【完結】幽閉の王を救えっ、でも周りにモブの仕立て屋しかいないんですけどぉ?

北川晶

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27 イアンと呼べ(イアンside)

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     ◆イアンと呼べ(イアンside)

 読書をしていた我は、キリの良いところで本を閉じた。
 時計に目をやると、昼間の十時を過ぎたところ。
 あの者はなにをしているだろうか、と唐突に思いつく。
 昨夜、剣を突きつけて以降、死神の顔を見ていない。

 昨日、王城に到着して、すぐ仕事を始めていたやつだから、今もマイペースに仕事をしているのか?
 それとも、剣を突きつけられ、王に恐怖して自室にこもっているのか?
 どちらもあり得る。

 無性に気になり、我は王の居室を出て、廊下に出た。
 王城に死神がいるということで、シヴァーディが寝ずの番をしたので。今日の我の警護には、朝からセドリックがついていた。
 サロンの手前の廊下で、我はセドリックを止める。
「ここにいろ」
 セドリックは無言で会釈したが。なんか、気配がニヨニヨしていて。嫌な感じだ。

 王の警護に人が張りつくことには、慣れているのだが。
 クロウと会うときに、人を連れていたくなかった。
 死神に会うのに、怖気づいているのか、と思われたくないし。会話に、他者が割り込むのも嫌で。

 さっそく、アルフレドの提案を実行するのだなと、セドリックに思われるのも、嫌ではあるのだが…。

 いいや、王が、たかがこんなちっぽけな存在の恐怖すら払拭できないのか、と思われる方が嫌だ。
 我は、クロウが何者か、己の目で吟味し、己の頭で理解し、己の手で攻略してみせるっ。

 踵を返して、セドリックに背を向けた。
 開いているサロンの入り口から中を見やると、クロウは…引きこもることもなく、真面目に仕事をしていた。
 スツールに腰かけ、白布を縫い合わせている。
 昨日、サロンで彼を目にしたときと、全く同じ体勢だ。
 前髪を、またマヌケな感じで結っているが。真剣な眼差しで。集中している空気感がビリビリ伝わる。
 リズミカルな手の動き。
 声をかけて、この隙のない空間が壊れるのを、なんとなく恐れた。
 怖いというのではない…保持したい感じだな。

「にゃおーん」

 そう思っていたのに。猫が鳴いて、クロウが顔を上げた。
 部屋を支配していた緊張感が、ぷつんと途切れてしまう。邪魔をする気はなかったのに、あの猫めっ。
「あ、陛下」
 髪のゴムを外し、クロウは笑みを浮かべる。

 その途端、場がほのぼのした。

 王城の使用人は、バミネに敵対し、常にピリピリしている者たちが多い。だから。クロウの緊張感のない笑みを目の当たりにし、なんだか新鮮だと感じた。
「どうぞ、こちらにおいでください」
 針やハサミなどを片付けたあと、椅子から立ち上がり、部屋の中に王をうながす。その一連の仕草が、たおやかで。
 我に威嚇する猫に注意する声音さえも、上品だ。

 猫は…今日も可愛くない。

「昨日、途中になった計測をしてもよい」
 用向きを告げると、死神は本当に嬉しそうな顔つきで、礼を言った。
 我の顔を見ただけで、ビクビクオドオドするのではないかと、想像していたから。作り笑いでもない、にっこにこの笑みに、拍子抜けしてしまう。

「我が怖くないのか? 昨夜あのようなことをしたのに」
 聞くと、怖かったけど、冗談だと聞いて納得したと。もじもじしながら言う。
「…僕ったら、陛下の冗談を真に受けて、本当に無粋で。申し訳ございません」

 驚くほど前向きな解釈、そして真意を汲み取れなかった己が悪い、とまで言われて。
 我は唖然としてしまった。

 本当に、あれを、冗談で済ませていいのか?

 いいや、どうせ。この城に滞在するため、水に流しただけに過ぎないだろう。
 そうとしか、考えられない。
 しかし。本気で殺すつもりだったと、ここで白状して。この者をこれ以上怖がらせることはないか。
 こいつが無難におさめるつもりならば、それに乗ってやってもいい。そう思った。

「あの…もしや、昨夜の剣は、名高きミハエル六世陛下のものではありませんか?」
 死神は、黒目をピカピカ輝かせ、聞いてくる。

 ミハエルが、王家の中でも特に秀でた剣豪であることは知っているが。
 あれが、彼の持ち物なのかは、我は知らない。
 でも、一応宝剣扱いで残されているので、否定もできないな。
「まぁ、年代的には、そうだな」
 イエスともノーとも言わずに、曖昧に答えるが。
 彼は、ぱあぁぁぁっと、蕾が花開くように笑った。
「やっぱりっ…剣を抜いた陛下を見て、そうではないかと思っていたのです」

 なんなんだ? この生き物は。

 我のつんけんした態度にも、物怖じしないで。ポヤポヤした、春日めいた空気を放出してくる。
 その感覚に圧倒された。
 というか、のみ込まれた。

 侍女でも、もっとパッキリ仕事をしているぞ?
 なんというか。我の周りには、我が幼少の折から、キビキビ仕事をする、ゆえに優秀な者しかいなかった。そういう者は、おおよそ、私生活においてもしっかりしていて。
 つまり、性格面からキビキビしている。
 以前は深窓の御令嬢だったという母上も、バミネの脅威にさらされ、今は警戒心が強力であるし。
 そんな母上に育てられた妹のシャーロットも、勝ち気な面が勝る。
 まぁ、バミネに隙を突かれたくないので、警戒も油断もないくらいで良いと思っているのだが。
 つまりなにが言いたいのかというと。

 クロウのような、柔らかい印象の。そばにいて心地よい温かさを感じる。のほほんとか、ほわわんとか、そういう擬音が似合う人物に、初めて遭遇した。ということだ。

「…それでは陛下。失礼して、採寸をさせていただきます」
 だが、そんなクロウも。仕事に入ると和やかな表情をキリリと引き締めた。
 メジャーで計測して、メモする。それを繰り返す。

 しかし、本当に細かく、あちこち測るものだから。そして触れるか触れないかのところを、かすめるから。
 なんだかくすぐったくなってきて、頭の後ろがゾワゾワする。
「…そのように、細かく測っても。出来上がりに大差ないのではないか?」
「そんなことはありません。体に合った服は動きの制限を感じさせず、とても気持ちの良いものですから」

 死んだあとに着る服に、動きの制限など関係ないのではないか?

 我はそう思ったが。そういえばクロウは、婚礼衣装を作っているつもりなのだった、と思い返す。
 この言葉を昨日聞いていたら、馬鹿にされていると思い、また怒っただろう。
 しかし理由を知った今は、逆に微笑ましい。
 王を想って、彼が手を尽くしているのだと。素直に感じられるようになったから。

 足の計測をしているクロウが、我を見上げて、ニコリと笑いかけた。
 我は…。指先で彼の顎を持ち、クロウをジッと見下ろす。

 ふむ。顔は美しいな。

 目尻が切れ上がり、ともすればきつい印象を与えそうな目元だが、一重の目蓋で気だるそうに見え、中和されている。鼻と口は小さめで控えめだが、全体のバランスが優美に整っている。

 彼は熱いと感じる眼差しで、我をみつめていた。
 見れば見るほど、黒い瞳。
 潤んで、光が入り込み。球形が際立ち。まるで、黒真珠のような美しさ。
 いつまでも見入っていたくなる、魔性の色だな。

 しかし、まぁ、綺麗ではある。
 書物の挿絵で、死神は骸骨で表されていたが。悪魔は美しい容姿で人をたぶらかすというから。
 クロウが美しいのは、我をたぶらかすため…かもしれぬ。

「これほど見事な黒瞳は、初めて見る。まぁ、死神には相応しいか」
 つぶやくと。彼は少し不満そうな表情をした。
「恐れながら…結婚は人生の墓場などと言う者もおりますが。僕は、婚礼衣装を手掛けるだけの仕立て屋で、死神ではありません」
「いいや、おまえは死神だ。この衣装で、我を墓場へと案内するのだからな」

 結婚の意味ではなく、本当の意味での、墓場に。
 と、胸の内で、苦くつぶやく。

「おまえが、死神ではないと言うのなら、人間であるおまえの話を聞かせろ。そうして、死神ではないことを証明してみせるがいい」
 その黒い瞳に魅入られそうになり。正気に戻るべく、我はクロウの顎から手を離した。
 彼も、目覚めたと言わんばかりに、ふたつまばたきをした。

「…ハードル高すぎ問題。えぇぇぇっと」
 なにか、よくわからないことを死神はつぶやく。ハードルってなんだ?
「では、僕の名前の話をいたします」
 採寸に戻りながらも、クロウは話を続けた。

「僕の名は父、クロードから一部いただきました。陛下は博識で、クロウにカラスという意味があるのをご存知でしたね? しかし他にも。僕の髪色と同じ黒の意味もありますし。ある国の有名人の名前でもあります」
 その話に、我はギョッとした。
 エントランスホールで、初めてクロウと相対したときの話だ。
 初対面の者に対し、カラス呼ばわりは、大概失礼な物言いであったと反省する。
「…我が、カラスと言ったことを、怒らないのか?」
「僕が知る国では、クロウというのは、苦しみ疲れるという意味合いがあります。それに比べたら、カラスなど可愛いものではありませんか?」

 カラスや黒猫というものは、死神や悪魔の眷属として、不吉と言われる。
 が。それを可愛いなどと。
 黒猫を飼う死神には、そういう恐れる概念はないようだ。

「なるほど。おまえの名に、それほど多くの意味合いがあるとは…」
「お気に召していただけましたか?」
 クロウはホッと息をついて。立ち上がる。
 どうやら採寸も終わったようだ。
「そうだな、面白いし興味深い話であった。まだ…死神であることは撤回できないが」
 からかうように言うと。クロウは眉を下げ。情けない表情になる。
 凛としていれば、大人っぽい雰囲気を演出できそうなのにな。
 だが、意識が顔に出るところが、面白い。
 心根が素直なのだと思えて。二心がないようなのは、こちらも安心できる。愛想笑いより余程いい。

 クロウのいろいろな表情を、もっと見たい。

「この数値を踏まえ、パターンを合わせていきます。仮縫いの日は、前もって陛下にご報告させていただきますので。そのときもどうぞよろしくお願いします」
 少し澄ました、店員のような顔で言うクロウに。
 我は。少しつまらなさを感じた。

「イアンと呼べ」
 顔を上げたクロウは、少し首を傾けて、不思議そうに我をみつめてくる。あどけない表情だった。
「陛下ではなく、イアンと呼べ」
「え…ですが…」
 戸惑い、視線をオドオドと動かすクロウに。たたみ掛ける。
「許す」
 これ以上固辞したら不敬になると思ったか。
 クロウは。恐る恐る。小さな声で口にした。
「…イアン様」
「なんだ? クロウ」
 我も名を呼ぶと。ビビビッとクロウは震え。白い顔をほの赤く染めていく。
「いえ、特に。御用事はないのですが」
「ないのか?」
 つまらぬ、と思ったところで。クロウが首を小刻みに横に振った。
「いえ、あ、あります。あの、あの…ミハエルの剣をもう一度見たいです」
 しどろもどろしたあと、後半は、驚くような早口で、告げた。
 なんだか挙動不審だな。

「いえ、いえ、陛下の…イアン様の、お気が向いたときで、構わないのです。わ、忘れてもいいので…」
「そうか。では気が向いたら。いつか、見せてやれるかもな」
 フッと鼻で笑い。我は踵を返した。
 今日も死神は、我の命を奪おうとはしなかったな。
 首周りを測るとき、メジャーを巻きつけたが。それを、クロウが引っ張ったら、絞め殺せたかもしれぬ。
 ま、首も鍛えているので無理だろうが。
 しかし、事を起こそうとしなかった。

 廊下に出ると、セドリックが澄ました顔ながら、空気がまたニヨニヨしていた。
 我は、空気を読むのは得意だぞ。
「陛下とクロウは年が近いので、お友達になるのは良い御経験になるかもしれませんね? 学園の体験入学、みたいじゃないですか?」
 廊下を進みながら、背後でセドリックが言うが。
 友達という言葉に違和感があった。

「死神と友達になるほど酔狂ではない」
 そんな言葉で突っぱねたが。
 我は。クロウと友達になりたいわけではなかった。
 なら、なにかと言われたら、わからないのだが。
 もしも学園で出会っていたとしても、友達になる場面は想像できない。
 彼の存在を認めつつも、接触はせずに、遠くから見やっているような…。

「陛下、俺もイアン様と呼んでもよろしいか?」
「許さぬ」
 断固拒否すると。セドリックは背後でクスクス笑った。不敬なやつだ。

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