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2章 婚約者編
屋敷 1
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ルナが婚約者となる。
そのニュースは瞬く間に街中に広まった。
「おい、Sランク冒険者のルナさんがアキトさんと婚約したらしいぞ」
「なに!?それはめでたいことだ!」
「あぁ!だってSランク冒険者であるアキトさんはアリシア様と婚約したからこの街に定住することは確定している!だからアキトさんと婚約したルナさんもこの街に定住することが決まったんだ!」
「これでこの街も過ごしやすくなるぜ!」
等々、俺とルナの婚約を祝う声がたくさん聞こえてきた。
「皆んなから祝福されるのは良い気分だな」
「ん。とても嬉しい」
その言葉に嘘はないようで、ルナの口角が少し上がる。
「よし、じゃあアリシアのところへ行くか。何の用事かは知らないけど呼ばれてるからな」
ルナと婚約した翌日。
俺とルナ、カナデの3人がアリシアに呼ばれた。
『カナデさんとルナさんにも関係のある話なので、明日3人で王宮に来てください』
昨日、ルナと婚約したことをアリシアに伝えると、祝ってくれると共にそのような言葉も言われた。
そのため、今はカナデとルナの3人で王宮に向かっているところだ。
「何の用事かなー?私の予想ではささやかなパーティーが開かれると思うなー」
「それはカナデがしたいだけだろ」
「あははっ!バレちゃったか!」
俺とルナの婚約を誰よりも喜んだのはカナデで、アリシアと俺が婚約した時と同じくらい喜んでくれた。
「ルナは何だと思う?」
「可能性のある話が多すぎて私も分からない。カナデの言う通りパーティーかもしれないし、王家から私たち冒険者へ何らかの依頼の可能性もある」
「確かにな。まぁ行ってみれば分かるか」
そんな会話をしながら王宮を目指した。
王宮に到着する。
事前に話は通してあったようで、到着後はスムーズに案内された。
女王陛下のもとへ。
「えーっと……アリシアから話があるのかと思ってたんだが」
「今から話す内容に私も一枚噛んでいますので私から話しても良いのですが、内容が内容なのでお母様からお話ししていただくこととなりました」
「マジかよ。っとなれば王家からの依頼というルナの予想は当たりかもしれないな」
「ふふっ。さてどうでしょうか」
これから話す内容を知っているアリシアが微笑みながら歩く。
しばらく歩くと女王陛下がいらっしゃる部屋へ到着した。
「お母様、アキトさんとルナさん、カナデさんの3名が到着しました」
「入っていいわよ」
その言葉を聞き、俺たちは中に入る。
「今日は来てくれてありがとう。今、お茶を準備するから椅子に腰掛けていいわよ」
とのことで俺たちは椅子に座り、メイドの入れたお茶を味わう。
「まずはアキトくん、ルナさん。婚約おめでとう」
「「ありがとうございます」」
「2人の婚約はとても嬉しいわ」
などなど、女王陛下を交えて少しの間、談笑する。
しばらく5人で話していると女王陛下が話題を変えた。
「さて、皆んなの近況も聞けたので本題に入るわ。今日、3人を呼んだのは他でもない。私からアナタたちへ屋敷を与えることにしたわ」
「や、屋敷ですか!?」
「えぇ、アキトくんとカナデさんは今も宿屋で暮らしていると聞いたわ。だからアリシアとも婚約したお祝いとアリシアを元宰相から救った礼よ。遠慮なく受け取ってほしいわ」
「私と会うためにわざわざ王宮まで来ていただくのが忍びないと思っておりましたので、一緒に暮らすことのできる屋敷を受け取ってくださると嬉しいです」
「えっ、一緒に住むの!?」
「はいっ!」
アリシアが満面の笑みで答える。
「もちろん、凄腕の方を屋敷の警護に付けるようにするわ。でもアキトくんとルナさんはSランク冒険者でカナデさんはAランク冒険者。だから正直、王宮よりも安全だと思ってるわ」
「あはは……」
確かにこのメンバーで一緒に住むとなれば安全性には問題ないだろう。
「どうでしょうか?受け取っていただけますか?」
アリシアが不安そうな目で問いかける。
「え、えーっと……」
「お兄ちゃん、ここはありがたくいただこうよ。実際、家を買う話はしてたんだし」
カナデの言う通り、いつまでも宿屋暮らしは疲れるし金銭的にも優しくないので、家の購入は考えてた。
「アキト、私もアキトと一緒に住みたい」
どうやらルナもこの話には賛成のようだ。
「分かりました。ありがたく頂戴いたします」
「ありがとうございます!」
「ありがとう、アキトくん。では早速、屋敷に案内するわ。リナリーさん、リリィさん」
「はーい!」
「お任せください」
女王陛下の言葉を聞いてリナリーさんとリリィが部屋の外から現れる。
「私とリリィちゃんが屋敷の警護を担うよー!」
「よろしくお願いします」
どうやらリナリーさんとリリィが住み込みで屋敷の警護にあたるようだ。
もちろん、他の方も屋敷の警護にあたるが、メインは2人が担うとのこと。
「アリシアちゃんの護衛はミネルヴァさんが行うよ!もちろん、私たちもアリシアちゃんの身をしっかり守るけどね!」
「こりゃ賑やかになりそうだ」
そんなことを思うが楽しい日々が始まりそうなので、自然と笑みがこぼれる。
こうして俺たちは女王陛下から屋敷をいただいた。
そのニュースは瞬く間に街中に広まった。
「おい、Sランク冒険者のルナさんがアキトさんと婚約したらしいぞ」
「なに!?それはめでたいことだ!」
「あぁ!だってSランク冒険者であるアキトさんはアリシア様と婚約したからこの街に定住することは確定している!だからアキトさんと婚約したルナさんもこの街に定住することが決まったんだ!」
「これでこの街も過ごしやすくなるぜ!」
等々、俺とルナの婚約を祝う声がたくさん聞こえてきた。
「皆んなから祝福されるのは良い気分だな」
「ん。とても嬉しい」
その言葉に嘘はないようで、ルナの口角が少し上がる。
「よし、じゃあアリシアのところへ行くか。何の用事かは知らないけど呼ばれてるからな」
ルナと婚約した翌日。
俺とルナ、カナデの3人がアリシアに呼ばれた。
『カナデさんとルナさんにも関係のある話なので、明日3人で王宮に来てください』
昨日、ルナと婚約したことをアリシアに伝えると、祝ってくれると共にそのような言葉も言われた。
そのため、今はカナデとルナの3人で王宮に向かっているところだ。
「何の用事かなー?私の予想ではささやかなパーティーが開かれると思うなー」
「それはカナデがしたいだけだろ」
「あははっ!バレちゃったか!」
俺とルナの婚約を誰よりも喜んだのはカナデで、アリシアと俺が婚約した時と同じくらい喜んでくれた。
「ルナは何だと思う?」
「可能性のある話が多すぎて私も分からない。カナデの言う通りパーティーかもしれないし、王家から私たち冒険者へ何らかの依頼の可能性もある」
「確かにな。まぁ行ってみれば分かるか」
そんな会話をしながら王宮を目指した。
王宮に到着する。
事前に話は通してあったようで、到着後はスムーズに案内された。
女王陛下のもとへ。
「えーっと……アリシアから話があるのかと思ってたんだが」
「今から話す内容に私も一枚噛んでいますので私から話しても良いのですが、内容が内容なのでお母様からお話ししていただくこととなりました」
「マジかよ。っとなれば王家からの依頼というルナの予想は当たりかもしれないな」
「ふふっ。さてどうでしょうか」
これから話す内容を知っているアリシアが微笑みながら歩く。
しばらく歩くと女王陛下がいらっしゃる部屋へ到着した。
「お母様、アキトさんとルナさん、カナデさんの3名が到着しました」
「入っていいわよ」
その言葉を聞き、俺たちは中に入る。
「今日は来てくれてありがとう。今、お茶を準備するから椅子に腰掛けていいわよ」
とのことで俺たちは椅子に座り、メイドの入れたお茶を味わう。
「まずはアキトくん、ルナさん。婚約おめでとう」
「「ありがとうございます」」
「2人の婚約はとても嬉しいわ」
などなど、女王陛下を交えて少しの間、談笑する。
しばらく5人で話していると女王陛下が話題を変えた。
「さて、皆んなの近況も聞けたので本題に入るわ。今日、3人を呼んだのは他でもない。私からアナタたちへ屋敷を与えることにしたわ」
「や、屋敷ですか!?」
「えぇ、アキトくんとカナデさんは今も宿屋で暮らしていると聞いたわ。だからアリシアとも婚約したお祝いとアリシアを元宰相から救った礼よ。遠慮なく受け取ってほしいわ」
「私と会うためにわざわざ王宮まで来ていただくのが忍びないと思っておりましたので、一緒に暮らすことのできる屋敷を受け取ってくださると嬉しいです」
「えっ、一緒に住むの!?」
「はいっ!」
アリシアが満面の笑みで答える。
「もちろん、凄腕の方を屋敷の警護に付けるようにするわ。でもアキトくんとルナさんはSランク冒険者でカナデさんはAランク冒険者。だから正直、王宮よりも安全だと思ってるわ」
「あはは……」
確かにこのメンバーで一緒に住むとなれば安全性には問題ないだろう。
「どうでしょうか?受け取っていただけますか?」
アリシアが不安そうな目で問いかける。
「え、えーっと……」
「お兄ちゃん、ここはありがたくいただこうよ。実際、家を買う話はしてたんだし」
カナデの言う通り、いつまでも宿屋暮らしは疲れるし金銭的にも優しくないので、家の購入は考えてた。
「アキト、私もアキトと一緒に住みたい」
どうやらルナもこの話には賛成のようだ。
「分かりました。ありがたく頂戴いたします」
「ありがとうございます!」
「ありがとう、アキトくん。では早速、屋敷に案内するわ。リナリーさん、リリィさん」
「はーい!」
「お任せください」
女王陛下の言葉を聞いてリナリーさんとリリィが部屋の外から現れる。
「私とリリィちゃんが屋敷の警護を担うよー!」
「よろしくお願いします」
どうやらリナリーさんとリリィが住み込みで屋敷の警護にあたるようだ。
もちろん、他の方も屋敷の警護にあたるが、メインは2人が担うとのこと。
「アリシアちゃんの護衛はミネルヴァさんが行うよ!もちろん、私たちもアリシアちゃんの身をしっかり守るけどね!」
「こりゃ賑やかになりそうだ」
そんなことを思うが楽しい日々が始まりそうなので、自然と笑みがこぼれる。
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この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
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