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惜別
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広場の片隅にある小さなカフェ。喧騒から外れた静かな場所で、おそらく今日最後になるだろうテーブルを囲んでいる。
真琴はマスターの隣で、なんとなく居心地悪そうに座っている。だけど、さっきまでの頑なさは消え、表情は明るくて柔らかい。マスターもそんな彼女に安心したのか、顔色がずっと良くなっている。
私は二人の落ち着いた様子を確認すると、話し始めた。
松山さんと私の間にもはや隠す事は無く、ありのままを知っていること。男女にはなれないけれど、それも承知の上で、こうして隣に存在していること。
できるだけ丁寧に、ゆっくりと話した。松山さんは隣で腕組みをして、黙って聞いている。全てを任せてくれるのだ。
マスターはあからさまに落胆の色を見せ、真琴は胸をそっと撫で下ろしている。
彼らの主張は相容れないものであり、やはりそのことで喧嘩をしたとマスターは言った。
「私が勝手に怒ってただけ。村上さんが話をしようとするのに、聞かなかったの」
真琴がマスターを庇う。
彼らが再び寄り添い合うのを見て、私も松山さんも安堵した。
「それにしても……そうか。薫ちゃんはどうしても、松山より島さんか」
「はい」
がっくりと首を垂れるマスターを見て、松山さんは苦笑する。
「俺より落ち込んでませんか、村上さん」
「そりゃそうだろ。お前は可愛い後輩だもん。ん~でもまあ、仕方ないわなあ。こればっかりは。そうかあ、島さんねえ~」
「俺、あの人ならいいですよ」
松山さんが真面目な声で言うのに、マスターは驚く。
「ほんとかよ」
「うん」
「どうして。何でいいんだ」
詰め寄るマスターに、松山さんはカップを置いてから答えた。
「俺、あの人を男だと思ってるから」
「はい?」
マスターは松山さんを探るように覗いた。
「わかるでしょう、村上さんも。あの人が気骨ある男だって」
マスターは「ぐっ」とうめいた。
「か、仮にそうだとしてもだ、お前にどうして分かるんだ。島さんの事をよく知りもしないで。配達の時にちらっと顔を合わせるだけだろ」
私も不思議だった。どうして松山さんが、先生について断定的に言うのか。
「俺が配達に行くと、あの人はたいてい仕事してる。一人の時もあるけど、大勢の人に絵を教えてる姿を、俺は何度も見てる」
顎に手をやり、思い出すようにして話す。私は興味深く耳を傾けた。
「あの人、集中してると声をかけても気付かないんだ。すげえ熱心で、その時の顔つきって言うのが怖いくらいに真剣でさ」
マスターは何故か黙ってしまった。
「中学時代に世話になった担任に似てる」
「……郷田先生か」
「うん。だから俺は、もともと島先生に好感を持ってる。薫が好きな男と知った時は驚いたけど、ああ、しょうがねえなって思った」
好感を持ってる――
それは知らなかった。だけど、そんな風に先生を見てくれることが嬉しい。
「郷田先生と島さんねえ……ふうむ。ま、確かに似てるかな」
「じゃあさ、村上さんはどう思ってるの? 島先生について」
真琴の質問に、マスターはぱっと明るい顔になった。
「そうね、あの人は確かにイケメンだし、気骨ある男なのは間違いないけど、相当な変人だよね」
「へ、変人?」
以前、竹宮の奥さんに聞いたことがある。先生は学生時代、絵に取り憑かれたみたいな変人だったと。
あの時はうまくイメージ出来なかったが、今ならわかる。先生は紳士であると同時に、拘りと執着心の強い情熱的な人なのを、この身をもって知ったから……
「どういうことですか、変人って」
「俺と島さんが初めて会ったのは今を遡ること20年前。つまり、俺もあの人も学生だった頃だ」
「かなり古い話ですね」
松山さんが口を挿むと、マスターは目をキッとさせる。
「そんな言い方はよせ。若さを自慢したいのか松山」
「別に、そんなつもりじゃ……」
本気で睨む先輩に口ごもった。二人のやり取りが可笑しくて、真琴と私は思わず噴き出す。
「俺はラグビー部のキャプテンで、河川敷のグラウンドで練習をしていた。雨が降っていて、めちゃくちゃ蒸し暑くて、汗と土でドロッドロになって、試合形式の激しい練習に取り組んでいたのだ」
懐かしむように目を細めた。松山さんは頷きながら聞いている。
「そのむくつけき男の集団を、じっと見詰める人物がいた。雨の中で、ただ一心に俺達を凝視するその人は……」
マスターは私をチラリと見る。
「薫ちゃんには悪いけど、その人物はまるで……ボロ雑巾のように汚い風体だった」
竹宮夫妻に聞いたのと同じ比喩だ。先生はその頃、本当にそんな姿をしていたのだ。
「『誰だあれは。怪しい奴だ!』皆口々に言い始めた。何しろ、俺達以外誰もいない雨の河川敷に、一時間も二時間もその場に立って微動だにしないんだから、こっちだって気になってくる」
話す内に興奮してきたのか、マスターの声はだんだん大きくなり、目もぎらぎらと輝いてきた。
「やがて練習は終了した。その人物をとやかく言えない。俺達も泥まみれ汗まみれで、頭から全身ずくずくの状態だ。だが格好はつけていられない。その格好のまま学校までランニングして帰るのだ。俺を先頭に二列に並び、堤防の階段へと走り出した。その人物はその通過点にいるから、必然、接近することになる」
臨場感あふれる話し方に、その場面がありありと浮かぶ。学生時代のあの人が、目の前に現れるように。
「彼はいきなり叫んだ。『君達!』」
狭いカフェの中、他のお客さんが一斉に振り向く。店員が眉をひそめてこちらを窺っている。
マスターはどうやら、熱中すると周りが見えなくなるタイプのようだ。
「村上さん、もう少し小さな声で」
松山さんが注意すると、マスターはすぐに立ち上がって「すみません」と、周囲に頭を下げた。
「ええ~と、何だったかな。そうそう、その人物がね、俺達が走りぬけようとした時、いきなり叫んだのよ。『君達はきれいだ!』……ってね 」
きれい――
ふと、思い出す事があった。
そう、あの時先生が口にした言葉だ。松山さんのスケッチを見た時に。
きれいな男だ――
松山さんと目が合う。彼も思い出したのだろう。
「俺は思わず立ち止まったね。何だか大きな荷物を抱えて、くたびれたボロ着をまとった兄ちゃんが、雨に濡れたままボケ~ッと俺達の練習を眺めた上に、そんな珍妙なことを言うもんだから。いや、あれは言ったんじゃない、怒鳴ったんだ。それに、その顔をよく見て、俺は驚いたね。俺らと同じ高校生……いや、下手すりゃ年下でも通じるような顔立ちと、やけにきらきらした目に。ほら、もう分かるだろう。島さんってまるっこい目をしてるから、きらきら光ってるように見えるんだ。その真剣な眼差しに、冗談で言ってるんじゃないってのは、すぐに理解できた。だけど、だからこそ気味が悪くてさ。だって、どう見たって俺達は汚れまくってる。きれいなんてのは、真面目にやってる自分らに対する嫌味かよと、ムカついた部員もいたりして」
20年前。美大生の島先生。
今と変わらない純粋な瞳をきらめかせていた。
「だから俺達は、無視して通り過ぎようとした。だがあの人は俺を呼び止めたんだ。そして、『僕は今、君達をスケッチした。できればもっと描かせて欲しい。もし許されるなら、次も描かせてくれ』と言った。いきなりスケッチブックを袋から取り出して俺に押し付けると、さっさと立ち去ってしまう。呆然と見送ったあと、俺達はひとかたまりになって、ぱらぱらとそれをめくったよ。いつの間に描いたのか、そのスケッチブックには練習する俺達の姿が全てのページに描かれていて、それがまた素人目から見てもびっくりの上手さと迫力でさ。何者かと思ったよ。で、最後のページまで見て、初めて彼の名前を知った。走り書きの文字で、島秀一と記されていた」
マスターはグラスの水を飲み、遠くを見るようにした。
「もちろん、次にグラウンドに現れた島さんに、俺はOKサインを出した。そのときは、名のあるコンクールで入賞するような、実力のある人とは知らなかった。年下だと思ってたし、何しろあの外見だからねえ。でもそのギャップが面白くて、変人ぶりも気に入っちまった。それ以来、顔を合わせるたび親しくなり、たびたび酒を酌み交わす間柄になったわけ」
マスターは爽やかに笑った。
「あの人は変人。だけど、そこが良い!」
ボロ雑巾みたいだけど、変人だけど、きらきらと輝く美大生が瞼に浮かんだ。
真琴はマスターの隣で、なんとなく居心地悪そうに座っている。だけど、さっきまでの頑なさは消え、表情は明るくて柔らかい。マスターもそんな彼女に安心したのか、顔色がずっと良くなっている。
私は二人の落ち着いた様子を確認すると、話し始めた。
松山さんと私の間にもはや隠す事は無く、ありのままを知っていること。男女にはなれないけれど、それも承知の上で、こうして隣に存在していること。
できるだけ丁寧に、ゆっくりと話した。松山さんは隣で腕組みをして、黙って聞いている。全てを任せてくれるのだ。
マスターはあからさまに落胆の色を見せ、真琴は胸をそっと撫で下ろしている。
彼らの主張は相容れないものであり、やはりそのことで喧嘩をしたとマスターは言った。
「私が勝手に怒ってただけ。村上さんが話をしようとするのに、聞かなかったの」
真琴がマスターを庇う。
彼らが再び寄り添い合うのを見て、私も松山さんも安堵した。
「それにしても……そうか。薫ちゃんはどうしても、松山より島さんか」
「はい」
がっくりと首を垂れるマスターを見て、松山さんは苦笑する。
「俺より落ち込んでませんか、村上さん」
「そりゃそうだろ。お前は可愛い後輩だもん。ん~でもまあ、仕方ないわなあ。こればっかりは。そうかあ、島さんねえ~」
「俺、あの人ならいいですよ」
松山さんが真面目な声で言うのに、マスターは驚く。
「ほんとかよ」
「うん」
「どうして。何でいいんだ」
詰め寄るマスターに、松山さんはカップを置いてから答えた。
「俺、あの人を男だと思ってるから」
「はい?」
マスターは松山さんを探るように覗いた。
「わかるでしょう、村上さんも。あの人が気骨ある男だって」
マスターは「ぐっ」とうめいた。
「か、仮にそうだとしてもだ、お前にどうして分かるんだ。島さんの事をよく知りもしないで。配達の時にちらっと顔を合わせるだけだろ」
私も不思議だった。どうして松山さんが、先生について断定的に言うのか。
「俺が配達に行くと、あの人はたいてい仕事してる。一人の時もあるけど、大勢の人に絵を教えてる姿を、俺は何度も見てる」
顎に手をやり、思い出すようにして話す。私は興味深く耳を傾けた。
「あの人、集中してると声をかけても気付かないんだ。すげえ熱心で、その時の顔つきって言うのが怖いくらいに真剣でさ」
マスターは何故か黙ってしまった。
「中学時代に世話になった担任に似てる」
「……郷田先生か」
「うん。だから俺は、もともと島先生に好感を持ってる。薫が好きな男と知った時は驚いたけど、ああ、しょうがねえなって思った」
好感を持ってる――
それは知らなかった。だけど、そんな風に先生を見てくれることが嬉しい。
「郷田先生と島さんねえ……ふうむ。ま、確かに似てるかな」
「じゃあさ、村上さんはどう思ってるの? 島先生について」
真琴の質問に、マスターはぱっと明るい顔になった。
「そうね、あの人は確かにイケメンだし、気骨ある男なのは間違いないけど、相当な変人だよね」
「へ、変人?」
以前、竹宮の奥さんに聞いたことがある。先生は学生時代、絵に取り憑かれたみたいな変人だったと。
あの時はうまくイメージ出来なかったが、今ならわかる。先生は紳士であると同時に、拘りと執着心の強い情熱的な人なのを、この身をもって知ったから……
「どういうことですか、変人って」
「俺と島さんが初めて会ったのは今を遡ること20年前。つまり、俺もあの人も学生だった頃だ」
「かなり古い話ですね」
松山さんが口を挿むと、マスターは目をキッとさせる。
「そんな言い方はよせ。若さを自慢したいのか松山」
「別に、そんなつもりじゃ……」
本気で睨む先輩に口ごもった。二人のやり取りが可笑しくて、真琴と私は思わず噴き出す。
「俺はラグビー部のキャプテンで、河川敷のグラウンドで練習をしていた。雨が降っていて、めちゃくちゃ蒸し暑くて、汗と土でドロッドロになって、試合形式の激しい練習に取り組んでいたのだ」
懐かしむように目を細めた。松山さんは頷きながら聞いている。
「そのむくつけき男の集団を、じっと見詰める人物がいた。雨の中で、ただ一心に俺達を凝視するその人は……」
マスターは私をチラリと見る。
「薫ちゃんには悪いけど、その人物はまるで……ボロ雑巾のように汚い風体だった」
竹宮夫妻に聞いたのと同じ比喩だ。先生はその頃、本当にそんな姿をしていたのだ。
「『誰だあれは。怪しい奴だ!』皆口々に言い始めた。何しろ、俺達以外誰もいない雨の河川敷に、一時間も二時間もその場に立って微動だにしないんだから、こっちだって気になってくる」
話す内に興奮してきたのか、マスターの声はだんだん大きくなり、目もぎらぎらと輝いてきた。
「やがて練習は終了した。その人物をとやかく言えない。俺達も泥まみれ汗まみれで、頭から全身ずくずくの状態だ。だが格好はつけていられない。その格好のまま学校までランニングして帰るのだ。俺を先頭に二列に並び、堤防の階段へと走り出した。その人物はその通過点にいるから、必然、接近することになる」
臨場感あふれる話し方に、その場面がありありと浮かぶ。学生時代のあの人が、目の前に現れるように。
「彼はいきなり叫んだ。『君達!』」
狭いカフェの中、他のお客さんが一斉に振り向く。店員が眉をひそめてこちらを窺っている。
マスターはどうやら、熱中すると周りが見えなくなるタイプのようだ。
「村上さん、もう少し小さな声で」
松山さんが注意すると、マスターはすぐに立ち上がって「すみません」と、周囲に頭を下げた。
「ええ~と、何だったかな。そうそう、その人物がね、俺達が走りぬけようとした時、いきなり叫んだのよ。『君達はきれいだ!』……ってね 」
きれい――
ふと、思い出す事があった。
そう、あの時先生が口にした言葉だ。松山さんのスケッチを見た時に。
きれいな男だ――
松山さんと目が合う。彼も思い出したのだろう。
「俺は思わず立ち止まったね。何だか大きな荷物を抱えて、くたびれたボロ着をまとった兄ちゃんが、雨に濡れたままボケ~ッと俺達の練習を眺めた上に、そんな珍妙なことを言うもんだから。いや、あれは言ったんじゃない、怒鳴ったんだ。それに、その顔をよく見て、俺は驚いたね。俺らと同じ高校生……いや、下手すりゃ年下でも通じるような顔立ちと、やけにきらきらした目に。ほら、もう分かるだろう。島さんってまるっこい目をしてるから、きらきら光ってるように見えるんだ。その真剣な眼差しに、冗談で言ってるんじゃないってのは、すぐに理解できた。だけど、だからこそ気味が悪くてさ。だって、どう見たって俺達は汚れまくってる。きれいなんてのは、真面目にやってる自分らに対する嫌味かよと、ムカついた部員もいたりして」
20年前。美大生の島先生。
今と変わらない純粋な瞳をきらめかせていた。
「だから俺達は、無視して通り過ぎようとした。だがあの人は俺を呼び止めたんだ。そして、『僕は今、君達をスケッチした。できればもっと描かせて欲しい。もし許されるなら、次も描かせてくれ』と言った。いきなりスケッチブックを袋から取り出して俺に押し付けると、さっさと立ち去ってしまう。呆然と見送ったあと、俺達はひとかたまりになって、ぱらぱらとそれをめくったよ。いつの間に描いたのか、そのスケッチブックには練習する俺達の姿が全てのページに描かれていて、それがまた素人目から見てもびっくりの上手さと迫力でさ。何者かと思ったよ。で、最後のページまで見て、初めて彼の名前を知った。走り書きの文字で、島秀一と記されていた」
マスターはグラスの水を飲み、遠くを見るようにした。
「もちろん、次にグラウンドに現れた島さんに、俺はOKサインを出した。そのときは、名のあるコンクールで入賞するような、実力のある人とは知らなかった。年下だと思ってたし、何しろあの外見だからねえ。でもそのギャップが面白くて、変人ぶりも気に入っちまった。それ以来、顔を合わせるたび親しくなり、たびたび酒を酌み交わす間柄になったわけ」
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