96 / 100
2章 婚約者編
ルナとのダンジョン攻略
しおりを挟む
『月光ダンジョン』に到着する。
「私がアキトとカナデの3人でS級ダンジョンを攻略した時のことを覚えてる?」
「あぁ。あの時のことは鮮明に覚えてるぞ」
「私も昨日のことのように覚えてる。『黒の騎士』戦で全く役に立たなかったことを。そしてアキトに攻撃してしまったことを」
シャンリンたちと出会う前、カナデと一緒にルナと初めてパーティーを組んだ時、俺たちはダンジョン崩壊を起こしたS級ダンジョンを探索した。
その時のダンジョンボスが『黒の騎士』という魔物で、ルナは『黒の騎士』のスキル、【悪夢】によって精神的に不安定となり、俺に攻撃をしたことがあった。
そして精神が安定した後は気を失ってしまい、『黒の騎士』戦では一緒に戦うことができなかった。
「あの日の悔しさは今でも覚えてる。だから私はその日の悔しさをバネに暇さえあればダンジョンに潜った。次こそはアキトの力になりたい、一緒に戦いたい、そんな気持ちで頑張ってきた。だから今日は私の実力を見てほしい」
「あぁ、しっかりと見ておくよ」
「ん」
少し嬉しそうに口角を上げたルナが1階層から探索を開始した。
1階層から怪我なくルナが探索をする。
Sランク冒険者なのでA級の魔物であれば無傷で倒すことは容易だ。
「ふっ!」
ルナの剣技が魔物たちを次々と魔石に変えていく。
その様子を特等席で見つつ、俺はルナを鑑定する。
*****
名前:ルナ=ルージュ
年齢:21
レベル:626(85レベルup!)
筋力:A
器用:A(B→Aに上昇)
耐久:C(D→Cに上昇)
俊敏:S
魔力:S
知力:S
スキル:聖魔導士Lv.MAX 身体強化Lv.8 剣術Lv.MAX 体術Lv.3 魔力強化Lv.MAX 無詠唱 真実の魔眼
称号:〈聖属性の使い手 Lv.Max〉
〈二刀流 Lv.Max〉
装備:六花の魔剣
深紅のローブ
深紅の靴
*****
ーーーーー
〈聖属性の使い手 Lv.MAX〉
聖属性のみで数多の魔物と戦ってきた者に与えられる称号。聖属性魔法を自在に操ることができることに加え、聖属性魔法の威力が20%上昇する。
〈二刀流 Lv.Max〉
魔法と剣術の両方を駆使して戦闘する者に与えられる称号。筋力、魔力のステータスが1ランク上昇する。
〈六花の魔剣〉
魔法を剣に付与して戦う者に特化した剣。自身の能力値(筋力、魔力)をワンランク上昇させるとともに、魔法を付与した状態での攻撃威力が10%上昇する。
*****
俺がルナのステータスを見るのは2度目だ。
初めて見たのはルナとカナデの3人で崩壊したダンジョンに挑んだ時。
Sランク冒険者がどれほどの実力者か興味があったため鑑定させてもらった。
(その時と比べると強くなってる。さっき言った通り、『黒の騎士』戦のからかなりの数、魔物を倒してきたようだな)
そんなことを思っていると「グァァァァァっ!」という咆哮が目の前から聞こえてきた。
「ミノタウロスだな」
目の前に現れたのはA級モンスターであるミノタウロス1体。
しかもA級の中では上位に分類される魔物だ。
「相手にとって不足なし」
そう言ってルナがミノタウロスに特攻する。
「はーっ!」
〈六花の魔剣〉を片手に持ち、素早くミノタウロスを刻む。
「速い。それにしっかりと皮膚の薄いところを狙ってる」
ルナの剣技に見惚れていると、あっという間にミノタウロスの全身が傷だらけとなる。
「グァァァァァっ!」
その痛みに耐えられないミノタウロスが咆哮を上げた後、持っている斧を振り下ろす。
「遅い」
しかしルナのスピードの方が速く、ミノタウロスの攻撃は空振りに終わる。
「ラスト」
空振りの後で隙だらけのミノタウロスへ、ルナがトドメの一撃を放つ。
「シャイニングレイ」
聖属性魔法を剣に付与した状態で渾身の突き攻撃を放つ。
胴体目掛けてピンポイントに突き攻撃を行い、ミノタウロスが断末魔をあげて魔石となる。
時間にして1分弱。
ルナの動きに全くついていけなかったミノタウロスが瞬殺された。
「さすがルナだ」
「これくらいの魔物なら楽勝」
ルナが“ブイっ!”と両手で可愛くVサインを作る。
その可愛らしい姿に俺は笑みを浮かべる。
そんな感じでルナの無双は続き、あっという間に10階層のフロアボスまで到着した。
「レッドドラゴン戦も1人で大丈夫」
「分かった。遠くからルナの戦いを見ておくよ」
「ん、よろしく」
ルナがSランク冒険者になったのはS級の魔物であるレッドドラゴンを単独で討伐したことが評価されたから。
(あの頃はかなりの怪我を負って討伐したようだが、今のルナなら以前のように苦戦はしないだろう)
そんなことを思いつつ、ボス部屋へ入るルナの後に続いた。
「私がアキトとカナデの3人でS級ダンジョンを攻略した時のことを覚えてる?」
「あぁ。あの時のことは鮮明に覚えてるぞ」
「私も昨日のことのように覚えてる。『黒の騎士』戦で全く役に立たなかったことを。そしてアキトに攻撃してしまったことを」
シャンリンたちと出会う前、カナデと一緒にルナと初めてパーティーを組んだ時、俺たちはダンジョン崩壊を起こしたS級ダンジョンを探索した。
その時のダンジョンボスが『黒の騎士』という魔物で、ルナは『黒の騎士』のスキル、【悪夢】によって精神的に不安定となり、俺に攻撃をしたことがあった。
そして精神が安定した後は気を失ってしまい、『黒の騎士』戦では一緒に戦うことができなかった。
「あの日の悔しさは今でも覚えてる。だから私はその日の悔しさをバネに暇さえあればダンジョンに潜った。次こそはアキトの力になりたい、一緒に戦いたい、そんな気持ちで頑張ってきた。だから今日は私の実力を見てほしい」
「あぁ、しっかりと見ておくよ」
「ん」
少し嬉しそうに口角を上げたルナが1階層から探索を開始した。
1階層から怪我なくルナが探索をする。
Sランク冒険者なのでA級の魔物であれば無傷で倒すことは容易だ。
「ふっ!」
ルナの剣技が魔物たちを次々と魔石に変えていく。
その様子を特等席で見つつ、俺はルナを鑑定する。
*****
名前:ルナ=ルージュ
年齢:21
レベル:626(85レベルup!)
筋力:A
器用:A(B→Aに上昇)
耐久:C(D→Cに上昇)
俊敏:S
魔力:S
知力:S
スキル:聖魔導士Lv.MAX 身体強化Lv.8 剣術Lv.MAX 体術Lv.3 魔力強化Lv.MAX 無詠唱 真実の魔眼
称号:〈聖属性の使い手 Lv.Max〉
〈二刀流 Lv.Max〉
装備:六花の魔剣
深紅のローブ
深紅の靴
*****
ーーーーー
〈聖属性の使い手 Lv.MAX〉
聖属性のみで数多の魔物と戦ってきた者に与えられる称号。聖属性魔法を自在に操ることができることに加え、聖属性魔法の威力が20%上昇する。
〈二刀流 Lv.Max〉
魔法と剣術の両方を駆使して戦闘する者に与えられる称号。筋力、魔力のステータスが1ランク上昇する。
〈六花の魔剣〉
魔法を剣に付与して戦う者に特化した剣。自身の能力値(筋力、魔力)をワンランク上昇させるとともに、魔法を付与した状態での攻撃威力が10%上昇する。
*****
俺がルナのステータスを見るのは2度目だ。
初めて見たのはルナとカナデの3人で崩壊したダンジョンに挑んだ時。
Sランク冒険者がどれほどの実力者か興味があったため鑑定させてもらった。
(その時と比べると強くなってる。さっき言った通り、『黒の騎士』戦のからかなりの数、魔物を倒してきたようだな)
そんなことを思っていると「グァァァァァっ!」という咆哮が目の前から聞こえてきた。
「ミノタウロスだな」
目の前に現れたのはA級モンスターであるミノタウロス1体。
しかもA級の中では上位に分類される魔物だ。
「相手にとって不足なし」
そう言ってルナがミノタウロスに特攻する。
「はーっ!」
〈六花の魔剣〉を片手に持ち、素早くミノタウロスを刻む。
「速い。それにしっかりと皮膚の薄いところを狙ってる」
ルナの剣技に見惚れていると、あっという間にミノタウロスの全身が傷だらけとなる。
「グァァァァァっ!」
その痛みに耐えられないミノタウロスが咆哮を上げた後、持っている斧を振り下ろす。
「遅い」
しかしルナのスピードの方が速く、ミノタウロスの攻撃は空振りに終わる。
「ラスト」
空振りの後で隙だらけのミノタウロスへ、ルナがトドメの一撃を放つ。
「シャイニングレイ」
聖属性魔法を剣に付与した状態で渾身の突き攻撃を放つ。
胴体目掛けてピンポイントに突き攻撃を行い、ミノタウロスが断末魔をあげて魔石となる。
時間にして1分弱。
ルナの動きに全くついていけなかったミノタウロスが瞬殺された。
「さすがルナだ」
「これくらいの魔物なら楽勝」
ルナが“ブイっ!”と両手で可愛くVサインを作る。
その可愛らしい姿に俺は笑みを浮かべる。
そんな感じでルナの無双は続き、あっという間に10階層のフロアボスまで到着した。
「レッドドラゴン戦も1人で大丈夫」
「分かった。遠くからルナの戦いを見ておくよ」
「ん、よろしく」
ルナがSランク冒険者になったのはS級の魔物であるレッドドラゴンを単独で討伐したことが評価されたから。
(あの頃はかなりの怪我を負って討伐したようだが、今のルナなら以前のように苦戦はしないだろう)
そんなことを思いつつ、ボス部屋へ入るルナの後に続いた。
82
あなたにおすすめの小説
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる