20 / 201
第1章 国盗り始め
第19話 領国
しおりを挟む
「若だ! 若がお戻りになったぞ!」
誰かの叫びをきっかけに歓声が漣の如く広がっていく。
城下町は祭のような賑わいだ。
「本当に領主だったのだな……」
隣で馬を進めるミナが歓声を上げる者達の姿を眺めながら誰に言うともなく呟いた。
「今更ではないか? 道中の村々でも歓迎されただろう」
「そ、それは確かにそうだが……」
「こんなにたくさんの人が住んでいる場所とは思わなかったもんねぇ」
ミナに続いて口を開いたのはクリスだ。
巧みに馬を操りながら俺達の後を付いて来ている。
「奥方様からヴィルヘルミナの護衛を依頼されたけどぉ、これだけ歓迎されるなら必要なかったよねぇ。聞いた? 若様が異国から嫁をもらったって皆言ってるよぉ」
「なっ……! おいシンクロー! 訂正だ! 訂正しろ!」
「俺が言ったわけではない。どの道この状況では無理だ。諦めろ」
城へと続く通りは人で溢れている。
左馬助と山県が「道を開けろ!」と怒鳴りながら先頭を進んでいるが、歩みの速さは上がらない。
民の不安が大きかった反動かもしれん。
道中の村々でも感じたことだが、故郷丸ごと神隠しに遭ったと聞いて本心から平然としていられる者はそうおるまい。
大きな騒ぎが起きていなかったのは、残された家臣達の手腕と、乱世を生き抜いて来た民の胆力が成せる業であろうな。
民に揉まれつつ通りを進む事しばし、ようやく城門が近付いてきた。
「遠くから見えてはいたが……本当に城だったのだな……」
「すっごいねぇ……。お山が丸ごと全部お城だよぉ……」
「当家自慢の三野城だ。斯様な城は珍しいか?」
「山に建てられた城自体は珍しくはない。だが、城と言えば石で作った城壁で建物全体を囲んでしまうものなんだ」
「お山全体に施設が散りばめられたお城なんて見たことないねぇ。どこをどうやって攻めれば良いのか見当も付かないよぉ」
「あちらの石を積み上げた壁は何だ? こちらは土を盛っているだけか? 堀はどうなっている?」
「こちらが石垣、あちらは土塁だ。堀は……いや、慌てる必要はないか。後で案内してやろう」
「本当か!?」
ミナが瞳を輝かせている。
憧れるホーガンの故郷かもしれぬ国へ来て、気分が高揚しておるらしい。
そうこうしている内に民の人波を抜けて門前へ辿り着く。
「若! お帰りなさいませ!」
「「「「「お帰りなさいませ!!!!!」」」」」
門前には家臣達がズラリと並んでいた。
多くの者が涙する中、先頭で挨拶の音頭を取った老人だけは誇らしげな顔つきで俺を見つめていた。
筆頭家老を務める佐藤の爺だ。
「爺、留守居の役目、大儀であった」
「何のこれしき。それはともかく爺めは嬉しゅうござりますぞ」
「何だ? 俺の嫁取りか?」
冗談で言っただけだが、後ろでミナが「違う!」と叫ぶ。
爺も「違いまする」と首を振った。
「若のご帰還に民は歓喜しておりまする。これは民の信望ある証拠。民の信望厚きは領主の徳に他なりませぬ。若は立派な領主となられた。感慨無量にござる……」
「爺も左馬助や藤佐と変わらんか……。欲目が過ぎて目が曇っておる」
「憎まれ口も有難くいただいておきましょう。さあ、中へお入りください」
爺の案内で馬を進める。
門を入った所で馬を下り、山の中腹辺りにある三ノ丸を目指した。
城の中で最も広い平坦な場所であり、謁見や評定で使う建物があるのだ。
「美しい土地だな……」
「だねぇ……」
三ノ丸へと向かう途中、ミナとクリスが足を止めて呟いた。
二人して、城下に広がる町や田畑、その先の山々を眺めている。
「野にも山にも緑が溢れている」
「毎日こんな風景を見て暮らせるなんてうらやましいねぇ」
「気に入ったか?」
「ああ。作物の実りも良さそうだ。まるで黄金色の絨毯だな」
「イネって言ってたっけ? 遠目には麦みたいに見えるけどぉ、全然違うものなんでしょ? どんな食べ物なんだろう?」
「そろそろ稲刈りの季節だからな。収穫が終われば新米を馳走しよう」
「シンマイ?」
「どんな味? どんな味!?」
「食べてみてのお楽しみだ」
景色を見ながら話している内に三ノ丸に到着する。
靴を脱いで建物に入るのだと説明すると、二人そろってどぎまぎした表情を見せた。
「人前で靴を脱ぐとは……」
「なんだか恥ずかしいねぇ……」
ためらいながら履物を脱ぐ二人。
謁見や評定に使う広間へ案内すると、床几が二つ用意されていた。
南蛮人は床へ直に座ることがなく、こちらでも同じ様子だったのであらかじめ準備させていたものだ。
「椅子に比べれば座り心地は悪かろうが、少し我慢してくれ」
「いや、ありがたく使わせてもらおう」
「このショウギの下に敷いてある……タタミって言うの? この香り……この肌触り……最高だわぁ……」
「帰りに何枚か持たせようか」
「いいのぉ!?」
「おいクリス。少しは遠慮を――――」
「ミナも土産代わりに持って帰るか?」
「……いただこう」
畳一つで二人は大いに気を良くしている。
ふむ……これは売り物になるかもしれんな……。
二人が畳を珍しがっている内に、主だった家臣達で広間は一杯になっていた。
佐藤の爺を皮切りに、二十人近くが次々と名乗る。
立て続けの挨拶にクリスは目を白黒させているが、ミナはそつなく返答している。
辺境伯の娘という肩書は伊達ではないようだ。
二人には悪いが、客人を前に名乗る、名乗らないは侍にとって重要事。
時には挨拶の順番を巡って争いにもなる。
しばらく耐えてもらうしかない。
「ご丁寧な挨拶痛み入ります。アルテンブルグ辺境伯が娘、ヴィルヘルミナ・フォン・アルテンブルクと申します。こちらは我が友クリスティーネ・ローゼンクロイツ。魔道具師と魔法師を生業とする者です」
クリスが「……よろしくお願いしまぁす」と疲れた声で挨拶する前で、佐藤の爺をはじめ家臣の大半が『魔道具』や『魔法』という言葉に怪訝な表情を浮かべている。
左馬助や山県と違って魔法を目にしておらぬからな。
やはり、二人と同様に見るのが一番早かろうな。
「二人で魔法を披露してやってくれ。庭木を痛めても構わん」
「分かった」
「任せてぇ」
二人は縁側に立つと、庭に向けて魔法を放った。
まずはクリスが風の魔法で木を幹の中ほどで切り倒し、クリスは炎の魔法で切り倒された木を瞬く間に焼き尽くしてしまった。
誰もが目を見張り「おおっ!」と歓声を上げる者もいれば、絶句する者もいる。
初めて目にする不可思議な術に、驚き半分、不安半分と言ったところであろうか。
驚きはともかく不安は解いておかねば――――。
「面白いお方をお連れになりましたのう……」
しわがれた老人の声が割り込んだ。
しまった……会いたくない奴めがやって来たぞ……。
誰かの叫びをきっかけに歓声が漣の如く広がっていく。
城下町は祭のような賑わいだ。
「本当に領主だったのだな……」
隣で馬を進めるミナが歓声を上げる者達の姿を眺めながら誰に言うともなく呟いた。
「今更ではないか? 道中の村々でも歓迎されただろう」
「そ、それは確かにそうだが……」
「こんなにたくさんの人が住んでいる場所とは思わなかったもんねぇ」
ミナに続いて口を開いたのはクリスだ。
巧みに馬を操りながら俺達の後を付いて来ている。
「奥方様からヴィルヘルミナの護衛を依頼されたけどぉ、これだけ歓迎されるなら必要なかったよねぇ。聞いた? 若様が異国から嫁をもらったって皆言ってるよぉ」
「なっ……! おいシンクロー! 訂正だ! 訂正しろ!」
「俺が言ったわけではない。どの道この状況では無理だ。諦めろ」
城へと続く通りは人で溢れている。
左馬助と山県が「道を開けろ!」と怒鳴りながら先頭を進んでいるが、歩みの速さは上がらない。
民の不安が大きかった反動かもしれん。
道中の村々でも感じたことだが、故郷丸ごと神隠しに遭ったと聞いて本心から平然としていられる者はそうおるまい。
大きな騒ぎが起きていなかったのは、残された家臣達の手腕と、乱世を生き抜いて来た民の胆力が成せる業であろうな。
民に揉まれつつ通りを進む事しばし、ようやく城門が近付いてきた。
「遠くから見えてはいたが……本当に城だったのだな……」
「すっごいねぇ……。お山が丸ごと全部お城だよぉ……」
「当家自慢の三野城だ。斯様な城は珍しいか?」
「山に建てられた城自体は珍しくはない。だが、城と言えば石で作った城壁で建物全体を囲んでしまうものなんだ」
「お山全体に施設が散りばめられたお城なんて見たことないねぇ。どこをどうやって攻めれば良いのか見当も付かないよぉ」
「あちらの石を積み上げた壁は何だ? こちらは土を盛っているだけか? 堀はどうなっている?」
「こちらが石垣、あちらは土塁だ。堀は……いや、慌てる必要はないか。後で案内してやろう」
「本当か!?」
ミナが瞳を輝かせている。
憧れるホーガンの故郷かもしれぬ国へ来て、気分が高揚しておるらしい。
そうこうしている内に民の人波を抜けて門前へ辿り着く。
「若! お帰りなさいませ!」
「「「「「お帰りなさいませ!!!!!」」」」」
門前には家臣達がズラリと並んでいた。
多くの者が涙する中、先頭で挨拶の音頭を取った老人だけは誇らしげな顔つきで俺を見つめていた。
筆頭家老を務める佐藤の爺だ。
「爺、留守居の役目、大儀であった」
「何のこれしき。それはともかく爺めは嬉しゅうござりますぞ」
「何だ? 俺の嫁取りか?」
冗談で言っただけだが、後ろでミナが「違う!」と叫ぶ。
爺も「違いまする」と首を振った。
「若のご帰還に民は歓喜しておりまする。これは民の信望ある証拠。民の信望厚きは領主の徳に他なりませぬ。若は立派な領主となられた。感慨無量にござる……」
「爺も左馬助や藤佐と変わらんか……。欲目が過ぎて目が曇っておる」
「憎まれ口も有難くいただいておきましょう。さあ、中へお入りください」
爺の案内で馬を進める。
門を入った所で馬を下り、山の中腹辺りにある三ノ丸を目指した。
城の中で最も広い平坦な場所であり、謁見や評定で使う建物があるのだ。
「美しい土地だな……」
「だねぇ……」
三ノ丸へと向かう途中、ミナとクリスが足を止めて呟いた。
二人して、城下に広がる町や田畑、その先の山々を眺めている。
「野にも山にも緑が溢れている」
「毎日こんな風景を見て暮らせるなんてうらやましいねぇ」
「気に入ったか?」
「ああ。作物の実りも良さそうだ。まるで黄金色の絨毯だな」
「イネって言ってたっけ? 遠目には麦みたいに見えるけどぉ、全然違うものなんでしょ? どんな食べ物なんだろう?」
「そろそろ稲刈りの季節だからな。収穫が終われば新米を馳走しよう」
「シンマイ?」
「どんな味? どんな味!?」
「食べてみてのお楽しみだ」
景色を見ながら話している内に三ノ丸に到着する。
靴を脱いで建物に入るのだと説明すると、二人そろってどぎまぎした表情を見せた。
「人前で靴を脱ぐとは……」
「なんだか恥ずかしいねぇ……」
ためらいながら履物を脱ぐ二人。
謁見や評定に使う広間へ案内すると、床几が二つ用意されていた。
南蛮人は床へ直に座ることがなく、こちらでも同じ様子だったのであらかじめ準備させていたものだ。
「椅子に比べれば座り心地は悪かろうが、少し我慢してくれ」
「いや、ありがたく使わせてもらおう」
「このショウギの下に敷いてある……タタミって言うの? この香り……この肌触り……最高だわぁ……」
「帰りに何枚か持たせようか」
「いいのぉ!?」
「おいクリス。少しは遠慮を――――」
「ミナも土産代わりに持って帰るか?」
「……いただこう」
畳一つで二人は大いに気を良くしている。
ふむ……これは売り物になるかもしれんな……。
二人が畳を珍しがっている内に、主だった家臣達で広間は一杯になっていた。
佐藤の爺を皮切りに、二十人近くが次々と名乗る。
立て続けの挨拶にクリスは目を白黒させているが、ミナはそつなく返答している。
辺境伯の娘という肩書は伊達ではないようだ。
二人には悪いが、客人を前に名乗る、名乗らないは侍にとって重要事。
時には挨拶の順番を巡って争いにもなる。
しばらく耐えてもらうしかない。
「ご丁寧な挨拶痛み入ります。アルテンブルグ辺境伯が娘、ヴィルヘルミナ・フォン・アルテンブルクと申します。こちらは我が友クリスティーネ・ローゼンクロイツ。魔道具師と魔法師を生業とする者です」
クリスが「……よろしくお願いしまぁす」と疲れた声で挨拶する前で、佐藤の爺をはじめ家臣の大半が『魔道具』や『魔法』という言葉に怪訝な表情を浮かべている。
左馬助や山県と違って魔法を目にしておらぬからな。
やはり、二人と同様に見るのが一番早かろうな。
「二人で魔法を披露してやってくれ。庭木を痛めても構わん」
「分かった」
「任せてぇ」
二人は縁側に立つと、庭に向けて魔法を放った。
まずはクリスが風の魔法で木を幹の中ほどで切り倒し、クリスは炎の魔法で切り倒された木を瞬く間に焼き尽くしてしまった。
誰もが目を見張り「おおっ!」と歓声を上げる者もいれば、絶句する者もいる。
初めて目にする不可思議な術に、驚き半分、不安半分と言ったところであろうか。
驚きはともかく不安は解いておかねば――――。
「面白いお方をお連れになりましたのう……」
しわがれた老人の声が割り込んだ。
しまった……会いたくない奴めがやって来たぞ……。
22
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。
石のやっさん
ファンタジー
年上の女性が好きな俺には勇者パーティの中に好みのタイプの女性は居ません
俺の名前はリヒト、ジムナ村に生まれ、15歳になった時にスキルを貰う儀式で上級剣士のジョブを貰った。
本来なら素晴らしいジョブなのだが、今年はジョブが豊作だったらしく、幼馴染はもっと凄いジョブばかりだった。
幼馴染のカイトは勇者、マリアは聖女、リタは剣聖、そしてリアは賢者だった。
そんな訳で充分に上位職の上級剣士だが、四職が出た事で影が薄れた。
彼等は色々と問題があるので、俺にサポーターとしてついて行って欲しいと頼まれたのだが…ハーレムパーティに俺は要らないし面倒くさいから断ったのだが…しつこく頼むので、条件を飲んでくれればと条件をつけた。
それは『27歳の女闘志レイラを借金の権利ごと無償で貰う事』
今度もまた年上ヒロインです。
セルフレイティングは、話しの中でそう言った描写を書いたら追加します。
カクヨムにも投稿中です
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
最弱弓術士、全距離支配で最強へ
Y.
ファンタジー
「弓術士? ああ、あの器用貧乏な最弱職のことか」
剣と魔法が全てを決める世界において、弓は「射程は魔法に及ばず、威力は剣に劣る」不遇の武器と蔑まれていた。
若き冒険者リアンは、亡き叔父から譲り受けた一振りの弓「ストーム・ウィスパー」を手に、冒険者の門を叩く。周囲の嘲笑を余所に、彼が秘めていたのは、世界をナノ単位で解析する「化け物じみた集中力」だった。
リアンの放つ一矢は、もはや単なる遠距離攻撃ではない。
風を読み、空間を計算し、敵の急所をミリ単位で射抜く精密射撃。
弓本体に仕込まれたブレードを操り、剣士を圧倒する近接弓術。
そして、魔力の波長を読み取り、呪文そのものを撃ち落とす対魔法技術。
「近距離、中距離、遠距離……俺の射程に逃げ場はない」
孤独な修行の末に辿り着いた「全距離対応型弓術」は、次第に王道パーティやエリート冒険者たちの常識を塗り替えていく。
しかし、その弓には叔父が命を懸けて守り抜いた**「世界の理(ことわり)」を揺るがす秘密**が隠されていた――。
最弱と笑われた少年が、一張の弓で最強へと駆け上がる、至高の異世界アクションファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる