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2章 婚約者編
『月光ダンジョン』へ
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S級ダンジョンである『月光ダンジョン』は王都から歩いて1時間ほどの所にある。
そのためダンジョン崩壊が起きた時、真っ先に王都が危険に遭うため、定期的に討伐依頼を行っているとのこと。
「事前に話した通り、『月光ダンジョン』は20階層以上あるダンジョンで、未だに21階層以降に足を踏み入れた人はいないほど、難易度は高い」
「20階層のフロアボスはS級の魔物。しかもさらに上の階層があるとなれば、かなりの高難易度ですね」
ルナの言葉にカナデが真剣な表情で頷く。
「俺とカナデがパーティーに加わる前は何階層まで行ったんだ?」
「21階層よ。21階層から魔物のレベルが跳ね上がるわ」
「20階層までは問題なく行けました。しかも20階層のフロアボスであればルナ様だけで倒すことも可能です」
俺の質問にシャンリンとランリンが答える。
「21階層からは何があるんだ?」
「単純に魔物のレベルが上がるわ。それと数も増えるの」
「初めて行った時は魔物の数とレベルに圧倒され、すぐに撤退しました。それ以降、一度も踏み入れてませんわ」
「だからアキトたちが加わった今なら行けると判断した。もちろん、今日明日で挑戦することはない」
「今日の目標は10階層までだろ?」
「ん、そして明日が20階層まで」
「りょーかい」
その後も『月光ダンジョン』について話し、―現段階で分かる情報を共有する。
そして区切りがついたところで宰相の話となる。
「そういえば捕えられた宰相って死刑になったらしいな」
「そうらしい。処刑されたところを見てはないけど」
ロイド公爵家の時は国民も被害を受けたため公開処刑となったが、今回は内密に処刑が行なわれた。
宰相が何故処刑されたかは国民に告知され、告知された時は国民の間で話題となったが、同時期に発表された俺とアリシアの婚約話の方が盛り上がったため、宰相の処刑話は一瞬で国民から忘れ去られた。
「それがいいよ。宰相の処刑は国民が話題にするような楽しい話じゃないし」
「それもそうだな」
どうせなら良いことで国民には盛り上がってほしいので、公開処刑でないことに異論はない。
「新たな宰相って誰になるんだ?」
「今は空席らしいわ。私のお父様含め、何名かの貴族に声をかけたらしいけど、今はロイド公爵家の一件で激減した貴族たちの穴を埋めるのに必死だから皆んな断ったわ」
「なのでアリシア様が女王陛下となられた時に優秀な方が宰相となるらしいですわ」
俺の質問にシャンリンとランリンが答える。
「今が1番バタバタしてる時期だから。ロイド公爵家の件と宰相の件が立て続けに起こったから。お母さんの話によれば女王陛下もお忙しいらしい」
「それもそうだな」
そんな会話をしながら歩く。
その後は他愛のない話に話題を変えて、約1時間の道のりを移動した。
『月光ダンジョン』に到着する。
そして1階層に足を踏み入れて俺とカナデが賢者さんから情報を集める。
(今日も頼むぞ、賢者さん)
『お任せください、マスター』
最近はダンジョンへ潜る機会が増えたため賢者さんとの交流機会も増え、心なしか機嫌がいいように感じる。
(ここは何回層まであるんだ?)
『解、30階層まであります』
(そうか。ちなみに30階層のボスってどんな奴だ?)
『解、以前戦われた『黒の騎士』と同程度の魔物です』
(アイツと同じレベルの魔物か。このダンジョン、SS級ダンジョンに認定した方が良いぞ)
『黒の騎士』はS級ダンジョンが崩壊した時のボスだ。
崩壊してないにも関わらず、『黒の騎士』並みのボスとなればSS級ダンジョンに認定した方がいいように思う。
その後も色々と情報を集め、みんなに共有する。
「やはりこのダンジョンは他のダンジョンと比べレベルが違うみたいですね」
「その通り。でも私たちのレベルアップにはもってこいのダンジョン」
「あぁ。気は抜けないが、今の俺たちには適したダンジョンだ」
A級ダンジョンでは物足りなくなったので丁度いいレベルだと思う。
「依頼を引き受けた以上、しっかりこなす。気合い入れて頑張ろう」
「「「「おー!」」」」
俺たちはルナの言葉に応え、探索を開始した。
そのためダンジョン崩壊が起きた時、真っ先に王都が危険に遭うため、定期的に討伐依頼を行っているとのこと。
「事前に話した通り、『月光ダンジョン』は20階層以上あるダンジョンで、未だに21階層以降に足を踏み入れた人はいないほど、難易度は高い」
「20階層のフロアボスはS級の魔物。しかもさらに上の階層があるとなれば、かなりの高難易度ですね」
ルナの言葉にカナデが真剣な表情で頷く。
「俺とカナデがパーティーに加わる前は何階層まで行ったんだ?」
「21階層よ。21階層から魔物のレベルが跳ね上がるわ」
「20階層までは問題なく行けました。しかも20階層のフロアボスであればルナ様だけで倒すことも可能です」
俺の質問にシャンリンとランリンが答える。
「21階層からは何があるんだ?」
「単純に魔物のレベルが上がるわ。それと数も増えるの」
「初めて行った時は魔物の数とレベルに圧倒され、すぐに撤退しました。それ以降、一度も踏み入れてませんわ」
「だからアキトたちが加わった今なら行けると判断した。もちろん、今日明日で挑戦することはない」
「今日の目標は10階層までだろ?」
「ん、そして明日が20階層まで」
「りょーかい」
その後も『月光ダンジョン』について話し、―現段階で分かる情報を共有する。
そして区切りがついたところで宰相の話となる。
「そういえば捕えられた宰相って死刑になったらしいな」
「そうらしい。処刑されたところを見てはないけど」
ロイド公爵家の時は国民も被害を受けたため公開処刑となったが、今回は内密に処刑が行なわれた。
宰相が何故処刑されたかは国民に告知され、告知された時は国民の間で話題となったが、同時期に発表された俺とアリシアの婚約話の方が盛り上がったため、宰相の処刑話は一瞬で国民から忘れ去られた。
「それがいいよ。宰相の処刑は国民が話題にするような楽しい話じゃないし」
「それもそうだな」
どうせなら良いことで国民には盛り上がってほしいので、公開処刑でないことに異論はない。
「新たな宰相って誰になるんだ?」
「今は空席らしいわ。私のお父様含め、何名かの貴族に声をかけたらしいけど、今はロイド公爵家の一件で激減した貴族たちの穴を埋めるのに必死だから皆んな断ったわ」
「なのでアリシア様が女王陛下となられた時に優秀な方が宰相となるらしいですわ」
俺の質問にシャンリンとランリンが答える。
「今が1番バタバタしてる時期だから。ロイド公爵家の件と宰相の件が立て続けに起こったから。お母さんの話によれば女王陛下もお忙しいらしい」
「それもそうだな」
そんな会話をしながら歩く。
その後は他愛のない話に話題を変えて、約1時間の道のりを移動した。
『月光ダンジョン』に到着する。
そして1階層に足を踏み入れて俺とカナデが賢者さんから情報を集める。
(今日も頼むぞ、賢者さん)
『お任せください、マスター』
最近はダンジョンへ潜る機会が増えたため賢者さんとの交流機会も増え、心なしか機嫌がいいように感じる。
(ここは何回層まであるんだ?)
『解、30階層まであります』
(そうか。ちなみに30階層のボスってどんな奴だ?)
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(アイツと同じレベルの魔物か。このダンジョン、SS級ダンジョンに認定した方が良いぞ)
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崩壊してないにも関わらず、『黒の騎士』並みのボスとなればSS級ダンジョンに認定した方がいいように思う。
その後も色々と情報を集め、みんなに共有する。
「やはりこのダンジョンは他のダンジョンと比べレベルが違うみたいですね」
「その通り。でも私たちのレベルアップにはもってこいのダンジョン」
「あぁ。気は抜けないが、今の俺たちには適したダンジョンだ」
A級ダンジョンでは物足りなくなったので丁度いいレベルだと思う。
「依頼を引き受けた以上、しっかりこなす。気合い入れて頑張ろう」
「「「「おー!」」」」
俺たちはルナの言葉に応え、探索を開始した。
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