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男はガチマッチョ!
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堀田もイケメン二人もぽかんとする。どうしてあいつに? という顔である。
「そう、その人。申し訳ないけど、呼び出してくださる? ミーティング前に、少しだけ話をしたいの」
「南村だろ?」
「ええ」
堀田は念を押すと、ぼりぼりと頭を掻いた。イケメン二人は顔を見合わせ、なぜかプッと噴き出している。
彼らの反応に、希美は形の良い眉をぴくりとさせた。
(なによ、いくら南村壮二が営業部の幻影と呼ばれるくらい目立たず、いるかいないかわからない地味な人だからって、その態度はないでしょう)
失礼な連中ねと、希美は怒りかけるが……
「南村なら、さっきからそこにいるぞ」
「え……?」
堀田が呆れ顔で、希美の横を指さした。
(さっきから、そこにいる……って?)
まさかと思いながら、ゆっくりと首を動かしてみる。
「ひっ!」
希美の真横に、男が突っ立っていた。
きょとんとした表情で、こちらを見下ろしている。
「いっ、いつの間に……っていうか、あっ、あなたが南村壮二!?」
男は首の後ろに手をやると、ちょっと照れた笑みを浮かべ、ぺこりとお辞儀をした。
「はい。僕、営業二課の南村です」
(この人が……)
存在感の無さは想像以上だった。
いつの間に、すぐ横に立っていたのか。
本当に、まったく、気が付かなかった。
「そ、そう。あなたが……」
南村は愛想よく、にこにこしている。
思っていたより背が高く、肩幅も意外に広い。しかし、紺のスーツに包んだ身体はすらりとして、スリムな印象。大木の堀田に比べたら、棒っきれに見える。
そんな男にびっくりさせられて、胸がどきどきするのが悔しい。
平静を装い、キッと目を上げる。
驚くことはない、むしろ、この存在感の無さを求めていたのだから。
「南村壮二さん。単刀直入に言うわ」
「はい?」
希美の低い声に、彼はおっとりと返事した。イケメン二人のほうがビクッとしている。
ビクつかないのは鈍いせいだろうと想像しながら、鈍いやつにもダイレクトに伝わるよう、ストレートに告げた。
「あなた、私と結婚しなさい!」
「そう、その人。申し訳ないけど、呼び出してくださる? ミーティング前に、少しだけ話をしたいの」
「南村だろ?」
「ええ」
堀田は念を押すと、ぼりぼりと頭を掻いた。イケメン二人は顔を見合わせ、なぜかプッと噴き出している。
彼らの反応に、希美は形の良い眉をぴくりとさせた。
(なによ、いくら南村壮二が営業部の幻影と呼ばれるくらい目立たず、いるかいないかわからない地味な人だからって、その態度はないでしょう)
失礼な連中ねと、希美は怒りかけるが……
「南村なら、さっきからそこにいるぞ」
「え……?」
堀田が呆れ顔で、希美の横を指さした。
(さっきから、そこにいる……って?)
まさかと思いながら、ゆっくりと首を動かしてみる。
「ひっ!」
希美の真横に、男が突っ立っていた。
きょとんとした表情で、こちらを見下ろしている。
「いっ、いつの間に……っていうか、あっ、あなたが南村壮二!?」
男は首の後ろに手をやると、ちょっと照れた笑みを浮かべ、ぺこりとお辞儀をした。
「はい。僕、営業二課の南村です」
(この人が……)
存在感の無さは想像以上だった。
いつの間に、すぐ横に立っていたのか。
本当に、まったく、気が付かなかった。
「そ、そう。あなたが……」
南村は愛想よく、にこにこしている。
思っていたより背が高く、肩幅も意外に広い。しかし、紺のスーツに包んだ身体はすらりとして、スリムな印象。大木の堀田に比べたら、棒っきれに見える。
そんな男にびっくりさせられて、胸がどきどきするのが悔しい。
平静を装い、キッと目を上げる。
驚くことはない、むしろ、この存在感の無さを求めていたのだから。
「南村壮二さん。単刀直入に言うわ」
「はい?」
希美の低い声に、彼はおっとりと返事した。イケメン二人のほうがビクッとしている。
ビクつかないのは鈍いせいだろうと想像しながら、鈍いやつにもダイレクトに伝わるよう、ストレートに告げた。
「あなた、私と結婚しなさい!」
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