのジト目が痛い。
「も、もう少し頑張ってみるよ」
「でないとアリシアさんから捨てられるからね」
「そ、それは困る!」
アリシアに捨てられるのはかなり困るので、今日から頑張ることを誓う。
「それとアリシアさんには私たちが異世界出身であることも伝えないとね」
声のトーンを少し落としてカナデが呟く。
「そうだな。いつまでも隠し通せることじゃない。いずれ話そうとは思ってた。アリシアだけでなくルナたちにも」
この世界で異世界から来た人がどれだけ居るかは分からないが、驚かれるのは確実だ。
異世界転移者だからといって俺たちのことを嫌うことはないと思うが、どんな反応をされるか分からないため、今まで話すことができなかった。
そんな心境を読み取ったカナデが口を開く。
「タイミングはお兄ちゃんに任せるよ。でも、いずれ絶対に伝えなきゃいけないことだからね」
「あぁ。いつにかなるか分からないが必ず伝えるよ」
そんな会話をしながら俺たちは冒険者ギルドを目指した。
冒険者ギルドに到着する。
「おはよう、アキト」
冒険者ギルドに到着した頃にはすでにルナとシャンリン、ランリンの3人がいた。
「今日の調子はどう?」
「あぁ。俺とカナデは問題ないぞ」
「ん。なら今日からダンジョン攻略を再開する。でもその前に一つ、アキトに伝えたいことがある。今日はこれを伝えるために集まったと言っても過言ではないから」
ルナの真剣な表情に俺も顔を引き締める。
「アリシアから許可をもらったから、私たちは全力でアキトを堕としにいく」
「アタシたちも幸せになりたいからね。今までは恥ずかしくて遠慮するところはあったけど、今日からは遠慮なく行く予定よ」
「なので覚悟してください!アキト様っ!」
そう言って3人が笑顔を見せる。
「あ、あぁ。何を言ってるか分からないけど……が、頑張れ?」
覚悟しろと言われたが3人の言ってることが全く分からないので、とりあえず応援だけしとく。
「はぁ」
そんな俺を見て隣にいたカナデがため息をつく。
「な、なんだよ」
「いや、さすがお兄ちゃんだなーって」
「絶対褒めてないだろ」
ジト目で言われたため、褒め言葉ではないことは理解できた。
「とりあえず、お兄ちゃんは今日からダンジョン攻略以外でも頑張ってね」
「わ、分かった」
そんな感じの話をカナデたちと行う。
すると…
「あ、皆さん!ちょうど良いところに!」
俺たちのところへレーネさんが駆け寄ってきた。
「皆さん、今から少しお時間ありますか?」
「ん、問題ない」
「ではギルドマスターの部屋までお願いします」
とのことで、レーネさんと共にギルドマスターの部屋へ向かう。
「お疲れ。急に呼び出して悪かったな」
「そんなことない。どうせ今から『月光ダンジョン』に潜る予定だったから」
「お、なら丁度いいな」
「丁度いい?」
「あぁ。実は『月光ダンジョン』の定期討伐の時期がやってきたんだ」
定期討伐とはダンジョン崩壊を起こさないようダンジョン内の魔物を大量に討伐すること。
「今回、その任務を君たち『彗星パーティー』に依頼したい。『月光ダンジョン』はS級ダンジョンだが、皆んななら問題ないだろ」
「今日が初めてだから何とも言えないけど多分大丈夫」
昨日まではパーティーの連携を深める目的で王都近くのA級ダンジョンを探索していたが、俺たちの連携が深まったため今日からS級ダンジョンに挑戦する予定だった。
「それで、どんな依頼なの?」
「あぁ。基本的にはいつもと変わらない。たくさん魔物を討伐してくれればいい。それと可能なら20階層のボスも倒してくれ。最後にボスを倒したのはルナがSランク冒険者になった時だから1年くらい前のはずだ」
「ん、分かった」
「つまり俺たちは魔物をたくさん倒せばいいだけですね」
「あぁ。魔石を換金した分に加えて討伐数に応じた報酬を上乗せするから張り切って魔物を討伐してくれ」
「おぉー!これは美味しい任務ですね!」
「それくらいダンジョン崩壊を起こしたくないんだ。だから頼むぞ」
とのことで、俺たちは新たに依頼を引き受けた。
今日から『彗星パーティー』でのダンジョン探索が再開となる。
「お兄ちゃん。アリシアさんとはどーなの?1日1回は会ってるんでしょ?」
冒険者ギルドに向かう道中、カナデが話しかけてくる。
「あぁ。といっても普通に会って色々と話してるだけだ」
「キスとかはしたのー?」
「キ、キスっ!?そ、それはまだしてないぞ!」
「はぁ」
カナデがため息をつく。
「お兄ちゃん。女の子は激しいスキンシップというものを求めてる時があるんだよ。お兄ちゃんのことだからスキンシップといっても頭撫でるくらいでしょ?」
「よ、よく分かったな」
「ヘタレなお兄ちゃんの妹だからね」
「うっ」
カナデのジト目が痛い。
「も、もう少し頑張ってみるよ」
「でないとアリシアさんから捨てられるからね」
「そ、それは困る!」
アリシアに捨てられるのはかなり困るので、今日から頑張ることを誓う。
「それとアリシアさんには私たちが異世界出身であることも伝えないとね」
声のトーンを少し落としてカナデが呟く。
「そうだな。いつまでも隠し通せることじゃない。いずれ話そうとは思ってた。アリシアだけでなくルナたちにも」
この世界で異世界から来た人がどれだけ居るかは分からないが、驚かれるのは確実だ。
異世界転移者だからといって俺たちのことを嫌うことはないと思うが、どんな反応をされるか分からないため、今まで話すことができなかった。
そんな心境を読み取ったカナデが口を開く。
「タイミングはお兄ちゃんに任せるよ。でも、いずれ絶対に伝えなきゃいけないことだからね」
「あぁ。いつにかなるか分からないが必ず伝えるよ」
そんな会話をしながら俺たちは冒険者ギルドを目指した。
冒険者ギルドに到着する。
「おはよう、アキト」
冒険者ギルドに到着した頃にはすでにルナとシャンリン、ランリンの3人がいた。
「今日の調子はどう?」
「あぁ。俺とカナデは問題ないぞ」
「ん。なら今日からダンジョン攻略を再開する。でもその前に一つ、アキトに伝えたいことがある。今日はこれを伝えるために集まったと言っても過言ではないから」
ルナの真剣な表情に俺も顔を引き締める。
「アリシアから許可をもらったから、私たちは全力でアキトを堕としにいく」
「アタシたちも幸せになりたいからね。今までは恥ずかしくて遠慮するところはあったけど、今日からは遠慮なく行く予定よ」
「なので覚悟してください!アキト様っ!」
そう言って3人が笑顔を見せる。
「あ、あぁ。何を言ってるか分からないけど……が、頑張れ?」
覚悟しろと言われたが3人の言ってることが全く分からないので、とりあえず応援だけしとく。
「はぁ」
そんな俺を見て隣にいたカナデがため息をつく。
「な、なんだよ」
「いや、さすがお兄ちゃんだなーって」
「絶対褒めてないだろ」
ジト目で言われたため、褒め言葉ではないことは理解できた。
「とりあえず、お兄ちゃんは今日からダンジョン攻略以外でも頑張ってね」
「わ、分かった」
そんな感じの話をカナデたちと行う。
すると…
「あ、皆さん!ちょうど良いところに!」
俺たちのところへレーネさんが駆け寄ってきた。
「皆さん、今から少しお時間ありますか?」
「ん、問題ない」
「ではギルドマスターの部屋までお願いします」
とのことで、レーネさんと共にギルドマスターの部屋へ向かう。
「お疲れ。急に呼び出して悪かったな」
「そんなことない。どうせ今から『月光ダンジョン』に潜る予定だったから」
「お、なら丁度いいな」
「丁度いい?」
「あぁ。実は『月光ダンジョン』の定期討伐の時期がやってきたんだ」
定期討伐とはダンジョン崩壊を起こさないようダンジョン内の魔物を大量に討伐すること。
「今回、その任務を君たち『彗星パーティー』に依頼したい。『月光ダンジョン』はS級ダンジョンだが、皆んななら問題ないだろ」
「今日が初めてだから何とも言えないけど多分大丈夫」
昨日まではパーティーの連携を深める目的で王都近くのA級ダンジョンを探索していたが、俺たちの連携が深まったため今日からS級ダンジョンに挑戦する予定だった。
「それで、どんな依頼なの?」
「あぁ。基本的にはいつもと変わらない。たくさん魔物を討伐してくれればいい。それと可能なら20階層のボスも倒してくれ。最後にボスを倒したのはルナがSランク冒険者になった時だから1年くらい前のはずだ」
「ん、分かった」
「つまり俺たちは魔物をたくさん倒せばいいだけですね」
「あぁ。魔石を換金した分に加えて討伐数に応じた報酬を上乗せするから張り切って魔物を討伐してくれ」
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